photo
20.01.09
ツイッター
LINEでシェアするボタン

「丸森町さぁ〜、ござぁいん!」台風被害からの復興を目指す、宮城県丸森町をたずねて

台風19号で大きな被害にあった宮城県丸森町。
まだ台風の爪痕が大きく残っている場所もありますが、町の観光施設はおおむね営業を再開しています! 今回はそんな丸森町を訪れました。
まずは山に囲まれた阿武隈川を、舟でゆったりと下る「阿武隈ライン舟下り」からスタートです!

null
null

null
舟の中にはなんとこたつが!冬のライン下りでもとってもあったかいんです!

null
そして、温かいお鍋もあるんです!
船頭 瀧野さんにその魅力と台風19号の被害について伺いました。

null
「10月12日。通常水位だと海抜14mですが、今回は24mまで上がりました。舟自体の被害はなかったのですが、町では亡くなられた方もいますし、未だに避難所生活していらっしゃいます。そんななかで運転を再開してもいいのか心配したところもあったんですが、少しでも前にすすもうと、そして、この舟から「元気だ」ということを見ていただきたくて運行を再開しました。12月からは「こたつ舟」で温かい鍋を食べながらのライン下りです。これから寒くなって雪もどんどん降ってくると、阿武隈川ならではの風景、雪景色も楽しめます。」

null
さあ、おこたに足を入れて、お鍋をつつきながらの舟下り、スタートです!

null
見えてきたのは阿武隈急行線の鉄橋です。

null
すごく穏やかな川で、川幅も広くて水もきれい、そんな川を見ながらお鍋も食べて船頭さんの説明も聞きながら贅沢な時間ですね。

null
阿武隈ライン舟下りの見どころのひとつ「弘法の噴水」も復旧していました!

null
null
左右を見てみると木にゴミが引っかかっていたり土砂崩れがあったり電柱が倒れていたり、台風の被害の大きさがわかります。

null
この阿武隈ライン舟下り、なんと1964年 第一回目の東京オリンピック開催の年からスタートしていて、それから55年間運航を継続しています。冬場になるとサケが遡上してきて、タイミングがよければ産卵する姿が舟から見られることも!


null
たっぷり1時間ライン下りを楽しんだあとは、年間2万人ほどの来客がある丸森町の観光スポット『蔵の郷土館 齋理屋敷』へ向かいました。

null
七代にわたって繁栄した豪商である齋藤家の屋敷を改装した博物館で、広い敷地内には居宅1棟と蔵6棟、石造りの浴室となどが立ち並んでいます。
null
目の前に火鉢がある大きな和室で館長の佐藤さんにお話を伺いました。
「ここは江戸末期から昭和まで7代にわたって栄えた豪商、齋藤理助氏の屋敷でした。全体で2000坪、入り口から奥まで120mあります。昭和60年に最後の旦那さんが町に寄贈したいと7つの土蔵と貴重品を町に寄付されました。」
null
今はお正月の道具を飾っていますが、一番人気なのは2月からのお雛祭り。江戸時代中期のお雛様を150点くらい飾ります。東日本大震災で、家をなくしたけどお雛様だけ残ったという方からたくさん雛人形を寄贈いただき、それらを街中やこの蔵に全部飾ります。


null
null
次に訪れたのは齋理屋敷のお隣、こちらも古民家をリノベした、おしゃれ〜なお店。ジェラートとタピオカミルクティのお店です。
null
お話を伺ったのは、?GM7の飲食と観光を担当している、濱野友也さん。GM7は東日本大震災きっかけに、宮城・東北の地域活性を目指して2018年に立ち上がった会社です。
「こちらは丸森の牛乳を使ったジェラートとタピオカのお店になります。地元のずんだ、えごま、桑の葉、はちみつを使ったジェラート。タピオカミルクティも丸森産の牛乳をつかっています。あとお米も丸森産の米粉を混ぜて、全て手ごねでパールを作っているのですごいこだわりのあるタピオカミルクティになってます。
null
null
台風で被害もあったんですけど、もう元気にお店を運営して、一刻も早く賑わいを取り戻したいなという気持ちでがんばっています。私たちの会社GM7は、ローカルから世界に発信していこうというテーマで、地域の素材を活かしたお店づくりをしています。」

たっぷり遊んで、日が暮れてきたので、向かいにある「八雄館」にお土産を買いに行きました。
null
null
すっごく美味しいあんぽ柿!

null
へそ大根はおすすめだそうですよ!


今回のお土産プレゼントは、丸森町で作られた高級コシヒカリを原料に用いたクラフトビール3本セット、3名の方にプレゼントします!

ご希望の方は、メッセージフォームからご応募ください。番組の感想やメッセージもお待ちしています!

プレゼントの応募 感想・応援はコチラから
オンエアレポート一覧へ戻る
Top