長身・好青年な大輝くん (神奈川県 18歳) & メルヘンチックな美里ちゃん (神奈川県 16歳)

面接場所は去年と同じ、「アースギャラリー」。ゆっくりと移動していく2人。2人とも言うほど緊張はしてなさそうだ。どちらかというと、楽しそう。アースギャラリーに入ると、面接官の先生たちが待ち構えてい・・ることはなく、到着して慌てて席に着き出す先生たち･･･。全員が席に着くと「よろしくお願いしま～す」と相変わらずの軽い雰囲気で面接がスタ～ト。
まずは、好青年大輝くんから。いろいろと質問に答えていく大輝くんなのですが、そんなことより何より姿勢がいい!! 受け答えも本当の面接みたい! まあ本当の面接だけどね、うん。大人だなあ・・でも、そんなことより何よりスタイルがいい! 身長約180cm、体重は約60kg! ボクはこのひとことを彼に浴びせたいと思う。・・「羨ましい!」。大輝くんは将来、人に笑顔を与えられるようなテレビやラジオの番組制作がしたい、とのこと! みんなが笑顔になれたらすごいいいよね。その一生懸命さがあればきっとできるよ。
とか何とか考えていると、ボクは、とんでもないものを視界に入れてしまったのだ。み、美里ちゃんがポケーッとしてる!!!! た、大輝くんの面接中にポケーッとしてる!!!
そして、やってきた美里ちゃんの番、なんだけども、美里ちゃんの面接用のプロフィールに、先生たちがどうも引っかかっている様子。見てみると、あだ名・・「青春ちっくめるへんふぁんたじすた」。美里ちゃん曰く、友達がいろいろ付けてくれたあだ名を混ぜ合わせたらこれになった、とのこと。うん、うん、分かりません!! でも美里ちゃんをひとことで言い表すとすると、まさに「青春ちっくめるへんふぁんたじすた」なのかなーと思います。自分の面接中も、どこか頭の中は違うところにいってるような状態だった美里ちゃん。でも、そこがなぜか魅力的! 面接の後、美里ちゃんに聞いてみると、「怖くて顔が落ちるかと思った」らしい。一応、緊張してたみたいだね。ふは。

洋風な太智くん(愛知県 16歳) & 元気で明るい美菜ちゃん(東京都 15歳)

続いては、「もうだめ、もうだめ! 緊張する! 入れない～!」と、面接室の前でバタバタしていた美菜ちゃんと、職員室にいるとき、1人だけ足を組んで全く違うオーラを叩き出していた太智くん、の実に対照的な2人。バタバタする美菜ちゃんを、何とか面接室にねじ込むと、急に落ち着きを取り戻す。緊張してるぞこりゃ。一方、依然落ち着いたまま、緊張具合をほとんど見せない太智くん。対・称・的!
美菜ちゃんは、ダンスを10年間やっていて、バスケもやってて、走り幅跳びでは都大会に出ていて、さらにバンドのヴォーカルまでやっているという、性格同様、活動も活発! すると先生たちから「踊ってみてよー」と、早速リクエストが。しかし、なかなか踊り出そうとしない美菜ちゃん。いけ、いくんだ、さっきまでバタバタ踊ってたじゃないか! しかし・・イスから腰が離れない。いけ、頑張れ! すると、「ガタッ」という音と共に、勢いよくヘルツ先生(?)が立ち上がった! そして、Let's ダンッシンッグ!! 見事、ヘルツ先生に見せ場をもっていかれた美菜ちゃん。緊張して持ち味全部は出し切れてなかったけど、終始、楽しそうな顔で先生たちと喋ってましたー。
続いて太智くん。すると、部屋が一気に英国色に! 太智くんは、小さい頃から親の影響でいろいろな音楽を聴いて育ったそうな。演歌から洋楽まで幅広い! そして何より髪型がどう考えても日本の人の髪型じゃない! 日本の人じゃ、その髪型は似合わないはずだ! じゃあなぜ太智くんは似合うんだ? 洋風だからだ!
すると、SCHOOL OF LOCK! 随一の紳士、聖☆おじさんとの話が盛り上がりを見せてきた。そして、太智くんが最も愛するミュージシャンがTHE BEATLESだということを発表した直後。奇跡は起きた。部屋の中に薄っすらと流れていた、ラジオの生放送。そこから聴き覚えのある音楽が流れ出す。「Let it be」。これぞ奇跡。しかしそんな奇跡にもほとんど動じない太智くんは、表情を変えずこう言った。「あ、Let it beだ」。か、軽い。何者だこの男! そしてこの顔の小ささ、只者じゃない!

早稲田大学志望の浪人生、英孝くん(宮城県 18歳) & コサック結花ちゃん(千葉県15歳)

3組目は、先ほどダントツで緊張していた英孝くんと、コサックダンスのやしろゆかちゃん! 面接部屋に入る英孝くんの顔をチラッと見てみると・・あ、あれほど緊張していた顔から赤みが消えている。そして、あれだけ硬かった表情も緩みを見せている。わ、分かったぞ! まさか・・キミは、あの、有名な、、「本番に強いタイプ」! なのだな。恐るべし! そんな本番に強い英孝くんなのですが、実は本番に一度失敗していたんです。現役時代。そして現在は、塾の寮で生活する浪人生。「目指す大学は?」と先生たちに聞かれると、自信を持った表情で、「早稲田大学です」と答える。迷いがない。英孝くんの言い方に全て表れていた。ちなみにメールアドレスにも表れていた。そのアドレスとは!・・・言えないよ。言っちゃったら応援メールが殺到しちゃうからね。あ、じゃあ言ってもいいのか? いや、でもそうなると受験勉強の邪魔になっちゃうし、どうしよう・・とボクの頭の中で彼のメアドが行ったり来たりしていると・・コサックダンスが始まっていた。結花ちゃんだ。
あの想像上のコサックダンスが、今、目の前で展開されているのだ。・・凄まじい速さ。そしてこのスムーズな動き。何よりこの顔の輝き。・・美しい。コサックダンスがこんなにも美しいものだなんて。でも面接官の先生たちは大爆笑! みんなの手拍子に乗せて、「フンッフンッ」とステップを刻んでいく、結花ちゃん。これ、本当にToppaモデルに関係あるのかな・・?
結花ちゃんは、バンドもやっていて、もちろんアジカンのコピー! もっと変な人かと勝手に思っていたのだけど、思ったより結花ちゃんは、しっかりした女の子でした。英孝くんは今、テレビのない寮で、毎日朝早くに起きて、一日中ずっと勉強しているそう。同じ寮で毎日過ごすみんなの励みになれば、ということで応募してきました。
結花ちゃんも、去年自分が受験生だったときにToppaに励まされたから、今年は私がみんなを応援する番、というこでの応募。2人とも自分のためだけじゃなく、みんなのことを考えてるんだね。2人の面接が終わり、うむうむと感心していると、職員室の椅子にドサッと座り、何事もなかったかのようにすぐにお菓子をパクパクし出す結花ちゃん。やっぱりこの子はすごい。