
太陽光パネルのサンタクロース
桜井 薫 (さくらい かおる)

1993年、桜井薫は、ある話を耳にした。
『日本がインドネシアに原子力発電を輸出するらしい』。
桜井は、以前から疑問を持っていた。
「100%安全って言い切れない原発を、海外に輸出するって、どうなの?」インドネシアの人たちの生活を豊かにするためには、電気はモチロン必要。でも、別に原子力じゃなくたっていいじゃないか。
だったら、安全な自然エネルギーの技術を輸出すればいいじゃないか。
自分が。
桜井は、『インドネシアへ原発ではなく、太陽光発電を送る会』を発足。
自分で太陽光発電のしくみを一から調べ、手づくり太陽電池を完成させた。とは言っても、太陽光発電は、貧しい国の人々にとっては、あまりにも高価な品物。
だったら、現地に作る技術を伝える前に、日本で作った太陽光パネルをプレゼントしよう。
パネルを届け、電池を届け、技術を伝え、世界中の人たちが、安全でクリーンな電気を使えるように。桜井は、インドネシアだけでなく、世界の多くの国に、今日も電気を届けている。
ただ反対するだけでなく、だったら自分には、何ができるのかを考える。
彼はそれを教えてくれた。
さあ、アナタは、コレを聞いて、何を思いますか?
参考HP: 『 国際NGOソーラーネット』
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