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歯ブラシなくても大丈夫
イリエワニ
ここは、アジア南東部の湿地帯。
あの池のそばにいるのが、体長約7m、世界最大のワニ、「イリエワニ」。

「イノシシ」「サル」「スイギュウ」「ウマ」など、大きなお肉が大好きなこのワニ。獲物をみつけると、60本以上もあるするどい歯で、がぶりと一気にいただく。

すると、当然歯に肉が詰まる。
ヨウジなど使えないイリエワニは歯に詰まった食べカスをどうしているのだろうか?

実は、小鳥にとってもらっている。
「ん? どうやって? 」・・・食後にただ口をあんぐりあけているだけ。


食べカスめがけて、口の中へ小鳥はやってきて、きれいさっぱり歯につまったものをたべてくれるのだ。イリエワニにとって、食後に口をあけてぼんやりすることは、歯ブラシをするのと同じこと。そう、歯ブラシがなくても大丈夫なのです。

校長、教頭、クリスマス・イヴの今夜、チキンを食べ終わったら、口をあけてみてはいかがですか? 誰かが食べカスをとってくれるかもしれませんよ。

参考文献: 『 世界動物大図鑑 ネコ・パブリッシング 』