LIVE REPORT

放送日時:2015年10月17日[土]
ゲスト:安岡 優(ゴスペラーズ)

Information

ゴスペラーズのメンバーとして1994年12月21日、キューンレコードよりシングル「Promise」でメジャーデビュー。
以降、「永遠(とわ)に」「ひとり」「星屑の街」「ミモザ」など多数のヒット曲を送り出す。
また、他アーティストへの楽曲提供、プロデュースなど多才な活動を展開。日本のヴォーカル・グループのパイオニアとして、アジア各国でも作品がリリースされている。
2014年12月17日には、デビュー20周年を記念したベスト・アルバム『G20』をリリース。オリコン初登場2位を獲得した。
デビュー記念日の12月21日からは全66公演 ゴスペラーズ史上最多公演数の全都道府県ツアー「ゴスペラーズ坂ツアー2014~2015“G20”」をスタートさせ、大成功を収めた。

ソロ活動としては2010年12月に刊行した映画エッセイ本「架空の主題歌」に音源9曲を付属、2013年には新曲3曲を加えた12曲構成で「架空の主題歌&社会の窓」を各主要配信サイトにてリリースした。
そして2015年10月21日アルバム「バラードが聴こえる」で初のCDパッケージをリリースする。

ニューアルバム『バラードが聴こえる』
ニューアルバム『バラードが聴こえる』
¥2,916円(税込)

■LIVE
『安岡 優 ソロツアー“バラードが聴こえる”』
2015年10月20日(火)〜21日(水) 東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
第1部【開場:16時00分/開演:16時30分】
第2部【開場:18時30分/開演:19時00分】

※その他、詳しい日程・情報はオフィシャルページをご確認ください。

「安岡 優(ゴスペラーズ) | SonyMusic OFFICIAL WEBSITE」
http://www.sonymusic.co.jp/artist/yutakayasuoka/

「ゴスペラーズ OFFICIAL WEBSITE」
http://www.gospellers.tv/

安岡 優(ゴスペラーズ) 写真

LIVEレポート

ライブの様子

KIRIN BEER“Good Luck”LIVE、
今回は、ゴスペラーズから安岡優さんをお迎えしました。

ゴスペラーズデビュー21年目で、
10月21日に初のオリジナルソロアルバムをリリースされる安岡さん。
アルバムのジャケットと同じ、全身真っ白の衣装でご登場。
まるで雪の妖精のよう。

アルバム制作にも携わっていらっしゃるピアノ:大坪稔明さんと
コンピューター&マニュピレート:宇佐美秀文さんと共に
ライブを届けて下さいました。


ライブ・パート1。
“Welcome to the brand new world”
ソロアルバムの中から、真新しい世界への扉を開けるようなワクワク感のあるサウンド。
まさにスタートした安岡優ワールドへと手を差し伸べてもらっているような
はじまりにふさわしい眩しさ。
サビで、ファンの皆さん手拍子で参加。
途中、拍子も変えながら一緒に音を作り上げていきます。

MCでは、運転中の方も気遣って下さる安岡さん。
お人柄が、トークにも歌にも。

バラードとは「詩人が自分の話す物語に、メロディーをつけて歌にして語るもの」
安岡さんは、ゴスペラーズの中で詞を書くことが多かったので、
今回のアルバムのタイトルを「バラードが聴こえる」にしたとのこと。
そして今日のライブも、色んな物語を歌にしてお届けしたいと思います。と。

「続いては、カバー曲なんですが、シンガーソングライターの物語です。
『誰に言ったって構わないよ。これは君の物語なんだから』という
真っ直ぐな気持ちを歌った曲です。」と丁寧な曲紹介から、
エルトンジョンの“Your Song”を。

メロディーにのせて、まるで語りかけるように歌う安岡さん。
英語詞ながらも、安岡さんの歌声で、あたたかい言葉がじんわりと届いてくる。
曲、そして、アーティストへのリスペクト、愛情を強く感じました。

ライブの様子

ライブ・パート2。
これまで100曲以上の作詞をされてきた安岡さん。
デビューの前は、新人の作り手として色んな方法を模索していたのだそう。
作詞の完璧な教科書はないけれど、自分の大好きな曲
偉大なる名曲を何度も何度も聴いて、何度も何度も歌うことで、
色んな音楽、作詞家の物語を自分のカラダの中に入れて、
そこから、初めて自分の中どんな物語が出てくるだろう・・・
と自分らしい物語の紡ぎ方を学んでいったそうです。

ビートルズの“YES”という曲は、
短いフレーズの中に、相手のことをすべて受け入れて、相手のことを全て肯定して。
彼らなりのLOVEとPEACEが詰まった曲。
そんなビートルズの「YES」にあたる日本語ってなんだろうと
考えていた時に出会った曲が、槇原敬之さんの“うん”だったと。

安岡さんのエピソードを聴いた後の歌は、
より深いところまで届いてくる。
涙をおさえるファンの方もいらっしゃいました。

今度は、この槇原さんの「うん」のような曲を作りたいと言葉を
探していたという安岡さん。
「『大丈夫』この一言で、相手を受け入れて、
勇気を与えるような歌を歌いたいということで、こんな曲を作りました。」と
ゴスペラーズの“星屑の街”をソロで。

5人のハーモニーの魅力はもちろんですが、
ソロで歌うことで、よりその歌詞が際立って、
心の琴線スイッチを幾度も押されるようでした。


ライブ・パート3。
「ゴスペラーズだと登場人物が多いという特徴がありますが、
ソロだと物語をゆっくり、じっくり届けるという5分間のドラマを
感じて頂けたらと・・・」
アルバムの一曲目に収録された“Luz”を。
スペイン語で「光」という意味。
混じり気のない、まっすぐな光はそれぞれに想う遠くの大事な人とを繋げてくれる。
安岡さんの繊細な歌詞が、優しい。

最後は、今回のソロアルバムの中での唯一、カバーとなる
作詞:覚和歌子さん、作曲:千住明さんの曲“坂道のうた”を。
まるで歌で、詩を朗読しているよう。
歌で紡いでいく言葉は、“今”からきっと“未来”へと届けられていく。

安岡さんの半生を聴かせて頂いているようなトークと曲で
綴られたストーリーを感じるライブパーティ。
物語を歌として届けて下さったヒトトキ、
いつまでもその言葉とメロディーの余韻がやわらかく心に残っていました。
安岡優さん、本当にありがとうございました。

ライブの様子

Set List

  • 1.Welcome to the brand new world
  • 2.Your Song
  • 3.うん
  • 4.星屑の街
  • 5.Luz
  • 6.坂道のうた
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