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22.11.26
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世界に誇る気仙沼クラフトビール! 『BLACK TIDE BREWING』


宮城県気仙沼の内湾地区、ここは世界中から漁船が集まる港町で、その新鮮な海の幸を求めて多くの観光客が集まっています。そんな港町に、バツグンに美味しいクラフトビールが飲める場所がオープンしたということでやってきました!

2020年に誕生したクラフトビールのブリュワリー『BLACK TIDE BREWING』。
美味しいだけじゃなく、気仙沼をモチーフにデザインされた個性的なラベル、そのビジュアルも注目です。


港から、歩いて1分ほどで到着するのが、この『BLACK TIDE BREWING』。
醸造所に併設したタップルームでは、作り立ての樽生のクラフトビールを飲むことができます。
BLACK TIDE BREWINGの店内を一歩超えると鮮魚店に。そこでお刺身などつまみを購入して、ビールと一緒にいただくなんてことも可能です!

醸造所を覗くと、カラダが大きくて長〜い髭を蓄えているブリュワーさんが二人。一人が、日本文化と気仙沼の地に惚れ込みアメリカからやってきた、ジェームス・ワトニー(James Watney)さん。

そしてもう一人がクラフトビールとラグビーをこよなく愛する、丹治和也さんです。


―――丹治さんにお会いする前にアンカーコーヒーのやっちさんに会って、丹治さん情報ないか聞いたら、「髭」「逆さにしても同じ顔」とか言ってましたけど。髭の長さ私の髪の毛ぐらい? 結んでも10cmぐらいあるじゃないですか、これはずっと伸ばしているのですか?

「気仙沼に来て一回も剃ってないですね。験担ぎじゃないですけど。あとヘッドブリュワーのジェームスも髭生やしてて、二人で生やしてた方が皆さん覚えやすいかなと。」

―――そもそもこの醸造所を立ち上げた丹治さんもジェームスさんも気仙沼出身ではない

「ほとんど移住者ですね。震災で僕はボランティアで入ってて。設備を輸入してくれた方とジャームスが繋がりがあって、ジェームスはもともとアメリカにいるときから、日本のローカルでクラフトビール作りたいって夢をずっと持っていたみたいで。日本の文化も好きだし、奥さんはアメリカ人だけど大学の時に交換留学で横浜に来ていて、二人とも日本が好き。それで2018年に一度気仙沼に来たら、もう惚れ込んじゃって気仙沼に。よし移住しよう!って決めたと言っていました。」

―――アメリカにいらした方が気仙沼に来てブリュワーとしてやっていくってすごい決意ですね

「日本人が移住するのでも気合いや準備が必要ですけど、それ以上に、本当に人生かけて気仙沼でビールの事業をやろうと意気込んで来たんだなというのは感じます。」

―――ジェームスさんは気仙沼のどこにホレたんですか?

「いろんな人にウェルカムで受け入れられて、日本にこんなところがあるのか!って感動していましたね。あとはお魚とか食べ物がおいしくて、ここは良いな、気に入ってる、って言っていました。」

日本の文化に興味を持ち、人柄・食に惚れ込んで気仙沼でローカルビールを造りたいと、アメリカ・ポートランドから移住してきたジェームスさん。一方丹治さんも、気仙沼の人たちの「生き様」に惹かれてやってきたといいます。

―――丹治さんご自身は、出身は?

「モンゴルです。ウソです(笑)。たぶんこれで、あ、そういう顔の人なんだってわかったと思います。モンゴルではなく、新潟です。大学院卒業する直前に震災があって、ぼくラグビー部だったんでけど、一緒にプレーしていた仲間が釜石で実家が被災しちゃって、それでボランティアで釜石に行って。釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼と三陸まわって、その土地の人と話したり一緒にご飯食べたりする中で、気仙沼は前に進む力をひしひしと感じました。復興屋台横丁が海のすぐ近くでやっていたり、他のところだと海から離れようというのがあった中で、気仙沼は海と生きるというかすぐそばで商売したりして、気仙沼はすごいなと感じたのは覚えていますね。僕らが今いる醸造所も津波で被災したエリアですけど、そこに施設を建てて人が集まる場所を作るというのはすごいなと。」

―――そういう姿を見て、ここで仕事したいなと思われたのですか?

「ぼく本当は自動車の設計してて、ビールが作りたくて脱サラして、香川県の丸亀市でブリュワリー作るのお手伝いして、その後地元一回帰って新しいブリュワリーで雇われ工場長やって、その時に気仙沼のBTBのプロジェクトを見つけて。やっぱりビール作るのも好きなんですけどそれプラス、ボランティアした東北のエリアが気がかりだったのが繋がったというか、東北でブリュワリー作ってそこで働くということに決めましたね。」


―――ちなみに丹治さんおススメのビールは?

「KESENNUMA PRIDEというIPAが苦みもしっかりあってホップの香りも付いていて、美味しいですね。僕らのミッションは「BREWED WITH PRIDE IN KESENNUMA」=気仙沼でビールをつくれることを誇りに思って、気仙沼の人たちが、気仙沼にこういうビールがあることを誇ってもらえるようなビールを作る というミッションがあって、そのモットーを名前にした「KESENNUMA PRIDE」。ちょっと特別な思いがありますね。気仙沼ホルモンが合いますね。お刺身にも。」


樽生のクラフトビール「飲み比べセット」をいただきました!
「KESENNUMA PRIDE」、香りも華やかで味も深みがあって美味しいです!
「BIRTHDAY」はパッションフルーツの香り これも美味しい! ご馳走様でした!

世界に誇る気仙沼クラフトビール! 『BLACK TIDE BREWING』。
気仙沼の「復旧・復興の一助になれば」という想いはもちろんですが、何より“気仙沼の魅力”に取りつかれて集まってきたBLACK TIDE BREWINGのメンバー。
「Brewed with pride in Kesennuma」。“気仙沼でつくれることに誇りを持ち、気仙沼の人が誇れるビールをつくろう”という思いで、バツグンに美味しいクラフトビールを生産しています。

また味だけではなくて、「デザインの力で気仙沼をアピールしたい!」とUターンして帰ってきたBLACK TIDE BREWINGのラベルデザインを担当されているグラフィックデザイナー 志田さんのインタビューをお届けします。

BLACK TIDE BREWING公式サイト

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