KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

「こうやって歌っていることがホント幸せなんだよね。」
「音楽やらせてもらえて、すっげえ嬉しいなって日々思っています。ありがとう。」

森重樹一さんの言葉達は、本当に素直でピュアでした。
だからこそ私たちに真っすぐ届く。
ブレない気持ちはその言葉と歌にそのまま変換され、確かなメッセージとなっていました。

KIRIN BEER“Good Luck”LIVE　
今週は森重樹一さん、サポートに神田和幸さんをお迎えし、ギター２本でのアコースティックライブ。
それは「ギターの音と、森重さんのボーカルだけがそこに存在している」という
シンプルでいて静かな情熱が浮き彫りになっていくような空間。
と同時に、森重さんの原点に触れたようなライブでした。

雑誌でコードを覚えて、ギターを弾き始めたのが13歳の頃。
今年で48歳を迎える森重さんは、その当時のことを振り返りながら
「なんだかその時の同じような感じで、今ギターを弾いて歌うことがすごく楽しくてね。」と一言。
その表情は穏やかで柔らかく、“楽しい”という気持ちを噛み締めているようにも見えました。

気になるセットリストはZIGGYの曲を中心に全８曲。
「MY FRIEND」「ONE NIGHT STAND」「一人ぼっちのパレード」
「Jealousy」「６月はRAINY BLUE」
「GLORIA」「ブギウギトレイン」「I'M GETTIN' BLUE」

「ZIGGYの音楽は自分にとってすごい大切なもの。」
「ZIGGYの音楽、やっぱすごく好きなんだよね。」という言葉通り、
森重さんにとってZIGGYの音楽は、かけがえのない宝物のような存在。

「GLORIAも何回歌ったか分からないんですけどね。
長くやっていると、歌に１回１回向き合うじゃないですか。絶対同じように歌えないんだよね。
だから１回１回歌うことを大切にしたいんだよね。間違えたり、ちょっと声高かったりとか。
今日のGLORIAは今日のもので、１回きりなんだよなと思うとすごい貴重なことでさ。
今も生きてるってすごいなと思うんだよね。」

今回のライブでも、その「今」という瞬間を自分の中にしっかりと刻み込んでいた森重さん。
それは、私たちと共有する時間を丁寧に体感している姿にも映りました。

情感溢れる歌声とギターでスタジオイリスを満たし、
オーディエンスもじっと見つめながら「今」を感じる。
森重さんとオーディエンスとの間には、心の重なり合いが生まれていました。

気になる今後の予定ですが、今年はソロをメインに活動していくそう。
もちろんソロ曲も大切にしつつ、その中にはZIGGYの音楽も息づいているはずです。
また、現在レコーディング中だというミニアルバムは、3月23日に発売決定！
アッパーな作品に仕上がるとのこと。
そして、そのミニアルバムを引っさげて、3月22日からはTOUR 2011がスタートします。
期待して待ちましょう！

森重樹一さん、ステキなライブをありがとうございました！

その他、http://naoco.me/でも今日の模様を後程UPします。ご覧下さいね。