KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

自然から降りてくるインスピレーションを大事にした音楽。
秋の空気がたっぷりと漂う週末、
KIRIN BEER Good Luck LIVEにお迎えしたのは、
オレンジペコーのお二人です。

ボーカル：ナガシマトモコさん。
ギター：藤本一馬さん。

ナガシマトモコさんは、ブラックのつばのあるお帽子に
パープルを基調としたクジャクのようなロングワンピース。
秋を感じる装いです。

彩り豊かでナチュラルな曲を数多く生み出していらっしゃるお二人に
曲作りで大事にしていることを伺うと
「最初に降りてきたインスピレーションを大事にして、
それを手繰り寄せていくような感覚でつくっている。」とお話下さいました。
だからこそ、私達の耳に、心に、自然に入り込んでくるんでしょうね！

今日のライブは、
「気持ちを手渡しできるような一時間に」と嬉しいメッセージ。

ライブ・パート１。
目覚めを感じるような藤本さんのギターの音色に、
ナガシマトモコさんの声。
「Welcome to Good Luck LIVE.We're Orange pekoe～♪」
映画の始まりのような幕開け。

“Foggy Star”
半蔵門の外は、雨がパラパラと降っていましたが、
止んで秋晴れになっていくようなサウンド！
（実際、ライブの後にスタジオの外に出ると
息を飲むほど美しい茜色の夕陽が広がっていました☆）

ファンの皆さんも手拍子で参加。
瑞々しいトモコさんの歌声。艶やかで、丁寧で、ナチュラル。
藤本さんのギターの滑らかさと弾む感じに、
一曲目から「最高！」と心がくすぐられます。

「何か受け取って帰ってくれたら嬉しいなと思います。」とトモコさん。

続いて、美しくつま弾かれるギターのイントロ。
“Beautiful thing”
芯があって、ハリがあって、女性らしさを感じるボーカルに、
どこまでも、美しさが追及されたギター。
追及と言っても、捏ねられたものというより、
とても純粋なところから生まれたものという印象。

オレンジペコーの美しさに陶酔。

オリエンタルでメロディアスなギター。
ハイチェアに座っていたトモコさんは
立ち上がって両手でフィンガースナップをしながら
ギターにのせて身体を揺らします。
“flower”

CDでは、リズムセクションがもっと色々と入っていますが、
シンプルに２人だけのバージョンもまたカッコイイ！
華やかなラテンテイストで、ドラマティック！！

藤本さんのギターは、まるでその日の温度や湿度を見て
その日しか作れないものを作る職人のよう。
お二人とも、自然と共に生きている感じをとても強く感じます。

トモコさんの「Come on!」で、
皆で「Lalala～♪」を大合唱。一体になれたような感覚。


ライブ・パート２。
深い海の中を漂うようなたっぷりとした藤本さんのギター。
思わず目を閉じました。
“selene”
結成１０周年のときの記念シングル。

そこに、優しく寄り添ってくれる人魚のような歌声。
大事な人がそばにいてくれることへのありがたさを
じんわり噛みしめたくなる曲。
そして、心が弱くなった時そばにいてほしい曲。
溢れる涙を拭うファンの女性の姿があちらこちらで。

続いて、オレンジペコーのメジャーデビューシングル
“Happy Valley”

たまらないSwing感！
ギターソロにのせて、にこやかに踊るトモコさんの姿に、こちらまで笑顔♪
太陽がサンサンと降り注ぐような声！


ライブ・パート３。
藤本さんのギターは、このままずっと聴き続けたくなる心地良さ。
そこに上質なトモコさんの歌声が乗る。
“やわらかな夜”

一瞬一瞬が芳醇。
こんなにシンプルな構成なのに、
なんでこんなに厚み、深みがあるのでしょう。
紡がれる言葉の美しさも、オレンジペコーの大事な世界観の一つ。

ラストは“LOVE LIFE”
黄金色の幸せな時間。
HAPPY度数は１００％を超えて、
味わったことのないところまで連れて行ってくれるよう。

最後は皆で一緒に手拍子と歌を。
永遠に「Lalala♪」をループしていたい！
ループすればするほどに、
幸せの魔法にかかっていくような気持ちに。

手を伸ばせば触れられそうなのだけど、
触ることの出来ない太陽の光のようなナガシマトモコさんの声と
風のような藤本一馬さんのギター。
遠くにあるのに近くて、近くにあるようで神聖な存在。
私達のエネルギーと癒しの源。

休日、大自然の中に身を置いたような喜びでいっぱいのヒトトキでした。
オレンジペコーのお二人、素晴らしいライブパーティを
本当にありがとうございました！