夜9時頃。北東の空高く、ジグザグの星のならび「カシオペヤ座」を見つけることができます。4つの2等星と1つの3等星をむすぶと、まるでアルファベットの「W」の形。北の空高く昇る真夜中には、アルファベットの「Ｍ」のように見えます。とっても見つけやすい星座なんです。
秋から冬にかけては、地平線に沈んでしまう「北斗七星」に代わって、カシオペヤ座が北極星の場所を教えてくれます。カシオペヤ座は、古代エチオピアの王妃・カシオペヤが椅子に座ったまま天に上げられた姿だと言われています。日本では、そのジグザグ形を山に見立てて「山形星」と呼んだり、船の錨に似ていることから「錨星」と呼んだりしていたようです。このカシオペヤ座が空高く昇ると、秋の訪れを感じますね。

AuDee