STAR STORY
青春とオリオン座
R.N ブルースピカ
冬の夜、部活帰りに自転車を止めて、校舎の裏で空をよく見上げました。吐く息は白く、手はかじかんでいたけれど、オリオン座だけは驚くほどくっきり輝いていました。進路のこと、恋のこと、将来の不安を、星を見ながら仲間とずっと話したものです。結局答えは出ないまま笑い合ったあの時間、あれが青春だったのかな。何も決まっていなかったからこそ、星はあんなにも遠くて、まぶしかった。今でも冬のオリオン座を見ると、あの頃の胸の高鳴りが静かに戻ってきます。
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