11月27日のミドリトマモルは・・・ back next

1本の桜の木の写真を撮り続けた世界的シンガー
Susan Osborn (スーザン オズボーン)
国連やオリンピックなど華やかな舞台でその歌声を聴かせる一方で、ゴルバチョフ元ソ連大統領と共にエコロジー活動を続けて来たスーザン。
しかし彼女は、そんな日々に空しさを感じていた。モノや知識がいくら増えても埋められない空しさが彼女を襲う。

そんなある日、彼女の住む街は大吹雪に見舞われる。
雪によってスーザンの家にあった桜の木の枝は、折れてしまう。
しかし春になると、冬の間庭に放置していた枝から満開の桜が花を咲かせたのだ。

これを見たスーザンは、ある事に気づく。
国際的な環境保護運動にも関わった。
しかし1本の木のことを深く考えた事があっただろうか?
歌手としてたくさんの歌を歌ってきた。
しかし1本の木の声に耳を傾けた事はあっただろうか?

彼女は1本の桜の木の生命の奇跡を見つめ続ける事で、
自分自身の存在自体の奇跡に気づいたのだ。
地球上にある全ての生命は、奇跡的な存在であると。


参考文献: 『 桜の樹が教えてくれた〜いのちを生きるということ / サンマーク出版』
参考HP: 『 PONYCANYON』