LIVE REPORT

放送日時:2017年11月4日[土]
ゲスト:クミコ

Information

茨城県水戸生まれ。
1978年「世界歌謡祭」に日本代表の一人として参加。
1982年シャンソニエの老舗・銀座「銀巴里」でプロ活動をスタート。
2000年 松本隆・鈴木慶一プロデュースでアルバム「AURA アウラ」を発売。
2002年「わが麗しき恋物語」が、“聴くものすべてが涙する歌”としてヒットし一躍脚光を浴びる。
2010年「INORI~祈り~」がヒットし、第61回NHK「紅白歌合戦」初出場を果たす。
2011年3月11日、コンサートで石巻に訪れた際、東日本大震災に遭遇し被災。
2014年、NHK連続ドラマ「花子とアン」「マッサン」で劇中に流れ話題となっているスコットランド民謡「The Water Is Wide」の日本語版「広い河の岸辺~The Water Is Wide~」をリリースし、「希望の歌」としてロングヒット。全国では、合唱バージョンも唄われ広がりをみせている。
2015年、NPO法人日本子守唄協会創立15周年記念歌として作曲・プロデュースつんく♂×子守唄協会会長の湯川れい子作詩「うまれてきてくれてありがとう」をリリースし、2015年のレコード大賞作曲賞を受賞。
2017年、デビュー35周年を迎える。
秦 基博やハナレグミの永積崇が作曲を担当したクミコ with 風街レビュープロジェクト第1弾両A面シングル「さみしいときは恋歌を歌って / 恋に落ちる」や、つんく♂が作曲を手掛けた第2弾シングル「砂時計」を収録したフルアルバム「デラシネ deracine」を発売。全作詞・松本 隆、サウンドプロデュース・冨田恵一。


デラシネ deracine
デラシネ deracine
\2,778 + 税


■LIVE
「クミコ・ザ・ベスト・コンサート 1982-2017」
2017.11.18(土) 大阪 森ノ宮ピロティホール

「第26回千葉いのちの電話チャリティーコンサート2017愛のうた」
20187.11.29(水) 千葉県 習志野文化ホール

※その他、詳しい日程・情報はオフィシャルページをご確認ください。

「クミコ オフィシャルサイト - Kumiko Official Site」
http://www.puerta-ds.com/kumiko/

クミコ 写真

LIVEレポート

ライブの様子

3連休中日の土曜日。
みなさんはどこかにお出かけしましたか?

11月に入って紅葉も始まっている地域もありますよね。

そんな秋の深まりにぴったりな
温かい歌声を届けてくださったのは
クミコさん。

ワインレッドのロングドレスがとっても美しくて、歌うたびに裾がヒラっと揺れて
上品でした。

そして
ぬくもりが混ざり込んでいるようなクミコさんの温かい歌声。

松本隆さんが全曲の作詞を担当されているニューアルバムを中心にたっぷりと届けてくださいました。

「松本隆さんの歌詞は難しい」とお話くださいましたが、
松本さんの言葉の世界をクミコさんが歌うと、
まるで映画のワンシーンのように
物語に引き込まれていくようでした。


ライブパート1

1曲目は『わが麗しき恋物語』。
夫婦の間に起こる様々な出来事。病、死、愛、涙。
あきらめの中にある深い愛。
「年を重ねていくとこんな感情に出会えるのかな」と思いながら聞き入りました。
少し険しい表情で
回想するように歌う姿に、
私もその物語に引き込まれました。

クミコさんの歌声とピアノの音の波が、
感情の高ぶりに合わさって
悲しみと喜びを一緒に心で感じます。
お客さんの中には泣いている方もいらっしゃいました。


悲しみの表情から喜びへ。
晴れやかな笑顔で歌い始めた
『さみしいときは恋歌を歌って』
ニューアルバムから秦基博さん作曲です。
斜め上を見上げるように、右手を広げて、包み込むような歌声で歌うクミコさんは
一曲目とは別人のよう。

クミコさんの歌を聞いていると
歌の中に登場する人の気持ちが移ってくるようで心が動きます。

ライブの様子

ライブパート2は

ニューアルバムから『不協和音』。
一点を見つめて、左手で細かくリズムを取りながら歌うクミコさん。
ささやくように、訴えるように、、、、

歌い終わってひと呼吸おいたあとに
ぱっと 笑顔に変わって
『フローズン・ダイキリ』。
その笑顔にスタジオの温度が上がり、華やかな空気に変わりました。
芯のある響きと華やかなサウンド。
楽しそうに足でリズムをとりながら歌っていました。

「歌詞が楽しくて今どきなんです」と紹介してから披露された 『消しゴム』。
ユニークな歌詞ですが、
共感するところがたくさんあって
うんうんと心でうなづきながら楽しく聞いていました。
クスリと笑いながら歌うクミコさんも素敵。

「大声を出さずにヒクヒクと泣いてしまうことの方が人生では多いですよね。」と
『しゃくり泣き』。
少し目をうるわせながら歌い、
最後にふっと笑ったクミコさん。


『広い河の岸辺』
語るように、話しかけるように
広がっていくクミコさんの歌声。
表情も歌声もどんどん変わっていって、
ただただ感動しました。

『この素晴らしき世界』を最後に。

もう本当に胸がいっぱいになりました。

歌声も、表現力も、息づかいも、
一曲ごとに全てが変わっていくクミコさんの歌の世界。

悲しみも喜びも全てがダイレクトに心に届いてきて
歌の物語に連れて行ってくださいました。
クミコさんの歌声と私たちとの間に
壁が全くなくて、
すっと物語が入ってきました。

素晴らしい時間をありがとうございました。

ライブの様子

Set List

  • 1.わが麗しき恋物語
  • 2.さみしいときは恋歌を歌って
  • 3.不協和音
  • 4.フローズン・ダイキリ
  • 5.消しゴム
  • 6.しゃくり泣き
  • 7.広い河の岸辺
  • 8.この素晴らしき世界
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