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21.09.23
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福島フロンティアーズ〜ワッフルとクラフトビールで地域を盛り上げる! 大島草太さん


全国各地の災害被災地の「今」と、その土地に暮らす人たちの取り組みや、地域の魅力をお伝えしていくプログラム、「Hand in Hand」。今回のテーマは、

「福島フロンティアーズ〜ワッフルとクラフトビールで地域を盛り上げる! 大島草太さん」


川内村のそば粉を使ったワッフルと田村市のホップを使ったクラフトビールで福島の魅力を発信!
【大島草太さんのダイジェスト動画はこちら】
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今週は、震災を経てUターン・Iターンで福島県に拠点を移した「移住者」たちの、夢の実現へ向けた取り組み、新たなチャレンジにスポットを当てるシリーズ企画、「福島フロンティアーズ」。

スポットを当てるのは大島草太さん25歳。大学時代、とあるきっかけで福島県の魅力に触れ、福島県田村市に移住。田村市と、お隣りの川内村を拠点にチャレンジを続けています。

大島草太さんは現在、田村市に家を借りて暮らしながら、2つの仕事に取り組んでいます。まずは草太さんの職場のひとつ、クラフトビールのブルワリーがある田村市都路で、移住のきっかけを伺いました。

◆◆

―――今私たちがいるのは森の中。すごく良い所ですね?

標高630メートル、展望台があってスカイツリーと同じ高さの場所で、昔からこの辺は別荘地だったので、夏の時期にこっちに来る、そういう人がたくさんいたくらい、過ごしやすい場所ですね。

―――昔から知っていた場所では無いですよね?出身は??

この場所はここ数年で初めて知ったくらいです。出身は栃木県宇都宮市。最初福島に来たきっかけは大学進学で、そこから大学の授業がきっかけで、川内村や田村市に関わるようになりました。大学1年の時の「村の大学」という授業なんですけど、実際に大学生が被災地に1年間入って、地元の方々と交流して、課題を見つけて、自分たちの力でそれを解決できないか、くらいまでのことを考えて実践する授業です。

―――そうやって一緒に学んだ子もたくさんいると思うんですが、その中でも、移住までされた。

そうですね。移住して今年で2年目ですね。本当にいろんな要素がありましたけど、いちばんはここら辺の地域で暮らしている、生きている大人たち、生き方も、信念を持って何かを成し遂げていく方々がかっこよくて、自分もそういう生き方がしたい、ただ普通に大学を出て、大きいところに就職するより、むしろ自分の力で新しいものを生み出して、それが人に喜んでもらえて、それが仕事になったら自分にとって幸せだなと思って、それでこの地域に行きました。

―――かっこいい大人がたくさんいたんですね)。

カリスマ的な人ももちろんいますし、ぜんぜんうまくいってなくても信念を持って何かを伝えていく、産業を復活させたいとか、1人でもやっていくんだ、どんな状況でもやっていくんだという、かっこいい大人がたくさんいたので、そういう方々に感銘を受けました。

―――今は起業されている?

大学3年の時に起業して、それを卒業後もそのまま続けてやっているのと、あとは複業としてビールの醸造も去年からやっています。



“大学在学中に起業した!”というお話がありましたが、それが「Kokage Kitchen」です。川内村は美味しい蕎麦の産地ですが、知名度が低い、販売地域も狭いということを知った草太さんが、「そば粉のワッフル」を自ら商品開発。クラウドファンディングでキッチンカーを購入し、県内外のイベントなどをまわりながら販売し、蕎麦だけでなく川内村のPRもしちゃう!という地域おこしの事業です。

出店したイベントの一つでたまたまこのそば粉ワッフルを食べた万里恵さんによると、サクサクふんわり、押さえた甘さと、口に広がる蕎麦の香りが印象的な、ほかにない美味しいワッフルだったそうです。


今はさらに、地元の人達やプロのシェフなどの意見を取り入れて、ワッフルのクオリティも進化しているそうなので、チャンスがあればぜひ味わってみてください。出店予定などはオフィシャルFacebookページに載っています。

Kokage Kitchen(Facebookページ)


そして現在。草太さんは「Kokage Kitchen」を続けながら、「ホップジャパン」という田村市にあるクラフトビールのブルワリーで、「醸造士」としてもお仕事をされています。

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ここはビールを作っているブルワリーです。工場があって、いろんなグッズも販売していてビールも販売しています。テラス席もあって、週末はここで樽から生ビールを出したりしています。全部で7種類出していて、生で飲めるのがそのうちの3種類。日替わりで販売しています。ここの隣にキャンプ場も併設していまして、そこも今年からこのビール会社の管理でやっているんですけど、そのキャンプ場に来たお客さんとか、普通に来たお客さんがここでビールを買ったり、樽の生ビールもここで買える。それをキャンプ場に持っていって樽生ビールを楽しめるサービスもやっています。

―――ビール好きにはたまらないですね。ビールづくりはいつから?

去年からです。経験ゼロからなんですけれども、一緒にビール作りをやらせてもらっていまして。いちばん最初はここの社長との出会いで、やっぱり人柄だったり目指しているビジョンだったり。SDGsに近いところで、ビールを作る過程で出る麦のカスも、地元の牧場をやっている方とか農園やっている方に渡して、そこで鶏が食べて育って、その卵をここのレストランで扱ったりとか、そういう地域循環も生み出せるので、ビールを通してモノもそうだし、心の循環を生み出していくというのを目指している方なので、そういったビジョンだったり、ビールも一般的なビールしか知らなかったので、クラフトビールを初めて飲んだときにこういうものがあるんだと、クラフトビール自体にもはまってしまって、自分も作り手側に回りたいとなって、醸造長と2人でやらせてもらっています。

―――この土地特有のクラフトビールみたいなのはありますか?

いちばんの特徴が、ホップから自分たちの会社でやっていまして、すぐ近くでとれたホップをふんだんに使ってやっています。日本のクラフトビール、普通のビールも含めて、ほとんどがホップは海外から入れて、それも一旦ホップを粉砕して固めて、ペレットというものに固めたものを使うんですけど、ここは生の状態でそのまま使ったりしているので、だからこそ出せるフレッシュさ、ホップならではの香り、ホップの種類も100種類以上あるんですけど、ホップを種類ごとの違いも楽しめるような特徴がありますし、後はもちろん地域のフルーツとか、この前は県内のゆずを使ったり、今度できるのはカシスを使ったサワービールを出したり、地域産品をふんだんに使ったビールを作っています。

―――この場所はビールを作るのにすごく適している?

そうですね。阿武隈の天然水を地下から引いていて、それ自体も製品になっているくらいのすごくおいしい水で、あとは気候もそうですし、良い場所ですね。







この日は「Abukuma GREEN」の「センテニアル」を頂きましたが、軽い口当たりとさわやかな香りで実にのみやすいビール。ビールの苦みが苦手な万里恵さんもスイスイいっていました。

ちなみに田村市は日本酒も有名。そして隣の川内村ではワインの醸造も始まっていて、今後はタクシー会社と連携して、川内村・田村市の「お酒を楽しむツアー」などの企画もやりたいと考えているということでした。

田村市に移住し、今はやりたいことが次から次に浮かんで、毎日が充実しているという草太さん。移住して良かったこととは何なのでしょうか。

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良かった事は、好きなことを仕事にできているというのが一番です。毎日楽しいですし、“楽しい”というのも、ただ自分が楽しいのではなく、人のため、地域のためになっている実感が湧くのが、すごくやりがいにもなりますし、本当に自由にやらして頂ける、こんな若手、大学卒業してちょっとの人なのに、イベントの企画をやったり、新しいことを始めるのも、ある意味中心にならせてもらえるくらい経験をさせてもらえるのが一番で。あとはこの地域の方々に本当に可愛がって頂いているというか、孫ができたくらいの(笑)。家に呼んで頂いてご飯を食べて飲んで話をして、川内村も都路も外から来た人に対して寛容といいますか、「よく来たねー」と、一緒に何かしようという方々が多いので、住みやすいですね。

―――周りの方と関係を築く、認めてもらうのって大変な部分もありましたか?

ありましたね。被災地と言われている地域だけあって、たくさん人が入ってきて、その分たくさん人が出ていって、一時期は来て仲良くなるけど、いなくなっちゃうという経験をしている住民さんがたくさんいて、「どうせ出て行っちゃうんでしょう」というのがあったんですけど、こっちで家を借りて住んでやっていると、地元の方に言われたのは、「ちゃんとこっちに残るんだね、だから応援するよ」と言う人もいたので、やっぱり来て一緒にこの地域に住んで変わってきた部分もありました。

―――この後、描いているビジョンは?

少しずつやっていることとして、“もっと外に地域の魅力を知ってもらう”、“ここの地域に関わるきっかけを作る”、“この地域でもっと面白いものを作っていく”というサイクルをもっと大きくしていく。そのひとつが、ずっと前から言っているんですけど、一度はキッチンカーで全国を回りながら、旅をしながら、ワッフルであったりビールであったり、地域の産品と人の気持ち、想いを乗せて走って、いろんな人に自分から会いに行くというのを、直近といいますか、この2、3年でやりたいと思っています。


草太さんの夢、“「Kokage Kitchen」のキッチンカーで全国を巡りながら、川内村や都路の魅力を伝えたい”。皆さんの町に大島草太さんが来た時には、ぜひそのそば粉ワッフルとクラフトビールを味わってみてください。

そしてビールが好きな方はぜひ「ホップジャパン」のクラフトビールを味わってみてください。種類ごとに特徴のちがう個性豊かなクラフトビールが揃っています。都路の「ホップガーデンブルワリー」へ行くもよし、県内各地で販売も始まっていますし、オンラインでも購入できます。

ホップジャパン


【プレゼントのお知らせ】
ご紹介した「ホップジャパン」のクラフトビール7種類(8本)と、福島県の美味しい産品が一堂に揃ったECサイト、「ふくしまプライド便」でチョイスした、「ハム工房都路」の「福島県手作りハム」をセットにして、3名様にプレゼントします。


ご希望の方は、まず動画をご覧になってキーワードをチェックしてください。動画の中で大島草太さんに、移住者の一人として“いちばん大切にしていることは?”という質問をしていますが、その答えが、プレゼントのキーワードです。このキーワードを書いて、番組ホームページのメールフォームからご応募ください。


川内村のそば粉を使ったワッフルと田村市のホップを使ったクラフトビールで福島の魅力を発信!
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来週の「Hand in Hand」は、今年8月の豪雨で、一昨年に続いて浸水被害を受けた、佐賀県武雄市からのレポートをお届けします。来週もぜひ聴いてください。

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