KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

月最後の週末、秋らしい風が吹く中
KIRINBEERGoodLuckLIVEにお迎えしたのは崎谷健次郎さん。
グランドピアノの前に座った崎谷さんは、
ネイビーのスーツに、蝶ネクタイのオータムスタイル。

崎谷さんは、10月16日に12年ぶりのアルバム
「五線譜のメッセージ」をリリースされます。
“聴いていただくだけで元気になるエナジーチャージアルバム”
というのがコンセプト。
ジャケットの夢が広がるようなイラストは、
なんとTwitterで出会った方にお願いした（！）という
エピソードも聴かせて下さいました。
そして、そんなアルバムの初披露の場として、
ここGoodLuckLiveを選んでくださいました。

ライブ・パート1のはじまりは、崎谷さんを代表する曲
“もう一度夜を止めて”
いきなりのこの曲に、ファンの女性の目からは涙。
あたたかみがあって、澄んでいて、ほんのりハスキーな崎谷さんの歌声。
そして、ピアノの優しい音色。
茜色に染まる前の透明感を増した青空にメロディが
静かに吸い込まれていくようでした。

「お家にいる方は、ビールを飲みながら
リラックスして音楽を楽しんでください。」と
優しいメッセージを添えて下さり、
「ファンの皆さんからとても人気のある曲なので、
今回のアルバムであえてセルフカバーしました。」という
“風を抱きしめて”
ストリングスのイントロから
バランスよくピアノ、ベース、ギター…となんて心地良いんでしょう！
曲を終えたとき、ファンの女性二人が
目を合わせて頷いている姿がとても印象的でした。

ライブ・パート2
アルバムのタイトル曲にもなっている
“五線譜のメッセージ”
ステップを踏みたくなるような軽快でHappyなサウンド。
まるでビアホールから聴こえてくるよう。
丸の内を歩いていたら急に100年前の東京にタイムスリップしたような
気持ちになって、その時のことに思いを馳せたら
人は変わっていなくて、今も昔も同じように
人は頑張っているんじゃないかというストーリーのある曲。

続けて“Starting Point”
美バラード！
美しいメロディに、ぬくもりのある歌詞。
渡辺格さんのギターソロもたまりません。

そして、ベースの斉藤光隆さんは、ウッドベースに、
ギターの渡辺格さんも、エレキからアコギに持ち替えて、
ビートルズのカバー“IN MY LIFE”を。
崎谷さんの歌声、ピアノで奏でられるととっても優しくて、
街路樹の葉がじんわりと色づいていくようでした。
最後のライブ・パート3では、
“Fine after rain～雨のち晴れ～”
曇り空から水色の空が顔を覗かせるような軽やかなリズム。
皆の手拍子でさらに盛り上がります。

最後には、崎谷さんの初期の曲“KISSの花束”
実はその前のCM中に、崎谷さんが「KISSの花束やりますので。」というと
ファンの皆さんから「わ～」という声が上がっていました。
そして、I Say I Love You!は、皆で一緒に歌い
会場がなんとも心地よい一体感に包まれました。

気温が下がっていくと共にあたたかい音が恋しくなりますが、
まさにそういう季節の変化の中にぴったりの嬉しいライブ！
崎谷健次郎さん、ありがとうございました。