STAR RECIPE
6月22日の星空情報


夜9時頃。大きなひしゃく「北斗七星」が北西の空に見えています。北斗七星が西に傾くと、もう夏だなあって思いますね。北斗七星を使って北極星をさがす方法は、みなさんご存じですよね。北極星を見つけたら、その上、北斗七星の右側に、小さなひしゃくの形の星のならびをさがしてみましょう。この小さなひしゃくが「こぐま座」です。明るい星が少なく目立たない星座なので、その形をたどるのはちょっとむずかしいかもしれません。このひしゃくの柄の端がこぐまの尻尾の先にあたり、そこに輝いている2等星が北極星なんです。
「ポラリス」とも呼ばれるこの北極星は、季節や時刻が変わっても、その位置を変えることなく、いつも真北の方角をしめしている大切な星なんです。日本では北の方角を十二支の「子(ね)」としていることから、北極星は「子ノ星」とも呼ばれています。また、空の決まった場所から動くことがない「不動の星」であることから、古くから信仰の対象にもなっているんですよ。