LIVE REPORT

放送日時:2015年11月28日[土]
ゲスト:中田裕二

Information

1981年生まれ。熊本県出身。

2000年にロックバンド「椿屋四重奏」のフロントマンおよびすべてのレパートリーのソングライターとして音楽キャリアをスタート、「紫陽花」「恋わずらい」「いばらのみち」に代表される、ロックバンドの枠にとらわれないスケール感と個性あふれる楽曲で人気を集めるも、2011年に突然の解散。

解散直後、3.11東日本大震災の被災者/被災地に向けて作られた「ひかりのまち」制作を機にソロ活動に突入。これまでに、4枚のオリジナルアルバムと1枚のカバーアルバムを発表。

確かな歌唱力に裏打ちされた艶のある歌声と、歌謡曲/ニューミュージックのエッセンスを色濃く反映したソングライティングセンスは中毒性が高く、熱心な信奉者が多数。

11月25日、ニューアルバム『LIBERTY』をリリース。

“ニューアルバム『LIBERTY』(初回盤)”
ニューアルバム『LIBERTY』(初回盤)
¥3,780円(税込)

“ニューアルバム『LIBERTY』(通常盤)”
ニューアルバム『LIBERTY』(通常盤)
¥3,240円(税込)

■LIVE
『中田裕二の謡うロマン街道 <アコースティック弾き語り>』
2016年1月23日(土) 高知 蛸蔵(たこぐら)〜3月6日(日) 小樽 GOLDSTONE

※その他、詳しい日程・情報はオフィシャルページをご確認ください。

「Yuji NAKADA OFFICIAL WEBSITE」
http://yujinakada.com/

中田裕二 写真

LIVEレポート

ライブの様子

師走も目前!11月最後のKIRIN BEER“Good Luck”LIVEに
お迎えしたのは、中田裕二さん。
ブラックのドットのスーツを着ていらっしゃった中田さん。
「ビールの泡をイメージした」とのこと。なんてお洒落な!

今週25日に、ソロ5枚目となるオリジナルニューアルバム
「LIBERTY」をリリースされたばかり。
ロック、ファンク、ラテンなど、色んな音楽の要素が
自由に盛り込まれていて、この季節の紅葉のように色鮮やかな一枚です。

中田さんは、ソロで、トリオで、バンドでと色んなスタイルで
ライブをやっていらっしゃいます。
今回は、ソロ!アコギ一本を抱えてライブパーティを届けて下さいました。


ライブ・パート1。
「まずは、結構いつも歌っています。この曲から始めます。」と
“誘惑”

奏でるギターが、艶やかで、目の前が秋色に染まる。
「手拍子してもいいんですよ。」とお客さんを和ませながら。
大人の男性の醸し出す色香が歌声から、ギターから放たれる。
五線譜の上を、色づいた葉が舞い降りながら、音符になり、
それがメロディーになるよう。

シンプルだからこそ、際立つギター、際立つ歌声。

ラジオライブが久々なので、朝5:00ぐらいに起きて、
4kmぐらいジョギングしてきたという中田さん。
心地良い疲れが、リラックス感を生んでいらっしゃるのか(笑)
続いては、ニューアルバムから“en nui”を。

光沢感がありながらもどこか哀愁漂う声。
歌詞から浮かんでくる世界が、映画のワンシーンのような、
小説の一場面のような。
豊かに想像力をかき立てられる。情緒豊かな作品。


ニューアルバムから続けて。
こちらは、“en nui”と共に、配信限定で既にリリースとなっていた曲。
“STONEFLOWER”

少し激しくかき鳴らす情熱的なギター。
湿度のないカラリとした晩秋の風に響く。

ギター一本の弾き語りなのに、
曲によって、肌に感じる湿度や温度が全く違う。
中田裕二さんだからこその魅力。

ライブの様子

ライブ・パート2。
「直球のバラードです。」と
“朝焼けの彼方に”

朝焼けの・・・だけど、このサンセットタイムにぴったりな一曲。
オレンジ色から紫色に。群青から星空へ。
誰もが音を立てないように、静かに聴き入る。
なんて切ない曲。
心の繊細な部分を刺激され、目にじわっと浮かぶものが。

地元・熊本で田島貴男さんと共演したという中田さん。
ということで、オリジナルラブの“接吻-kiss-”をカバー!
スタジオを抜け出して、眺望の良いところで聴きたくなるほど
ロマンティック。
カップルでサンセットドライブしながら聴いて下さった方達は
たまらなかったでしょうね~。


ライブ・パート3。
“月の恋人たち”
ファンの皆さんの手拍子と共に弾んだテンポで。
(途中、手拍子の指導も。笑)
小説の短編集を読んでいるかのように、
色んなストーリー、色んなテンションで奏でられるライブ。
楽しくてたまらない。

最後は、「盛り上がる曲で!」と
“MIDNIGHT FLYER”
力強く奏でられるギターに笑顔。
情熱がほとばしる。Coolに魅せるラスト。
ラストは、ファンの皆さんもサビを一緒に歌って。
思わず歓声も上がりました。

素材の良いものは、シンプルな味付けで人を感動させる逸品になる。
中田さんは、そういう方だと改めて感じるライブパーティ。
上質な歌声、美しいギターをたっぷり堪能させて頂きました。
中田裕二さん、本当にありがとうございました。

ライブの様子

Set List

  • 1.誘惑
  • 2.en nui
  • 3.STONEFLOWER
  • 4.朝焼けの彼方に
  • 5.接吻 kiss
  • 6.月の恋人たち
  • 7.MIDNIGHT FLYER
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