KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

Good Luck Live
今回ライブパーティを開いて下さったのは、Kさん。

5月29日に、2年間の活動休止を経て
復帰後初のアルバム「641」をリリースされます。

「生声を届けたい」というお話の通り、
ライブの始まりは、
ピアノの優しい音の後、手を止めて、
入り口をアカペラで。
“Only Human”
Kさんの代表曲の1つ。

お客さんと向かい合えるように正面にピアノを置き、
ひとつひとつのフレーズをとても丁寧に歌うKさん。

誰もがまるでまばたきも、
呼吸も忘れてしまったかのように、
その歌声に静かに聴き入りました。

アルバム「641」のお話から、“641”。
641日の韓国での兵役の中で、感じたこと。
Kさんの著書「幸せを数える。」には、
Kさんが過ごされた641日の過酷な日々についてと共に、
家族の大切や人の温もり、音の力、
たくさんの小さな幸せに気づいて、感じることの喜びが
ストレートに書かれています。

この曲も、3拍子のとても優しくて、前向きな曲。
Kさんが感じた真っ直ぐな気持ちが音の光となって届きました。

ライブ・パート2では、
Kさんのお祖父さまのお祖母さまのエピソードを歌にした
“ハラポジの手紙”
お祖母さまが亡くなられた後、
お祖父さまは、お祖母さまに、
毎日の何気ないことを手紙に書いていたのだそう。
Kさんにとって「恐い」イメージだったお祖父さまが、
その手紙に「ごめんじゃなくて、ありがとうを伝えたい。」と
書いていたことがきっかけで、生まれた曲。

心の琴線に触れる言葉とメロディ。
Kさんの澄んでいながらも力のある歌声が、
真っ直ぐに伝わってきて、
ファンの皆さんの溢れる涙が印象的でした。
この歌を通じて、お祖父さまの書いた手紙は、
空の上にいらっしゃるお祖母さまに届いているような気がしました。

ライブ・パート3では、
「はじめて僕の声を聴いた方もいると思うので。」と
Kさんが大好きなスティービーワンダーのカバー曲を。
“Lately”

オリジナルとはまた表情ががらりと変わり、
切ないLoveバラード。
Kさんの歌声．．．美しすぎます。

最後はデビュー曲“over．．．”
会場に来ているお客さん、
ラジオから聴いているリスナーの方々、
お一人、お一人のことを考えて選んでいるような
Kさんの心遣いを感じさせる選曲。
最高です！
　　　
Kさんのあたたかくて、広いお人柄を感じさせてくれる
ぬくもりに満ちたライブ。
じんわり幸せな気持ちがいつまでも心に残るヒトトキでした。
ありがとうございました！