KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

今週ライブパーティーを開いてくださったのは
およそ2年ぶりのご出演、
サニーデイ・サービスの皆さん！

ライブでは
「その日にしか出ない何かを出すこと」を大切にされているとライブ前に教えてくださいました。

アコースティックギター、ベース、ドラムスの編成でライブがスタート。

ライブパート1。

CMが明けると
のんびり穏やかにお話ししてくださっていた雰囲気がガラリ。
ポロローンとアコギを鳴らして始まった『恋におちたら』。
俯き加減で歌い始めた曽我部さんの温かで、どこか懐かしさを感じる歌声。
お客さんも頭をゆらゆら揺らして気持ち良さそう。


ギターとベースのメロディアスなサウンドの後にドラムが心地よく入って、『NOW』へ。
曽我部さんが右足を大きく踏んでギターを鳴らすと、スタジオに一体感が広がりました。
若い頃のまっすぐで、少しもろい思いが伝わる歌詞。

『ここで逢いましょう』では、曽我部さんと田中さんのハーモニーが力強く響きました。
中盤に魅せた曽我部さんのギターテクニックに感動！！
細かな動きとワイルドな弾き方が合わさって、めちゃくちゃかっこいい！！
お客さんからも大きな歓声です。

ライブパート2は
カバー曲から。
曽我部さんが大好きだという
『ぼくたちの失敗』。
タイトルを言うと口に手をあてて喜ぶお客さん。

なんて心に染みる声なんでしょう。
囁くように繊細で。
中盤からドラムが加わり、雰囲気が変わる。
輪郭がくっきりした中に、ふわっと浮かぶ曽我部さんの歌声が最高です。

そのまま心にハラッと桜の花びらが舞った
『桜 super love』。
最後は桜吹雪のように、盛り上がって、
続く『東京』では曽我部さんの軽やかなアコギで弾き語り。田中さんのハーモニーも優しい。


ライブパート3は
曽我部さんの激しいアコースティックギターで始まった『セツナ』。
艶っぽい雰囲気に変わり、
後半は、3人のサウンドが向かってくるように勢いを持って。
マイクにギターを近づけながらものすごい速さで弾く曽我部さん。
そこからセッションへ。
ギターのボディを叩いたり、高速で弾いたり、
アコースティックギターとは思えないほど、エネルギーを感じるサウンド。
3人のサウンドが重なり合い、混ざり合って、とにかくスタジオ中に熱が巻き起こりました。

大歓声の後に
ラストの『白い恋人』
恋人2人の朝の風景から始まり、情景が浮かぶ歌詞の世界。
心穏やかになる時間。

寒い日の中で、突然フッと吹く春の風のように、サニーデイ・サービスの歌声、サウンドは、柔らかく、温かい。
時に穏やかで時に勢いよく。
もうすぐ春がそこに待ってる。
と思う瞬間に似たワクワクと、幸せが詰まった素敵な1時間でした。

最高のライブをありがとうございました！