第5回 森見登美彦さん(小説家)

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「(『熱帯』の次は)もっと出たとこ勝負、即興的に書きたいですね」 (森見登美彦)

2月17日(日)19時から放送のTOKYO FMサンデースペシャル『人生に、文学を。』では、日本文学研究者のロバート キャンベル氏が話題の作家をゲストに迎え、日本文学の奥深い世界を掘り下げてその魅力を再発見し、人生により深みを与えてくれる「文学」の役割について考えていきます。

第6回のゲストは第160回直木三十五賞候補作となっている『熱帯』の作者・森見登美彦さん。『熱帯』について「小説を読み終わって、普通の小説のように”読み終わった”と思わないような小説に敢えてしてしまおうと思いました。そういう本だとわかった上で読者の方に楽しんでもらえるか?それは今でも心配です」と話しました。ロバート キャンベル氏も「確かに途中で何回か”あれ?今まで何だったのかな?と読み返したり…一直線のコースというよりは螺旋階段を登ったり降りたりするような不思議な気持ちになりました」と振り返りました。

そんな森見さんを形作った少年時代の読書体験、家族とのエピソードから、アイディアの種の育て方、どのように小説を執筆しているのか等が明らかになります。森見登美彦さんにとって「文学」とは?
2月17日(日)19時からの放送を、どうぞご期待下さい。

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<森見登美彦 プロフィール>
一九七九年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。二〇〇三年「太陽の塔」で第一五回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。〇七年『夜は短し歩けよ乙女』で第二〇回山本周五郎賞受賞。一〇年『ペンギン・ハイウェイ』で第三一回日本SF大賞受賞。一六年『夜行』で第一五六回直木賞候補に。他の著書に『有頂天家族』『聖なる怠け者の冒険』『四畳半神話大系』『恋文の技術』など。