
お金という観点から環境を変えようとする
田中 優 (たなか ゆう)

田中は、地域の仲間たちと、生活に身近な環境問題に取り組んでいた。
そして“ごみとリサイクル”の問題を調べるうち、
いっこうにリサイクルが進まないのは、「新品の方が価格が安いから」という当たり前の理由に気づく。
「新品の材料になる資源が安すぎる」
そこには、経済のしくみが背景にあり、
世界の資源が安く輸入される構図が出来上がっていた。
せっかく預けた自分の貯金が、地球環境を破壊する事業に融資されているかもしれない。環境問題を解決するには、お金が環境に配慮した事業に使われるための“金融のしくみ”をつくる必要がある。
そう思った田中は、自分たちの未来を自分たちで決められるようなお金の預け先、 が必要だと考え、「未来バンク事業組合」を立ち上げる。
未来バンク事業組合とは、市民から出資金を預かり、環境に優しい商品を購入するひとや、環境に優しい事業を営んでいるひとに、低利で融資を行っている非政府・非営利の市民団体である。
その後田中は、ノウハウを活かし、Mr.Childrenの櫻井和寿さんらの相談にのりap bankを立ち上げ、現在、その監事もつとめている。
貧困はなくさなければならない。 戦争は絶対にないほうがいい。
環境破壊も絶対にないほうがいい。
そのためには・・・お金の流れかたを変えなければいけない。
明日、お年玉をもらう皆さん。
お金の流れを変えれば、環境を変えることも出来ます。
参考HP: 『 未来バンク事業組合 』
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