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年賀状は紙を使わないほうがいいWEBサイトの管理人
岡本功 (おかもと いさお)
再生紙を使っているとしていた年賀状が、じつは再生紙をつかっていなかったのではないか? という偽装問題が浮上している。

しかしこの再生紙問題とは別に、そもそも年賀状の紙の原料となるパルプはどこから輸入されているのか? 岡本さんは「年賀状は紙を使わないほうがいい」というウェブサイトで、海外でおこなわれている森林破壊を告発している。年賀状の原料には原生林、天然林が数多く混入している。

例えばオーストラリアで日本の紙のために伐採される森林の中には"太古の森"と呼ばれる、樹齢200年から1,000年の樹木が 大勢を占める森林が数多く含まれているのだ。"太古の森"は、動植物の生存にとって、極めて重要なエリア。
コアラを含め約180種類の貴重な野生 動物も、"太古の森"にしか見られない木の穴で生活していて、森林が大量に伐採されてしまうため絶滅の危機にさらされている。

オーストラリアのタスマニア州では、毎年サッカー場9,500個分の面積の原生林を含む森林が破壊的に伐採され、そのうちの90%近くがチップとなって、日本に輸出されてきている。

当事者である私たちは、その事をほとんど知らないまま生活をしているのだ。では、私たちはどうすればいいのか?

例えば、天然林、原生林を使用しない紙の普及活動。
国産の間伐材を使うことで、日本の森を生かすことができる。
他には、ヘンプペーパーなどへの代替も進んでいる。
そして、できることなら、なるべく再生紙を使うように心がけたい。だからこそ、再生紙の偽装はとんでもないことなのである!


あなたも、この話をきっかけに、今までの生活をちょっとだけ変えてみませんか?

参考HP: 『 年賀状に紙を使ってはいけない 』