解説

次のうち、著作権法で保護される著作物にあたらないものはどれでしょうか?

A:授業で描いた絵
B:誰にも見せたことのないポエム
C:新たに発見した数式

正解は C:新たに発見した数式 です。

著作権法では、著作物を「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義しています。考えや気持ちを形にしたものであれば、作った人の年齢や職業などとは関係なく、著作物ということになります。
数式やごく短い文章などは、誰がつくっても表現は変わらないため、著作物とは認められません。ただし、数式にまつわる論文は著作物ですし、短い文章でも単語の組み合わせや表現によっては著作物と認められる場合もあります。

皆さんが書いた作文や撮影した写真も著作物だと思うと、「著作権」が少し身近に感じられるのではないでしょうか。