STAR RECIPE
5月2日の星空情報
春の南の空に輝くおとめ座の1等星「スピカ」。その白い輝きから右下に目を移すと、4つの星が少しゆがんだ四辺形を作っています。この小さな四辺形が「からす座」で、春の大曲線の終着点になっています。2等星と3等星が形作る小さなからす座は、目立つ存在ではありませんが特徴的な形が意外に目につき、さがしやすい星座なんです。ギリシャ神話では、人の言葉を話す白い鳥だったのが、嘘をついた罰としてまっくろな姿に変えられて夜空に貼り付けられたカラスの姿とされています。日本では、この四角形を舟の帆に見立てて「帆かけ星」という和名で知られています。からす座をじっと見ていると、春の南風を受けて夜空をゆっくりと進んでいく小さな舟に見えてくるかもしれません。