1月1日のミドリトマモルは・・・ back next

インドを代表するエコロジー活動家
Vandana Shiva (ヴァンダナ シヴァ)
1950年代にアジアの農業で行なわれた農薬を大量に使った「緑の革命」
最初の数年、農作物の収穫は上がった。
しかし農薬の使い過ぎによって土地が疲弊すると、収穫は激減。
そのためさらに農薬を使うという悪循環が生まれていた。
さらに大量供給に対応する需要を用意しなかったために、農作物の市場価格が暴落し、資金繰りの悪化した農家は、農地を手放さざるを得ない結果を招いた。

そんな「緑の革命」の問題点をいち早く指摘し、自然農法の普及させ、本来の大地の力をとりもどそうとしたのがヴァンダナ・シヴァである。
彼女がとった方法はいたってシンプル。
「昔のやりかたにもどす」


この活動は少しづつ広がって行き、やがてインドの土地は大地の力を回復し、
再びその恵みを手にすることができるようになる。

その後も様々なテーマの環境問題にとりくんできたヴァンダナ・シヴァが
その集大成ともいえる本を2005年に出版する。
それが「アース・デモクラシー」である。

地球はあらゆる生命の共同体である。
生命の民主主義に基づく社会を作ろうという考えをまとめた本。
生命の民主主義・・・アナタはこの言葉を聴いて、どんな世界を想像しますか?

参考文献: 『 アース・デモクラシー / ヴァンダナ シヴァ 』