STAR RECIPE
4月20日の星空情報
夜9時頃、北の空には、大きな「ひしゃく」が高く高く昇っています。「北斗七星」とか「ひしゃくぼし」という名前でおなじみの、おおぐま座の背中から尻尾にある7つの星のならびです。
この「北斗七星」のひしゃくの柄の端から2番目にある2等星「ミザール」に、注目してみましょう。視力がいい人は、このミザールのすぐそばに、少し暗い星を見つけられるでしょう。この星は「アルコル」という名前の4等星。アラビア語で「かすかなもの」という意味なんです。その名のとおり暗くかすかにしか見えないので、よく注意しないとこの星を見つけることができないのです。日本では、アルコルはミザールに寄り添っているように見えることから、「添え星」と呼んだりしているようです。このミザールとアルコルが見分けられるか、視力をためしてみてはいかがでしょうか。肉眼で見分けられなくても、双眼鏡を向けると2つの星がしっかりわかりますよ。