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21.08.12
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宮城県石巻市 ペットと泊まれる絶景の宿『追波湾テラス』


7月末、宮城県石巻市の北上町に、リアス式海岸と北上川の河口に広がる追浜湾(おっぱわん)を見下ろすことができる絶景の宿、「追波湾テラス〜考える葦〜」がオープンしました。しかもペットと泊まれて、「東北の復興」という意味でもアイデアにあふれた宿なんです。

今回のHand in Handは、宮城県石巻市に新たに生まれたペットと泊まれる宿「追波湾テラス〜考える葦〜」についてお伝えしていきます。


この宿を企画、運営されている鷹野秀征さんにご案内いただきました。

「名前は『追波湾テラス〜考える葦(よし)〜』。「人間は考える葦(あし)である」という言葉、フランスの思想家・パスカルの一説ですけど、人間は弱いものだが考える力がある。自然の中で生きていくにはとても弱い存在だと自覚しながら自然と共生していくことが大事。ということを言われていますが、それがサブタイトルについています。ここは葦原といって、北上川の河口は琵琶湖と並ぶくらい大きな天然のヨシが生える群生地帯です。これはかやぶき屋根の材料になっていて、ここも茅葺屋根を保全・修復する会社、熊谷産業が工学院大学と一緒に作っているんです。
https://slateyane.com/housing/housing.html
ここは白浜復興住宅と当時言われていた建物で、通常プレハブの仮設住宅を作ったら大体400万円かかって壊すのに200万円、合計600万円かかるんです。このプロジェクトは、その600万円で最初から住宅が建てられないかという結構大胆なプロジェクトで、さらに建てた建物が地域の景観になって50年、100年、ずっとその先も残る美しい村になるようにというコンセプトで作られています。ここは民間だけで寄付を集めて、寄付だけで約2億円近くを工学院大学が集めて地元の会社に委託をして建設をしました。」

―――その復興住宅を、宿に移行しようと思ったのはどうしてですか?

「漁師さんたちがだんだん自主再建で浜の近くに住めるようになると、転居する方が増えまして、最終的には去年の12月に最後の方がこの復興住宅から出て、全棟空き家になったんですね。じゃあこれを住宅としてまた他の方に貸すのか、地域活性に活用する道は無いのかと議論した結果、ペットと一緒に泊まれる宿にシフトしよう、となったわけですね。」

―――ただ泊まれる場所にしよう、ではなく、ペットと一緒にというのは、どうして?

「私も地域活性化にいろいろ携わっている中で、無いものを作らなければダメだと感じていたんです。少子化で子どもが減っていますがペットは増えていますよね。ペット市場も伸びている。ここは1棟ごとに貸せるんですね。それで外にワンちゃんのための温水シャワーをつけたり、お庭に放せるようにドッグランのフェンスをつけたりという設備を入れることにして。また海が見えるところで犬を放せるのはなかなかないですよね。」

追波湾テラスは、海抜50メートルの高台にあり、雄大な追波湾を見渡せます

平家1階建ての棟。庭にはフェンスが付き犬を放せるようになっています。

目の前には追波湾。テラスではBBQも楽しめちゃいます!

1階建ての室内

夜は食材を持ち込み、キッチンで調理することができます

2階建ての棟 海に向かって窓があり開放的!

憧れのハンモックも!



夜になると満点の星空

朝日が昇る風景も絶景!

朝食はミシュラン獲得経験のある宮城出身料理人が監修するお料理を!
追波湾テラスのある北上町は「十三浜わかめ」や「べっこうしじみ」の名産地。地元食材を活用した朝食を提供!

オプションでBBQセットのご用意もあります

各棟にはペット用の温水シャワーも

フロント棟のドアには、北上川の葦があしらわれています


この宿を企画、運営されている鷹野秀征さんは震災直後からボランティアで石巻に関わり、現在は千葉県と石巻の二拠点生活で、石巻の地域活性に尽力されています。この「追波湾テラス」には、鷹野さんの“地域の魅力を伝えたい”という想いが随所に込められています。

「この黒い屋根は石の屋根で、これはこの地域の伝統の石の屋根で、雄勝石と同じ材料なんです。雄勝石ですね。震災の時に雄勝もやられちゃいましたので、雄勝石のスレートも材料がなくなっていますので、これは別の場所からのものを入れています。そのほか、壁紙や障子には葦を使ったり。ここは、人口は減っても賑わいというか活気がある場にしたいですね。私の理想としてはやっぱり地元の方がこれを誇りに思って、自分たちのものだと言っていただくことですね。ぼくらは10年経ってもやっぱりよそ者、10年たっても20年たっても30年たってもまだ新参者ですから。3世代になってやっと前からいる人みたいな。そのくらい歴史のあるエリアなので。浜の漁師さん達も誇りを持っていますからね。そういうところに新しいのが入って、うまく融合していくと活気が出てくると思いますよね。ペットなんかは共通の趣味なので、そういう意味では良いんじゃないかなと思いますよね。」


宮城県石巻市のペットと泊まれる絶景の宿『追波湾テラス〜考える葦〜』。この場所は、南三陸のさんさん商店街、女川町、雄勝町、震災遺構として保存されている「旧大川小学校」にも車で15分から30分ほどで行ける立地条件です。震災と津波について知りたい方、復興の歩みを知りたい方にもアクセスの良い場所です。

詳しくは、「追波湾テラス」の公式サイトをご覧ください。

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