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22.02.10
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日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)“冬のふくしま海の幸 販売会”レポート


今回のテーマは、『日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)“冬のふくしま海の幸 販売会”レポート』。

この販売会、東京・日本橋にある福島県の首都圏情報発信拠点、「日本橋ふくしま館 MIDETTE」を会場に、復興庁が支援している福島県産品の風評対策事業の一環として、安全安心で美味しい常磐ものの水産物を多くの方に知って食べて買ってもらおう!という思いのもと、1月と2月、3回にわたって開催。第1回は浪江町の請戸漁港、第2回は相馬市の原釜漁港・磯部漁港をテーマに開催。ラストとなる2月25日(金)からの第3回目は、いわき市の沼の内漁港・小名浜漁港・久之浜漁港をテーマに開催されます。今回はそんな「冬のふくしま海の幸 販売会」の様子をレポート。

【今回のダイジェスト動画はこちら】
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日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)“冬のふくしま海の幸販売会”レポート

高橋)入って、まず前に常磐もののお魚がたくさん並んでいますよ! ホウボウ、ヒラメ、アンコウ、タラ。やっぱり常磐ものの魚って大きいよね。ほっき貝。美味しいものがたくさんありますね。
ちょっとお話を伺いましょう。今日はどういったものを販売しているんですか?

金成)請戸漁港から獲れたモノをすべて持ってきたつもりです。メインは・・・ちょっと無くなってしまいましたが、タラの切り身や、カレイ類・・・ミズガレイ、ヤナギ、ナメタガレイ、朝は子持ちナメタガレイもあったんですが、瞬殺で無くなっちゃったみたいで。

高橋)この売れ行き、想像していました?

金成)いや、してなかった。ありがたいって感じですね。

高橋)改めて、常磐ものの、美味しさって、どういうところが推しですか?

金成)やっぱり太平洋側でも北と南の海流が混ざるところなんで、これが一番ですよね。栄養ある魚が獲れる、一番の漁場じゃないですかね。

高橋)今度の3月で11年になりますけど、こういう人の反応を見ると、本当に福島の海も復興してきているなって実感できそうですよね。

金成)いまだに、福島県だけは、全部データを取って魚の数値を見ていますので、一番安心な魚じゃないかなと思います。

高橋)私も日本一、安心な魚だといつも思います。全力でアピールさせていただきます!





にぎわう販売会会場を歩きながら、途中でお話を伺ったのは、いわき市中央卸売市場 いわき魚類株式会社の金成裕司さん。福島県浪江町の請戸漁港から仕入れた新鮮な魚を販売していましたが、ものによっては“瞬殺で売り切れ”という人気ぶりに、笑顔が浮かんでいました。

実はこのあと、MIDETTEの奥のイートインコーナーで提供されている、この販売会のための「特別ランチ」を頂こうと思ったのですが、ひと足遅く売り切れで味わうことが出来ませんでした。

この販売会では、各回でそれぞれ有名シェフが腕をふるうインスタライブと、特別ランチの提供が目玉の一つで、この日は、中華の巨匠、脇屋友詞シェフが、「干し白魚のXO醤」、「あんこうの麻辣鍋」、「しらす干しの菜飯(ツァイファン)」を30食限定で販売。なんとも美味しそうです。




取材に伺ったのは販売会の初日だったのですが、この日は西銘恒三郎復興大臣も視察に訪れていました。

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西銘)「常磐もの」は築地でも豊洲でも昔からあると聞いています。全国の皆さんに美味しい福島の魚を食べてほしいなと思い、今日は応援に来ました。今日は週末なので、この後、地元の沖縄に帰るんですが、沖縄にはない“しらすの佃煮”を買いました。

高橋)常磐ものの魚の美味しさのイメージは、どんなものがありますか?

西銘)私、出身が沖縄なので、南で育っているとヒラメがあんなに大きいイメージがなくて、ヒラメよりもカレイが大きいイメージだったんですが、逆だったんですね。ヒラメも美味しい、カレイも美味しい、福島の美味しいものをぜひ、食べてください。

高橋)今度の3月11日で11年目になって、福島の常磐ものの美味しさをもっともっと伝えていくことが重要かと思いますが、どんなことを取り組んでいきたいと思いますか?

西銘)とにかく、科学的に正しい情報発信を県や市町村がいろんな発想をもってやると思います。それを徹底的に復興庁としては後押ししながら、応援しながら。とにかく美味しい東北、福島のものを「食べようぜ!」としょっちゅう言っています。ぜひみんなで正しい情報で、風評払拭していきましょう!

(中央、西銘恒三郎復興大臣と、向かって左は新妻秀規復興副大臣)

日本橋ふくしま館 MIDETTEでの「冬のふくしま海の幸 販売会」。1月14日からの第1回目、2月4日からの第2回目を終え、残すは、2月25日(金)から第3回目の開催となります。あらためてこれまでの反響や福島の水産物の魅力などを、「日本橋ふくしま館 MIDETTE」の小山勉館長に伺いました。

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小山)冬はやはり水産物はちょうど脂ものって美味しい時期ですので、美味しい水産物を味わって頂いたり、実際にモノを買って頂いて家で調理して頂くような方も多かったと聞いております。

高橋)(常磐ものフェア)第3回目の内容も教えて頂けますか?

小山)3回目は“いわき市”にスポットを当てまして商品を調整しております。イベントとしては、洋食の巨匠といわれる大宮シェフにお越し頂きまして、ヒラメを使ったスペシャルな料理をインスタライブで配信するというイベントを準備しております。そして作ったものをその場で販売することも考えておりますので是非、第3回も足を運んで頂きたいなと思います。私もいわき市に6年ほど住んでいたことがありますので、いわき市には馴染みもありますし、本当にお魚が美味しいですね。

高橋)ぜひ味わって頂きたいですが、次の3月で震災から11年。このMIDETTEは、首都圏の方が福島を知るきっかけになる場所で、風評と真摯に向き合っている場所でもあるのかな、とも思います。館長の風評払拭への思いとは、どのようなものですか?

小山)ありがたいことに、こちらにいますと福島のものを怖がるお客様というよりは、“応援したい”とか“美味しいから買いに来た”というようなお客様が多いのですが、一方で風評被害というものは、非常に根深い問題だと思いますし、我々は、首都圏での情報発信拠点という役割がございますので、風評払拭に向けては引き続き、努力していかねばならないのかなと思います。この場所が“福島のものは安全、安心なんだ、美味しいんだ”ということを実感いただける施設でありたいと思います。

高橋)MIDETTEは食通の間や、お酒好きな方の中でもすごく有名な場所かと思うのですが、取り扱っている福島の商品の中で、“これがおすすめです”というの、何かありますか?

小山)本当に全部おすすめなんですが、私、郡山の出身で、小さい時から親しんでいたものが、“阿武隈の「紅葉漬」”ってご存じですか? 鮭を麹に漬けたものなんですが、これが私、子どもの頃にはご馳走で、ごはんに合わせても美味しいですし、お酒のつまみにしても美味しいので、個人的にはそういう商品もおすすめしたいなと思います。

高橋)結構、福島のものを知っていると自負していたんですが、初めて聞きました。
買って帰ります!


「すごい、みんな立派な大きさのものばかりで、鮮度が良いのがすごくわかります。今日はカレイを買いました。これだけ身が厚いと、きっと美味しいと思います。」

「三越の帰りによく寄るんです。秋は桃を頂いたり。今日は大漁旗が見えたんで、何かやっていると思って来ました。季節によって果物も色々あるし、お魚も美味しいし、風評は全然気にしていません。」

「すっごく美味しそうですね。ナメタガレイの子持ちを買わせて頂きました。今日は本当はこのお酒『奈良萬』の『おりがらみ』を買いに来たんですが、ラッキーでした!」

◆◆

この販売会を事前にチェックして来られた方もいれば、たまたま通りかかって立ち寄られた方もいましたが、皆さん新鮮で型の良い常磐ものの水産物に、目を輝かせて購入されていました。ちなみに万里恵さんもアンコウの切り身(たっぷり入って1000円ポッキリ)を購入。その夜アンコウ鍋で頂いたそうですが、プリプリのプルンプルンで、もう飲むように食べた!とのことでした。

第3回目となる2月25日(金)からの販売会は“いわき市の海の幸”がテーマ。小名浜漁港や久之浜漁港、沼の内漁港の新鮮な“常磐もの”が勢ぞろい。そして洋食の巨匠・大宮勝雄シェフによるインスタライブと30食限定の特別ランチの提供もあります。ぜひ足を運んでください。

日本橋ふくしま館 MIDETTE


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日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)“冬のふくしま海の幸販売会”レポート

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