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20.07.09
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日本の渚100選の浜辺 広島県・倉橋島をたずねて


記録的な大雨で広い範囲で豪雨による災害が発生しています。熊本県をはじめ各地で被災した皆様には心よりお見舞い申し上げます。

「Hand in Hand」、今週は西日本豪雨から2年。今は元気な姿を取り戻した広島県呉市、倉橋島の様子をお届けします。この島には「日本の渚100選」にも選ばれている風光明媚な浜辺、「桂浜」があり毎年この時期は観光客でにぎわっています。桂浜で出会ったウェットスーツ姿のお二人にお話を伺いました。


「小魚がいっぱい泳いでいて、魚のアーチがぶわ〜って凄いですよ。瀬戸内は小魚がすごいんです。水の中は本当に虹みたいになってます!それを見るのが楽しくて入るんです!サップを漕いで向こうの島のほうへ行って潜ると、また水の中の水質が違ってて面白いから、時間があったらいつもあっちの方まで行くんですよ。」

聞けば二人は広島市内在住で、土曜日は毎週この倉橋島に来ては、潜ったり山に登ったり、温泉に入ったりしているんだそう!

いきなり倉橋島のポテンシャルを見せつけられた高橋万里恵さん、見ているだけじゃ皆さんにこの海の良さを伝えられない!とSUPで海に漕ぎ出しました。



サップボードは、浜辺のカフェ「seaside cafe ALPHA」でレンタルできます。漕ぎ方なども簡単にレクチャーしてくれるので、初めての方でも手軽に楽しめます!


倉橋島にある美しいビーチ、桂浜のすぐ横に建つのは1972年創業の宿 「シーサイド桂ヶ浜荘」。その1階に2016年にオープンしたのが、天本雅也さん、奈津子さんが営む、「seaside cafe ALPHA」 です。


カフェの中は海や旅をテーマにした本がたくさん本並べられていて、ゆったりと時間を過ごすことができます。2年前の豪雨について天本雅也さん、奈津子さんに伺いました。

(雅也さん)
「あの時僕は広島の方へ出て行たんですが、広島から呉に行くまでの道が全部土砂で通れなくなっていましたので、呉まではフェリーで来ました。呉市内から倉橋までもいろんなところで土砂崩れがあったので、計3日ぐらいかけてやっと戻ってこれたという感じですね。」

(奈津子さん)
「私は自宅にいて、豪雨の朝親戚から電話があって、近くの土砂が崩れて着の身着のまま出てるから服を持ってきてと言われて外に出てみたら、本当にすごい崩れていて…。あと自宅からこのお店までも何箇所か崩れて通れなくなっていたので、親戚のおじさんに船を出してもらって、自宅近くの漁港からここまで船で来たんです。」

(雅也さん)
「すぐそこに火山という山があるんですけど、そこに車で今までは行けてたんですけど、そこまでの道がまだ復旧していません。今年の秋くらいに通れるように、今一生懸命工事をしているところなんです。火山からの景色は本当にきれいですよ。」

(奈津子さん)
「すぐそこが登山口なんですけど、私の足で40分くらいで登れるので、本当に良いコースです。でも『車で登れたら行きたいんだけど、行けませんか?』って、この2年間何回も聞かれるんです。車で登れれば駐車場から10〜15分くらい階段登れば見れるので、本当に良い観光スポットです。あそこが再開したらまた何か変わるかなと私も思いますね。」



海沿いに建つカフェと宿。1泊そして2泊と、長い時間過ごしてみるとその土地本来の魅力がみえてくるようです。

(奈津子さん)
「まだ日が長いので、息子と昨日も6時くらいから魚釣りしたり、主人は息子と山に登ってサップしてみたいなのとか、山と海と全部でここで遊べるので本当にいい場所だなと思います。」

(雅也さん)
「僕は旅館のお部屋の窓から夕焼けを見ながらのんびりしてもらうのが一番いいかなと思います。何もしない。あとは朝サップして、お昼火山に登って、戻ってきて温泉入って、でお部屋でゆっくりしてご飯を食べるというのが、おそらく一番良いコースかもしれないですね。」

〜お料理もすごいと聞いたんですけれども〜

(奈津子さん)
「冬は牡蠣のフルコースがあって、牡蠣の天ぷらからお鍋から牡蠣のたたきとか、本当にいろんな形でお出しして、もうしばらく牡蠣はいいぞというくらいを出します(笑)うちの親戚から直送で来るので新鮮なんですよ。」

(雅也さん)
「僕が一番好きなのは牡蠣の殻付きの酒蒸しですね。もう一番美味しいです(笑)」

(奈津子さん)
「カフェのほうでも、毎年11月くらいから3月までカキフライのランチをやっているんですけれど、毎年そのシーズンに何度も来られる方がほんとに多くて(笑)」



カフェから見える浜辺、桂浜は「日本の渚百選」に選ばれています

(雅也さん)
「真っ白の砂浜と松林。これが自然の浜なので、今なかなかこういう自然の浜って今すごく少なくなってきているんです。」

(奈津子さん)
「やっぱり海の透明度ですよね。もうどこから見ても海底が見えるんじゃないかというくらい透けてます。」

(雅也さん)
「広島市内からもすごく近い場所で、山もあって、綺麗な海もあって、すごくいいゆっくりできる場所だと思いますので、観光が許されるような感じになってくれば、是非お待ちしております。」


今日は『日本の渚100選の浜辺 広島県・倉橋島をたずねて』と題して西日本豪雨で土砂災害のあった広島県呉市、倉橋島の今をお伝えしました。

seaside cafe ALPHA
https://seasidecafe-alpha.com/

来週は宮城県気仙沼市、昨年 橋でつながった気仙沼「大島」をたずねます。

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