11月15日のミドリトマモルは・・・ back next

水田を守る主婦
阿部文子 (あべ ふみこ)
ごく普通の生活を送る1人の主婦であった阿部文子は、1990年のある日、偶然参加した環境団体のイベントで、今、地球で起きている環境破壊の現状を知ってしまった。

「自分に何かできることはないだろうか…」
そう思った彼女は、知り合いや友達、15人で、オゾン層破壊の原因となるフロンガスの回収車をいきなり購入! この勢いで始めた活動がきっかけの1つとなって、2年後には何と『フロンガス規制法』という法律が制定されるまでになった。

行動さえすれば、必ず世の中は動く。
そう考えた阿部文子が、次に「何かしたい」と思ったもの。それが水田。田んぼだった。

安全で美味しいお米が食べたい。
誰でも、そう思うのは当然だが、農家にとっては、手間もお金もかかる。作り続けたくても、あきらめてしまう人も多い。
そこで彼女は考えた。

自分たちは、「お米」にお金を払うのではなく、「安全で美味しいお米の田んぼ」を自分たちで買い取って、なくならないように守る仕組みを作ろう。その田んぼで、農家の人たちにお米を作ってもらおう。

それが、現在の彼女の活動。『水田トラスト』である。

やってみたいと思ったら、まずは行動。世の中はあとからついてくる。
さあ、アナタは、コレを聞いて、何を思いますか?

参考HP: 『 新庄水田トラスト 』