手紙


SCHOOL OF LOCK!の皆さんへ


明けましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。東海大学海洋学部のミスターカワカミです。

昨年の10月にお邪魔して、お話をさせていただいた『海の授業』。
本当に楽しい時間を共有することができました。ありがとうございます。

10代の若い好奇心。
その胸の鼓動の高鳴りを、電波を通じて体感することができ、
改めて、学ぶことの楽しさを、私自身も確認することができました。

今は受験で苦しい日々を送っている皆さんも多いことでしょう。
しかし、"学ぶこと" それ自体は決して苦しいものではありません。
むしろ、平坦な日常に、新鮮な刺激を与えてくれるものであるはずです。


遠い海の向こうに想いを馳せ、"向こう側" を確かめる旅に出るー
そう。その "旅" こそが "学び" ではないでしょうか。

それを、実は誰よりも分かっているのが、皆さんだと思います。

目の前の小さな苦難にくじけそうになることもあるかと思いますが、
皆さんは、"未来の鍵を握る" 若人。

波が暴れる嵐の夜も、暗い孤独の海にもめげることなく、旅を続けて下さい。
そして、素敵な未来を創り上げて下さい。

皆さんが創る世界に、私も期待しています。




…ついつい、長くなってしまいました。

今回は、皆さんに2つ、お伝えしたいことがございましてペンをとりました。

まず一つ目は、皆さんからたくさんいただいた "海にまつわる質問" について、です。

当日は時間の都合上、全てお答えすることができなかったのですが、皆さんの海に対する真摯な姿勢に打たれ、特に多くの方からいただいた質問に、改めてお答えさせていただきました。

もし興味がある方は、目を通してみて下さい。
「海の授業」に寄せられた素朴な疑問


そして2つ目は、私の古くからの友人について、です。

われわれ東海大学の他の学部に、私の旧友がいるのですが、彼が昔から続けているのが、"未来" についての研究なのです。

彼が在籍している学部は、いわば、"未来を創る学校"

…どうでしょう?
"未来の鍵を握る" 皆さんと "未来を創る学校"・・・、
少し共通項があるかと思いまして…

もし興味がありましたら、ぜひとも彼の元を訪ねてやって下さい。
まあ、多少可笑しな先生ではありますが、悪い人間ではありません。
きっと、面白い話が聞けることと思います。

それでは、最後になりますが、寒い日が続いています。
皆さん、くれぐれもお身体には気を付けて下さい。

またお会いできる日を、楽しみにしています。


ミスターカワカミ より