KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

例えば、暗闇に月が１つ。
ただただそこは、月明かりが静かに浮かんでいる。
そんな夜の闇に流星が駆け抜ける。
また１つ。また１つ。
風にあおられる木々と、舞う砂埃。
揺れる大地。
うねる空気。
ビートを刻む心臓の音。
そしてまた月に吸い込まれる。

FLYING KIDSのライブは、まさに体感するものでした。
心で感じて、心で踊る。
自分を取り巻く周りの景色がどんどん交差していくように、
FLYING KIDSの音楽は、その表情を、その空気を、一瞬にしてさらってしまう力がありました。

浜崎貴司 Vo
丸山史朗 Gt & Cho
加藤英彦 Gt & Cho
飯野竜彦 Key& Cho
伏島和雄 Ba & Cho
中園浩之 Dr
竹本一匹 Per（サポートメンバー）

総勢７名でのライブは、スタジオイリスがとても狭く感じてしまう程。
その分、濃密な空間をラジオの向こうで受け取ったたくさんのリスナーがいたはずです。

「日本のファンクバンド FLYING KIDSの気分でホントにバンバンやっちゃいますんで。
　この時間からこんなに盛り上がっちゃっていいのかな、というようなライブにしたいと思います。」
と浜崎さん。

ライブのスタートからオールスタンディングとなったオーディエンス。
スタジオイリスの熱気はジワリジワリと上昇していきました。

気になるセットリストは、最新アルバム「エヴォリューション」からはもちろん、デビュー初期の曲まで幅広く。

「じゃあいくよ！ 我想うゆえに我あり！」とKIRIN BEER“Good Luck” LIVEは幕を開け、もうそこはファンクバンドFLYING KIDS一色！
「ディスカバリー」のイントロが流れると、オーディエンスからは「おぉ！」と嬉しい歓声が。

また、ファンク組曲も飛び出し、止まらない14分間！
挑発的で、遊び心あり、セクシーな曲の数々に、ノンストップノックアウト。

「組曲 HESOの下ワールド、セクシーフレンド・シックスティーナイン、
　ア・ハーン、炎、ハチミツ、あれの歌、してきちゃいなよ、セクシーフレンド・シックスティーナイン」

ラストパートは、浜崎さんがギターを抱え「激しい雨」から。


そして、「ラジオの向こうでFLYING KIDSのライブを見たことがないっていう人もたくさん聴いていてくれていると思います。
そして今日わざわざこの会場に来てくれたみなさん、ありがとね。そんなみなさんに、次の曲をおくります。」と、
「幸せであるように」


最後は、オーディエンスが右に左に揺れた「風の吹き抜ける場所へ」
ちょうど夕陽の沈む時間に似合うラスト曲となりました。

とにかく最初から最後までFLYING KIDSにがっつり引き込まれたライブ。
そして改めて感じたのは、FLYING KIDSにしかできない音楽が生き続けていると言うこと。
並べた言葉は、時にロマンティックで、どこかやんちゃで、愛がある。
弱さや迷いにも正直。
そこに音符が重なり、音が通い合った時、そこには確かにFLYING KIDSのファンクが存在しているのです。

FLYING KIDSにまた出会えたあなた。
もしや、聴きたい足りなかったのでは？
大丈夫です。
FLYING KIDSのライブ、来年も期待して待っていましょう。新譜も聴けるはずですよ。

また、浜崎貴司さんのライブは一足早く年明けからスタートします。

１月２４日　Shibuya DUO Music Exchange
GACHI・シーズン２　春夏秋冬　&冬の陣
浜崎貴司　vs.　中村中

弾き語りツアー“LIFE WORKS LIVE & Since2011” 終わりなきひとり旅
１月２８日　仙台市　サテンドール
１月２９日　盛岡市大慈清水　おやすみどころ

FLYING KIDSのみなさん、素敵なライブを本当にありがとうございました！

☆その他、ここに書ききれなかったことはこちらにて☆
http://naoco.me/