クリープハイプ
尾崎世界観
aikoの「カブトムシ」を初めて聴いたのはラジオでした。
中学校や高校生の時に、夜ラジオを聴くのが楽しみで、ラジオが大事なものでした。
夜ラジオを聴きながら色んなことを考えたり、いろんなアーティストの曲をラジオを聴いて、好きになったりしてたんですけど……
今でもaikoさんのCDを買ったり、楽しみにして聴いています。
自分にとってのaikoさんのように、今の10代の人たちにとって、
“ずっと大人になっても聴いてもらえるような歌を歌っていきたい”
そう思っています。
Base Ball Bear
関根史織
中学校3年生ぐらいの時に我が家にケーブルテレビがやってきて、NUMBER GIRLの「透明少女」に出会ったんです。
それまでは地上波で流れているヒットソングしか聴かなかったので、ケーブルテレビのマニアックな音楽がたくさん流れる番組を見て、いろんなバンドを知ったんですけど、その中でも特に、NUMBER GIRLにすごい魅了されました。
「透明少女」を初めて聴いた時に、
“今まで聴いてきた音楽とは、決定的に何かが違う”
って感じたんですよ。音もすごい悪いと思ったし、ロックバンドの不完全というか生々しさとかドキュメント感というのをすごく感じて、そこから私はロックバンドに魅了されて、ロックの魅力に気づいたというか。
「透明少女」は、私がロックバンドをやるきっかけになったと思います。
androp
佐藤拓也
Rage Against The Machine の「Guerrilla Radio」に出会ったのは高校1年生の時で、当時組んだバンドメンバーに「この曲コピーするぞ」といきなり言われたのがきっかけでした。
アコースティックギターでフォークソングばかり弾いていた僕にとって、このバンドはあまりにも衝撃的でした。
この時からエレキギターを持つようになり、地元のライブハウスに入り浸るようになり、そのライブハウスで色んな人に出会い、色んな経験をしたこと。
それが自分にガツンとハマったんです。
今、andropの一員として音楽を続けていますが、それまでに何度も音楽をやめようと思ったことがありました。
ただ、高校生の時にライブハウスで経験したことが今でも体に染み込んでいて、今も音楽をやめられないし、ずっと続けたいと思っています。
「Guerrilla Radio」は僕にとって、ライブハウスという最高の場所に連れて行ってくれた、はじまりの歌です。