3月6日のミドリトマモルは・・・ back next

43年間住み続ける男
長坂 優 (ながさか まさる)
1992年、ブラジル、リオデジャネイロで行われた国際環境会議で1つの宣言が出された。

『アマゾンの自然を守らなければ、地球が滅亡する』。

地球上の酸素の3分の1を産み出しているアマゾン。
しかし、その森林も年々破壊され、すでに日本の2倍近い面積が、自力再生不可能な荒地になっている。
そして、アマゾンで伐採された木の半分は日本に持ってこられ、日本の豊かな生活を支えている。
例えば、日本での、一日の牛乳パックの消費量は900万個。これだけで、1日に6.000本のアマゾンの木が失われていることになる。

その地に移り住んで、43年がたつ、1人の日本人。それが長坂 優である。
大学を卒業してすぐ、アマゾンへ移住した長坂。
「開拓しただけ、君の土地になる」と言われてアマゾン川の奥地に置き去りにされたが、30メートルもある原始林は1日に1本切り倒すのがやっと。赤痢やマラリアにかかり、死の一歩手前までいってしまったこともある。そんな波乱万丈の人生の中で、長坂がアマゾンに教わったこと。

それは、
『人間は目に見えるものを大切にするが、本当に大切なものは目に見えない』ということ。

空気、太陽の温もりと光、そして人間の声・・・
彼は今日も、熱帯林の大切さを、世界に向けて発信している。


さあ、あなたはこの話を聞いて、何を思いますか?

参考HP: 『アマゾニア森林保護植林協会』