
水田を守る主婦
阿部文子 (あべ ふみこ)

ごく普通の生活を送る1人の主婦であった阿部文子は、1990年のある日、偶然参加した環境団体のイベントで、今、地球で起きている環境破壊の現状を知ってしまった。
「自分に何かできることはないだろうか…」
そう思った彼女は、知り合いや友達、15人で、オゾン層破壊の原因となるフロンガスの回収車をいきなり購入! この勢いで始めた活動がきっかけの1つとなって、2年後には何と『フロンガス規制法』という法律が制定されるまでになった。
行動さえすれば、必ず世の中は動く。
そう考えた阿部文子が、次に「何かしたい」と思ったもの。それが水田。田んぼだった。
安全で美味しいお米が食べたい。
誰でも、そう思うのは当然だが、農家にとっては、手間もお金もかかる。作り続けたくても、あきらめてしまう人も多い。
そこで彼女は考えた。
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