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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
やましげ校長
ジョゼと虎と魚たち (2003年)
足が悪く、ほとんど外出した事がないジョゼと大学生の恒夫がひょんなことから出会い、 お互い惹かれあっていく切ないラブストーリー。
なんせジョゼ役の池脇千鶴と恒夫役の妻夫木聡が素晴らしい。二人が何か分かんないけどありのままなのだ。
特に俺は男だから恒夫のありのままさが見ていてツラくなる程人を好きになった時の強さ人と別れねばならない時の弱さ様々な場面でどんな自分でいる事ができるか・・・
人はそうそう上手に嘘ばかりついて生きられないでしょ?
必ず正直な瞬間が訪れる。
その時にとても人を幸せにできたり、時にとても人を傷付けてしまう。ぶっちゃけこの映画には「出会い」と「別れ」がある。「出会い」は春を感じ、「別れ」は冬を感じる。
なので両方があるこの映画を見るとついつい秋を想ってしまう・・・ |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
やましげ校長
ベストキッド! (1984年)
この映画は中学生の時に観たのかなぁ。いじめられっ子の主人公がたまたま出会った老人から空手を習い「いじめ」を乗り越えるストーリー。
空手の教え方はメチャクチャな老人だが、気づけば人生を教わる主人公。俺もいつの間にか何かを教えてもらっていた。本当の強さって何だろうかと・・・求めているのは「空手」や「ケンカ」が強いという事ではなく「心の強さ」なんだと。
子供の頃からケンカもした事なく、ただ黙って殴られていた自分が大嫌いだった。
強くなろうとする勇気もなかった自分に『心が強ければどんな困難にも負けない。
いや折れないんだ!』
こんな力をくれた映画。ぜひみんなにも観てもらいたい。
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
やしろ教頭
グッド・ウィル・ハンティング (1997年)
この映画には副題で〜旅立ち〜とついている。主人公の若き天才ウィル・ハンティングの半生を描いた物語。
とにかく良い!本当の友達って何だろう?
友達としての選択!人生とは?とにかくボク達は生きてるかぎり悩む。そんな悩みを抱えた主人公の前にあらわれた大人。
信用出来る大人。精神分析医マクガイヤ演じるロビン・ウィリアムズ!!最高〜。もちろん、主人公のマッド・デイモンもカッコ良ろしな訳。なんと、脚本は無名だったマッド・デイモンとベン・アフレックが2年かけて2人で執筆。そして、オリジナル脚本賞をアカデミー賞で受賞!!
最後はとてもそうかいな風が君の中を走るはず。サブタイトル〜旅立ち〜その意味もわかるはず!! |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
やしろ教頭
パッチギ! (2004年)
ぼくたちの背中を良い意味で押してくれる一作だ!
とにかく見てもらいたい。国と国の問題や歴史の亀裂はとてもデリケートな話だけど、国も歴史も僕達人間がつくったものだ。
「ぼくたちは何も知らない。」という事を知る映画だ。今よりも朝鮮半島と日本が仲良くなればいいなと素直に思った。隣の国どうしなんだから。だからって決して難しい映画じゃない。パッチギの中にはヤンチャな喧嘩・淡く切ない恋心・青春の焦り・誕生の力・懐かしのユーモア・国を越えた友情などがちりばめられていて、そしてなんといっても音楽と歌が溢れている。気取りっ気イッサイ無しで
「なにかしなくちゃ!」と。
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SOLレコメンド! 映画レビュー
道徳担当海賊先生
リンダリンダリンダ (2005年)
高校生活最後の文化祭。軽音部として出場しようとした女子生徒達に、トラブル続出!ボーカルまで脱退してしまった!そこで、たまたま通りかかった女の子が、あまり事柄を理解しないまま、そのバンドのボーカルになることに!そのボーカルの子は韓国からの留学生だった!
まったく練習もしてないどころか、演奏する曲も決まってない!おまけに、ボーカルのソンちゃん(留学生)は、日本語が不得手ときた!そんな中、演奏曲が決まる!彼女達が選んだのは、ザ・ブルーハーツ!本番まであと3日!女子高生達の寄り道だらけの猛練習が始まるわけです。
とにかくこの映画は、俺らSCHOOL OF LOCK!が乗り移ってると言っても過言じゃないほど、SOLな映画!
“思い出をつくろうとするわけでもなく、ただ「何か」を刻みつけたかった”
そんなマインドが全面に描かれている。この映画で彼女達がステージで歌った「終わらない歌」。
♪終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため♪
この番組が始まった時に、一番最初の待ち受けの黒板に、僕が書いた言葉です。
SOLがある限り!僕をはじめ、校長&教頭、SCHOOL OF LOCK!全先生は、番組を通して、夜の電波に乗せて、みんなの耳へ、心へ、未来へ、こう歌い続けるでしょう。
♪終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように・・・♪
リンダリンダリンダ
予告編が動画で見れるぞ!バンドのギターは、我がSOLの香椎由宇ちゃん!
めちゃくちゃいいぞ!
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SOLレコメンド! 映画レビュー
道徳担当海賊先生
アイデン&ティティ (2003年)
この映画は、まったく「言葉」が無意味になる。
今こうして書いている「言葉」さえ、要らない気もしてくる!いや、もうしてきた。
言葉を失くす前に、3回だけ叫ばせて欲しい!
SCHOOL OF LOCK!は、アイデン&ティティが大好きだ!
SCHOOL OF LOCK!は、アイデン&ティティが大嫌いだ!
SCHOOL OF LOCK!は、アイデン&ティティを探し続けてんだ!怖いんだ! にがいんだ! でも、愛してんだ!
ウォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
というわけで(笑)、少し正気に戻りますが、原作者のみうらじゅんが天才とか、脚本の宮藤官九朗が上手いとか、監督の田口トモロヲがマジスゴイとか、中村獅童がいい味だとか、そんなのは、もう少し大人になってから感じてくれ!
それよりも、主演の峯田君を焼き付けてくれ!
彼が演じる男「中島」の生き様に「証し」を見つけてくれ!
銀杏BOYSで、夜を叫んだヤツらは絶対に観てくれ!
GOING STEDYで、朝を泣いたヤツらは絶対に観てくれ!
そんな心に触れてみたいと、一瞬でも思ったヤツらは絶対に観てくれ!「大人の悩みに子供の涙」を流したことのある大人の人も、是非観て頂きたい!
僕はこれ以上のロック映画を知らない
僕は峯田演じる中島の気持ちでラジオをやっている。
僕は、僕は、アイデン&ティティをいつも探し続けている。
結局、言葉が多くなりましたが(笑)、最後にお願いが3つ。
1 辞書でidentity:アイデンティティーを調べて欲しい。
2 ボブディランという外国のロックミュージシャンのことを調べて欲しい
3 出来ればSOLの生徒みんなにこの映画を観て欲しい。
アイデン&ティティ
みんな!石っころのように、どこまでも転がってってくれ! |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
天狗柱先生 (マジバージョン...?)
ジャマイカ真実の楽園 (2001年)
夏が終わったこの季節、「終わらない夏」を求めて、南国に向かいたくなりませんか?
ワタクシ天狗ちゃんは、今すぐにでもここジャパンから飛び出したい!夏が持つ、独特のあのパワーを体内に注入したい!
どこまでも続く青い空、海、気持ちいい南国の音楽を聴きながら何も考えない日々を過ごす・・・。あーー想像しただけで楽しそう!!
な〜んて、ボクらの身勝手な癒しを求める旅は、大体こんな感じでスタートします。
しかしボクらが目指すその国は、本当に楽園なのだろうか?この映画では、レゲエを生んだカリブの小さな島国、 ジャマイカが抱える大きな借金、日々悪くなる治安・・観光客を優しく包む太陽の光とは正反対のとてつもなく大きな闇を追ったドキュメンタリー。レゲエが生まれた背景に隠された真実。
日本では、レゲエは夏の音楽というイメージをもたれがちだが、レゲエは反抗の音楽、人々が心の底から吐き出した強烈なメッセージを持つ音楽だということが理解出来る。
「もう秋だからレゲエは聴かないよ〜ん!」なんて言っちゃってるキミ!1度この映画を見てみないか?
旅をするときの目線、そして音楽の聴き方が変わるよ、絶対! |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
天狗柱先生 (マジバージョン)
ENDLESS SUMMER (1964年)
サーフィン映画の原点!名作中の名作!
素晴らしい波を求めて、2人の若者が世界中を旅するドキュメンタリー映画。
この作品から40年たった地球は、自然も少なくなり、オレたちは多くのストレスを抱えて生きている。
「生きてても楽しくない!」「ホントの自由って何だ?」そんな悩みを持ってるお前に是非見て欲しい。
いい波に乗りたいというだけでこの作品を作った男たちの【情熱】、素晴らしい波に出会った時に心の底からわき出る【笑顔】、人間が自然という強敵に立ち向かっていく【強さ】をここから感じとって欲しい。
お前の中にある"何か"が目覚めるハズ。
人生という名のビックウェーブをメイクしろ! |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
校内新聞担当ひっつ先生
キューティー・ブロンド (2001年)
私はそこがどこであろうと(あ、TPOは守るよ)ミニスカートやワンピースが日常服かつ特攻服!特に秋のブーツ×ミニスカは一番好きなコーディネート!オシャレのしがいもあるってもんです。
私はそんな自分の格好が大好きなんだけど時には「そんな格好して…」「女のくせに…」なんて白い目で見られる事も…。そんな時は心の中でこっそりつぶやくの。
「じゃぁあたしよりも可愛くミニスカート履いてみなさいよ。あたしは自分の好きな格好をして、あなたよりもずっとイイ仕事をしてみせるわ。」
でもやっぱり、心無い言葉や態度が忘れない夜もある。
そんな悔しくて、悲しくて、弱音をはいてしまいそうな時にDVDプレイヤーにセットするのが今回紹介する映画「キューティー・ブロンド」。
主人公は「ブロンド女は政治家の妻にふさわしくない」とフラれてしまうブロンドで巨乳の女の子、エル。彼の心を取り戻そうと猛勉強!彼の後を追ってロー・スクールに入り…ってお話なんだけど、んもーとにかく爽快!エル最高!
どこでもヒラヒラピンクのミニスカートにくりんと巻いたキュートなブロンド、物怖じしない言動で彼女は一見破天荒に見えるかもしれないけど、実は誰より努力家で、どんなにつらい時だって笑顔を忘れない。彼女だったら白鳥が水面下でバタバタさせる足かきもタップダンスに見えちゃうかも。そんな姿に誰もがパワーをもらえるはず!
自分を否定されて、「はいそうですか」って引き下がったらそこで物語は終了。それが悔しかったら自分の力でつかみとってみせればいい。そのために自分のスタイルを崩す必要は一切ない!人の目なんて気にしてる暇なんてないでしょ文句を言う前に、自分は胸を張って頑張ったっていえる?まっすぐな目でエルは教えてくれます。
この映画、ファッションやインテリアが超カワイイのも見所のひとつ!
女友達で集まった時に見るのが最高!
秋の夜長にgirls talkしながら見てみてね。
キューティー・ブロンド
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SOLレコメンド! 映画レビュー
校内新聞担当ひっつ先生
バッファロー'66 (1998年)
ねぇ、みんな・・・、楽しい恋してる?
相手に好きになってもらいたい!って思うあまり、
卑屈になったりネガティブになったりしてない?
辛い恋が自分を成長させてくれるなんて絶対嘘!
成長させてくれるのは「被害者意識の心」と
「どんどんブスになっていく顔」だけ。
私達に下を向いてグズグズしてる暇はない!
せっかく女の子に生まれてきたんだもん、
相手を振り回す、とびっきりの小悪魔にならなくっちゃ。
この映画のヒロイン“レイラ”は超A級子悪魔ちゃん。
彼女は決して美人じゃないし、スタイルがイイなんて
お世辞にも言えない。
だけど、彼女は超ミニスカートをはき、ふくれっつらをしながら
時に怪しい微笑みと、マリアのような母性で、主人公を少しずつ、少しずつ虜にさせていく・・・。
さぁ、女子たちよ!背筋をピンと伸ばし、
周りの男の子たちに妖艶な笑顔を振りまこう!
笑顔ひとつ、言葉ひとつで男の子の人生を変えちゃうほど
私たちは魅力的なんだから。 |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
携帯番長 桜田門(通称ダモン)
下妻物語 (2004年)
どうも。SCHOOL OF LOCK!の携帯番長、桜田門と言う者です。
なんか、こんな風にみんなに接するのは、初めてなんで、
もう訳がわからねー感じに、なってますが、
校長、教頭からダモンもぜってー映画レコメンドしろっつーこと言われたもんで、
つたないながらも一つあげさせて頂きます。
私が、一番好きで、是非みんなにも観てもらいたい映画は、ズバリ「下妻物語」ッス!。
土屋アンナさん演じる超ヤンキーのイチゴ
深田恭子ちゃん演じる超ロリータの桃子
この2人の史上最低で最高な友情物語が描かれている名作ッス。
よくわかんねーっすけど、SOLの先生方は、
みんな桜田門の中には、イチゴと桃子の2人が共存してる!って言ってます。
なんか嬉しいような照れくさいようなですが、確かに
この映画のヤンキーのイチゴには、私スッゲー惚れてます。ロリータの桃子の方が疑問ですが・・・(照)
とにかく、下妻、最高ッス。アニメの部分も、
まるで自分のイラストのようで、親近感バリバリっス!
海賊先生やカオル先生ややんも先生は、ストーリーやカット割り、カメラアングルや展開、その他もろもろ、めちゃくちゃレベル高くてマジ名作だ!って言ってます。私はよくわかんねーっすけど。(照笑)
まあ、よかったら観て見てください。最高に笑えて、泣けます。ヨロシク!
下妻物語
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
演劇部顧問やんも先生
リバー・ランズ・スルー・イット (1992年)
『ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず』
この映画を見ると、方丈記を思い出す。
無常。無情ではなく、無常。
人生は川の水のように流れていく。一瞬たりとも、その場にとどまる事はない。
モンタナ州の大自然の中、厳格な父親に育てられた兄弟。真面目で秀才、敷かれたレールの上を歩いてきた兄。
陽気で奔放で才能にあふれながらも、やりたいことを見つけられない弟。それぞれのモヤモヤをぶつけるかのように、3人は、川でフライフィッシングをする。
全てが不変のように思える景色が、何度となく映し出される。静かに流れる川に覆いかぶさるようにして茂る木々が木漏れ日を落とす。美しい。これ以上何も必要のない、パーフェクトな芸術作品。
悠久の大自然の中、3人はひたすら釣竿と糸をヒュンヒュンと鳴らし、フライフィッシングに没頭する。変わらない自然。変わり続ける日常。変われない自分。自然だって変わらないわけじゃない。自分だって変わってないわけじゃない。しかし、そんなこととは無関係に、時と川は、淡々と流れ続ける。
僕は、物事にオチばかりを求めるのが、あまり好きじゃない。この映画にも、特別なオチやどんでん返しがあるわけじゃない。1つの物語の終わりは次の物語の始まりであり、破壊は創造の始まりであり、夜は朝の始まり。終わりなんてない。全ては続いていく。形を変えながら。
秋は、時間の流れを『目』で感じることができる季節。
服の色は段々と濃くなり、街路樹は黄色に赤に色づき始める。秋が来れば次は冬。そして春がまた、やってくる。 |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
演劇部顧問やんも先生
LIFE IS BEAUTIFUL (1998年)
LIFEは、本当にBEAUTIFULなのか。
BEAUTIFULではないと知ったとき、人はどうするのか。
第2次大戦が始まり、強制収容所に送られることになった、ユダヤ系イタリア人親子の物語。
父は息子を怖がらせないように、そして最後まで生き延びさせるために、命を賭けた嘘をつきます。
『これはゲームなんだ。上手く (生き延びて) ポイントを稼げば、すごいプレゼントをゲットできるぞ』
笑顔の父を無心で信じ、過酷な収容所生活をゲームとして耐える息子と、素敵な嘘をつき続ける父。
父は知っています。この先の自分に待ち構えるのは、ただ絶望と死であることを。
しかし彼は、最後…最期まで愛する息子の前でおどけ、笑顔を見せ、嘘をつき続けました。
父の人生は、BEAUTIFULではありません。しかし彼は自分の力と笑顔で、BEAUTIFULにしようと努力し、息子の人生をBEAUTIFULにすることに成功しました。
父の人生は、BEAUTIFULでした。
人生に意味を求めても答えは返ってきません。
人生の意味は、自分の手で作り出すもの。
自分自身の意志と、そして笑顔さえあれば、人生はいくらでも輝く。
この平凡なタイトルの映画は、それを教えてくれました。 |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
マンガ部顧問カヲル先生
DEEP BLUE (2003年)
誰でも知っている。地球は陸地3 海7の割合で出来ている。僕たちは普段地球の3割のほんのわずかなところを行き来している。
それでも今この瞬間僕が立っている地面からわずか壁1枚先で何が起こっているのかを想像することはめったにない。ましてその想像力が海の中にまで広がる事はない。なんだかんだ、僕たちの日々は目の前の事で精一杯だから。
海洋ドキュメンタリーとして、世界的に大ヒットとなったDEEP BLUE。海の生き物を、ただひたすらに映し出している映像とわずかばかりの字幕で構成されている。正直、最初はヒーリング気分で見てみた。
が、一切心を癒される事はなかった。そこに映し出されていた海の生き物達の生きる事の生々しさと美しさに心奪われ、呆然として、理由のない涙が出た。もちろん、涙はしょっぱかった。
この映画を見て、僕の想像力は初めて海底まで届く事が出来た。正確に言うと、海というものを初めて認識した。
秋の夜は静かで長い。静かな夜は僕たちの想像力を刺激する。想像力は人をどんな所にも連れて行ってくれるし、どんな自分になる事も出来る。でも、人は出来ない事を想像出来ない脳を持っている。 |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
マンガ部顧問カヲル先生
時をかける少女(劇場版アニメーション) (2006年)
言わずと知れた日本SFの金字塔筒井康隆原作で幾度と無く映像化されてきた作品です。
アニメ?と言わずにまずは1度見てちょうだい。そこに描かれているのはリアルな人間よりも人間臭い主人公真琴 (高校生) の姿と最近の日本映画で稀な明るさ。
タイムリープという時間を過去にさかのぼってやり直せる事が出来る力を得た彼女が何をしたのかは、映画を見て欲しいので内緒です。
「未来」という希望に溢れるハズの言葉は、不確かなモノなので時に自分を苦しめる事がある。
「今」をどう過ごすか?それによって楽しみなちょっと先の未来が待っている。
この作品はそんなSOLが大好きなキレイ事を残してくれる。
「今」>>「未来」>>>>>>>>「過去」
(カヲル先生調べ大事度数)
夏のドキドキをいっぱい詰め込んだこの作品は今公開中なのでぜひ映画館で見て下さい。
クーラーの効いた映画館で「時かけ」を見た後に外に出ると、夏の暑さが今だって事を教えてくれます。
詳しくはココ!予告映像も見れるぞ!
時をかける少女 |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
技術担当ヘルツ先生
間宮兄弟 (2006年)
“幸せ”って何だろう。
ビール会社の研究員と小学校の公務員。30代を過ぎても同居を続ける(恋人も居ない!)兄弟。というよりは友だち、それが『間宮兄弟』。最新式の全自動洗濯機に紙ヒコーキ。スニーカーやボトルキャップのコレクションに囲まれた、決してドラマチックなんかじゃない男の2人暮らし。地味すぎる。けれど彼らの生活には、たとえば、木の温もりのような、温かさがある。
“木目調の温かさ”――それは年輪のように、現在(いま)を、この毎日を、丁寧に丁寧に積み重ねてゆくことの大切さを教えてくれる。そしてそれは兄弟だけじゃなく、友だち、親子、恋人・・・ほかの誰かといっしょに、同じこの時間を積み重ねてゆけること。シェアできること。記憶に残してゆけること。
“幸せ”とは、きっとそういうことなんだ。さあ、いまよりもっと、この1日を念入りに生きてみよう。幸せは突然やってこない。
間宮兄弟
テーマ曲は、我らがRIP SLYME先生の書き下ろし「HEY, BROTHER」。間宮兄弟(佐々木蔵之介+塚地武雅) 自身による、ポエトリー・リーディングのバージョンもヤバい! |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
技術担当ヘルツ先生
★PING PONG 〜ピンポン (2003年)
「好きで好きでたまらない!」部活でも教科でも恋人でも友だちでも家族でも趣味でも…どんなことでもいい。そう言い切れるくらいの "何か" がいま君にあるなら、それをどうか大切に大切にしてください。その「好き!」の気持ちこそが、どんな逆境にも折れない『世界最強の自分』を生み出してくれる!そうこの映画が教えてくれた。どうやら「青春」とは、自分自身に出会うための期間であり、「才能」とは、見つけたその自分自身に100%懸けられる強い気持ち、らしい。男子生徒は全員マスト、女子は "メガネ男子" のブーム火付け役とも言えるスマイル (ARATA) だけでも必見!!
この星の1等賞になりたい!
そんなヤツはココをチェック!
★PING PONG 〜ピンポン |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
聖★おじさんことシミズマスミ
フォレスト・ガンプ / 一期一会 (1994年)
自分的に秋という季節は、自分の場所を確認したくなる。自分が歩んできた道を思い起こしてみたり、自分が影響されてきたモノを見たり、聞き直したり。そんな時に必ず見たくなるのが”この映画”。
ハンディキャップを抱えながらも、誠実に、そして一生懸命に人生と向き合い、奮闘する主人公”ガンプ”の姿を見て、当時これをリアルタイムで見た頃に思った自分になれてる?ガンプのように何か一生懸命に取り組んでいる?と自問自答する。
未来を描く事も大事だけど、過去の自分を否定してしまったら、今の自分を否定する事。今の自分は過去があるからで、今がなければ未来もない。
”一期一会”
時に過去を振り変って、自分の場所を確認してみるのはいかが?
PS この映画のサウンドトラックは、アメリカの音楽の歴史も振り返れます。是非とも一聴を・・・。 |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
聖★おじさんことシミズマスミ
ジダン 神が愛した男 (2006年)
ワールドカップの決勝で頭突きをして退場した選手と言えばわかるだろうか?
(こんな表現で彼を紹介したくはないけど…) この10年、世界のサッカーを牽引してきたスーパースター"ジダン"。この映画は、そんな彼のプレーを一試合まるごと十数台のカメラで様々な角度から収めたというもので、サッカーに興味ない人には辛いかもしれない。いや、おそらく辛くない。なぜならこれは、もはやサッカー映画ではないからだ。
もちろんサッカーファンにとってはウルトラ貴重な映画。
サッカーというスポーツはチームプレイを尊重しながらも、個々の技術が高くなければチームとして成立しない。それはまるで人生の縮図にも似ている。
それ故に人々はフィールドにそれぞれの想い、人生を投影し熱くなるかもしれない。
そこが世界で一番支持されるスポーツたる所以なのかもしれない。
そして、この映画はジダンという人をピックアップし、一切余分なものを廃除しているからこそ、サッカー本来の本質が見えてくる。おそらくその本質を理解し、体言した時、初めて日本のサッカーが世界と肩を並べる時なのかもしれない…。
SOL生徒でサッカーをやっている人、もしくは少なからず興味がある人には、是非とも見て欲しい。
そう、日本のサッカー界を変えられるのは君だから...。
ジダン 神が愛した男 |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
バンド部顧問 コサイン先生
戦場のピアニスト (2002年)
人間の弱さ、異常さ、たくましさ、美しさ、平凡さ・・・ その全てが見えた映画。
この映画は、第2次世界大戦のさなか、ポーランドに住むユダヤ人ピアニストの身に起きた実話です。簡単に言ってしまえば、歴史の授業でも必ず出てくる「ナチスによるユダヤ人の迫害」をテーマにしたものだけど、勉強で知っていたはずの世界を遥かに通り越し、皮膚感覚で怖さを感じました。
特に、日々の生活が戦争に飲み込まれていく前半は、戦争とはこういうものかと嫌でも分かります。戦争の悲惨さとかを派手に強調した映画でもないし、観客を泣かせよういとする映画でもないけど、その分リアルに見えました。
世界的に何となく嫌な感じのする今だからこそ見てもらいたい1枚。何かを感じるはずだよ。 |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
女子クラス担当あっきー先生
銀河鉄道の夜 (1985年)
冬の訪れを感じさせる涼しい風。
夜道をやさしく照らす、まあるいお月様。
夜空のむこうには、シャボン玉がはじけたように輝く無数の星たち。まるでその星たちが奏でているかのような虫の声。秋の夜っていいな。静かなのに、ぜんぜん寂しくない。そんな秋の夜に、こんな詩的な映画はどうですか?
ご存知、宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」を原作にしたアニメーション映画です。
原作の持つ、あの不思議で幻想的な世界観をどのように表現しているか、みなさんは想像できますか?
作品に登場する「ジョバンニ」や「カムパネルラ」などのキャラクターが、「人間」でもなく、「犬」でもなく・・・、なんと「猫」に置き換えて描かれているんです。そのほかにも「銀河」をいろいろな形で表現されていて。
例えば、風に揺れるすすきがキラキラ光る河原。真っ白なサギが空から落ちて溶けていく砂丘。闇夜に青白く浮かび上がるリンドウの花でいっぱいの天の野原。そして、宇宙全体から響いてくるような音楽・・・。
「想像」することができる私たちこそ、まさに宇宙。無限の可能性を秘めた未知の世界。想像力をフル回転して旅に出よう。ジョバンニとカムパネルラとともに、銀河鉄道に乗って。 |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
女子クラス担当あっきー先生
千と千尋の神隠し (2001年)
『そなたの内なる風と水の名において・・・解き放て』
何かふっきれない、何をしていいのか分からない…と悩む人たちは、自分をとりまく環境に、まずは感謝してみよう。何でも手に入る、この豊かな世界を当たり前だと思っちゃダメ。周りの人が支えてくれているからこそ、今の自分はある。それが分かったときに、自分の進むべき道が見えてくるのかも。そのときこそ、まさに【自分の内なる力を解き放つ】とき。そう、この呪文を唱えてみよう!
この映画の主人公=「千尋」は、ロクにあいさつもできない、親がなんでもやってくれると信じている、そんな甘ったれた現代っ子。そんな千尋が迷い込んだのは、八百万の神々の世界…。この不可思議な世界で、千尋は「生きること」を学び、自分でも気づかなかったチカラを発揮して困難を乗り越えていこうとする。その健気な姿に心うたれ、思わず涙がポロリ。
意外と単純なストーリーだけど、日本独特の世界観や哲学が、それこそ「八百万」の数ほどちりばめられている作品。だからこそ観るたびに違う発見があると思うんだな。こういう映画、日本にしか創れないと思うのよ。
だからこそ、世界で大絶賛!のジャパニーズアニメ映画!インターナショナル!! |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
体育館と女子クラス担当 ちゃっきー先生
僕はラジオ (2003年)
『僕はラジオ』。
実はタイトルに魅かれて思わず「観てみたいな!」と思った映画でした。70年代のアメリカで実際にあったお話。「僕」は、ラジオばかり聴いているのでみんなから「ラジオ」と呼ばれている青年です。つまりは・・・ニックネームが「ラジオ」・・・だったのですね!!
「ラジオ」は知的障害をもつ、いつも一人ぼっちの青年。そんな彼が華やかな高校のアメフト部のコーチから声をかけられ、アメフト部の臨時コーチに就任!ひとりぼっちの毎日が一変!!実感と希望に満ち溢れる日々に変わる・・・!・・・そんな風に始まるストーリーはこの後、様々な事件や現実が絡み合いながらゆっくりと展開していきます。私たちはその中で、
「う〜ん・・・人ってなんだろうなぁ」と考えさせられたり、
「いや・・・人ってあったかいなぁ」と思い直したりしながら、じわり。
気付かされることがあります。人は人と、どこかで支えたり支えられたりして過ごしているんだ。そう、自分が過ごしている毎日もそうなんだな、ということを。
『僕はラジオ』。
この作品のキャッチコピーは、
あなたは誰かに救われたことがありますか?
なのだそうです。
季節の変わり目。秋から冬へ移り変わっていく今って、空気と同じようになんだか気持ちも研ぎ澄まされてきませんか?そんな今、素直に気付かされる作品です。そして、素直にあったかくなれる作品です。 |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
恋愛部顧問 愛川ハナ子先生
アメリ (2001年)
恋すると妄想ばかりしちゃわない? 「初デートで遅れてきちゃった彼氏の照れてる顔」とか、つなごうかつながないか迷ってるふたりの手」とか、妄想が炸裂してひとり頬を赤く染めた経験ってあるよね? でもそういう恋の妄想って本当に胸がキュンキュンしちゃう! いいよねぇ。1日3回はしたいよ。 そんな妄想大好き少女が、この映画に登場するアメリ。
アメリの毎日は楽しい妄想や幸せなイタズラであふれていて それが乙女心をグワシッっとつかんでくるの。 そして、アメリが駅でみかけた男の子に一目ぼれするとこから この映画はどんどんどんどんLOVEモードに突入!
妄想の世界では全てがうまくいくのに、 現実の世界では内気で何も出来ず恋した彼に話かける勇気も無い。 妄想大好き少女は、現実では何もできない自分に、溶けちゃうほど悲しみます。
ウン、ウン、この気持ち、すっごいわかるよね? 現実の世界ではうまくいかないことばかりで 「私なんかじゃ・・・」ってさ考え ちゃってさ、 自分をアピールできない。スキって言えない。最後の一歩が踏み出せない・・・。 時に恋は苦しいものです。
でもね、アメリは自分をアピールできない代わりにとびっきりのサプライズを仕掛けていくんだ。 このサプライズがとにかくキュートでワクワクする!恋のパワーってすごいって改めて思わせてくれる。 そのパワーはやがて何もできないアメリの心を一歩踏み出させてくれるの。
その一歩は妄想なんかじゃなく、アメリが現実に自分の足で踏み出した一歩。 キュートな妄想はたっくさんしていつも胸をときめかせていたいけど 肝心の一歩は自分で踏み出さなきゃ始まらない! 踏み出したからこそ、最高に幸せなLOVEを手に出来る! 妄想を現実に変えることができるのは自分の中のLOVEパワーだけ! 恋してるみんなに「もっと恋して幸せになりたい!」ってアメリが言っているような映画です。 うん、まさにLove is beautiful・・・ダネ!!
アメリ
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
炎のランナー すっちゃん
月とキャベツ (1996年 篠原哲雄監督)
「月」と「キャベツ」の印象を述べよ、と言われたら。
「月」は見方によってはキレイだとか寂しいだとか不思議な魅力がある。「キャベツ」には・・・特に述べることもない素朴なイメージしかない。そんな「月」と「キャベツ」が出会った映画が「月とキャベツ」。
人気絶頂の中、突然活動休止を宣言したバンドのボーカル「花火」。ある日突然、彼の前に現れた謎の少女「ヒバナ」。そんな「花火」と「ヒバナ」が出会った映画が「月とキャベツ」。
くすぶっていた「花火」に「ヒバナ」が火を灯す瞬間、花火の中から溢れ出す美しいメロディー。
その曲を聴くだけでも、この映画を見る価値はアリ。全編に渡って映し出される大自然もすごくキレイ。月を眺めてぼんやり考えごとをしているような錯覚に陥るかも。
秋の夜長、難しいことは抜きにしてぼんやりと何かを想う。そんな夜があってもいいんじゃないかなぁ。あ、ちなみにこの映画で「花火」を演じて歌を歌っているのは僕が大好きなアーティスト。この秋はぜひ、その人の曲にも触れてみてほしいです。 |
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SOLレコメンド! 映画レビュー
炎のランナー すっちゃん
ストレイト・ストーリー (1999年)
この映画はとにかく「走る」ことが印象的な映画。
ただ、走っているのは73歳のじーちゃんで、乗っているのは時速8キロのトラクター。
そのトラクターに乗って、500キロ先に住んでいる大事な人に会いに行く。
映画の内容をふせて説明するとこんな感じ。インパクトはゼロ (笑)
「走る」って言われて俺らが普通に思い浮かべるのは「ダッシュ」だけど、この映画には全く違う「走る」がある。立ち止まることもしょっちゅう。でも、じーちゃんにとっては全力疾走。
俺らはみんな走るスピードは違うし、走れる長さも違う。
同じなのは自分の目標に向かって走ることができるってこと。
走ることに疲れたり、走っていくべき目標が見つからない人はこの映画を見てみてよ。
ダッシュだけが全力疾走じゃないって分かるよきっと。 |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
知恵袋担当サッキーばぁちゃん
ノッティングヒルの恋人 (1999年)
「シュール(超現実的)だけど、ステキだった」
見終わった後、ひときわ頭に残ってしまったセリフ。と、同時に、本当にシュールだな...って頷いてしまったサッキーばぁちゃんです。あ、初めまして。
秋の夜っていつもに増して長い。しかも夜更かしなんかしちゃうとモノ恋しく......うぅ...。そんな夜にはやっぱりロマンチックな映画が観たくなっちゃう、ばぁちゃんがオススメする1作。
それは『ノッティングヒルの恋人』。
簡単にストーリーを説明するならば、ハリウッドの大女優と、ノッティングヒルという田舎町の本屋さんがラヴしちゃうストーリー。
クライマックスは?というと、ハリウッド女優がマスコミを集めて記者会見してっていう......ん?そういえばこれって、『ローマの休日』がベースというか、ローマの休日のパロディだったんじゃん!って気づかされちゃいます。
なんだけど、ローマの休日では、キレイな街を舞台にシュール(超現実的)な出来事が展開されて、最後は所詮、プリンセスと一市民。住んでいるところが違うのよオホホホ!と、現実に戻される男性の話だったんだけど、『ノッティングヒルの恋人』は、どこにでもありそうな街で起こった出来事に置き換えて、あり得ない話は、あり得ない結末で終わるっていう「ありえない話終始一貫論」を展開!
でもね。あり得ないラヴストーリーとわかりつつも、ハッピーエンド&ロマンチック&エルヴィスコステロの“she”で目頭が熱く......ばぁちゃんもまだまだ人生経験が甘いのぅと反省。
だーけーど、秋の夜長に、枕を抱いてロマンチックな夢の世界にどっぷり浸るのなら...。今日も、夢の世界を覗いてみようかな(笑)
ちなみに。
主人公(田舎町の本屋)の妹の誕生日パーティでのシーンで、ハリウッド女優がギャラをいくらもらったか尋ねられ「1500万ドルよ」と答えるシーンがあるんだけど、実は、この額、ハリウッド女優役のジュリア・ロバーツが『ノッティングヒルの恋人』でいただいたギャラ!!!!あの場面だけは、超 リ ア ル・・・ |
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[NEW] 秋のオススメ映画レビュー
サイクロンマスクの娘 祐子(高3 18歳)
アンジェラ (2006年)
この作品のオマージュソング 山崎まさよしさんが歌う「アンジェラ」を聴いて、映画を観たいと思いました。
何もとりえがない。誰も愛せない。誰にも愛されないでも本当は温もりが欲しい。
・・・今、こんな思いでいる人達って凄く多いと思います。
この物語の主人公アンドレはまさにこの全てにあてはまる冴えない男。更に、マフィアの取立て屋に追われ、与えられた命の猶予はわずか48時間。絶対絶命、生きる希望など見出せない彼は、自殺を図ろうと橋
の欄干に上ります。その時、ふと隣を見ると、自分と同じことをしようとする背の高い美しい女性が。
「あなたと同じことをする」と言って飛び込んだ彼女を無我夢中で助けようとするアンドレ。この女性 アンジェラを助けたことで彼の物語は始まります。
アンジェラの不思議な力、優しさ、温もりに触れ、不器用ではあるけれども、少しずつ人間らしさを取り戻していくアンドレの姿に、自分を照らし合わせて観てしましました。ずっと何事にも動じなかったアンジェラがふと見せる悲しい表情や、エンディングに見せる涙もとても印象的。幸せってなんだろう。信じるってなんだろう。自分ってなんだろう・・・と、私たちが日々ふっと考える、そんなことにヒントを与えてくれるような作品です。
モノクロで観るフランスの街並みも本当に美しい!モノクロだからこそ感じることの出来る空気感。匂い。どこかもの悲しい景色。
是非、秋の夜に、この物語を肌で感じてみて下さい。観終わった後、静かに泣けて、ちょっとココロが温かくなる そんな作品です。
山崎まさよしさんの「アンジェラ」も是非!! |
オッス! ケータイ番長の桜田門だよ! 校長教頭、SOL講師陣、SOLの先生、 そして生徒たちが熱い思いで紹介している作品にビビっと来ちゃったというキミ! アタイがその作品をゲット出来るようにリンク貼っといたよ! どうだい? やるだろ? でもホメ言葉は苦手なんでお断りだよ! そこんとこヨロシク! *Amazon.co.jpで購入
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