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「子供はおんぶで育てる」
ピパピパ ここは、南アメリカのアマゾン川。普通のカエルをペシャンッとつぶしたような、平べったい体をしたカエルが、このアマゾン川に生きる、ピパピパです。

ピパピパの子どもの育て方は、ちょっと変わっています。

メスは卵を一度に100個ほど産むのですが、オスは、その卵を脚や体を使って、メス自身の背中にグ〜ッと押し付けるのです。すると、卵は、メスの背中にくっつき、時間が経つに連れて、卵は背中に埋もれていきます。

その後、卵がオタマジャクシに成長しても、子供たちはまだ、お母さんの背中に埋もれたまま。

手足が生えてカエルの姿になるとやっと、子供たちは、お母さんの背中から、水中に飛び出していくのです。

一生懸命、背中で100匹の子供を育てたピパピパのお母さんは、卵を背中に押しつけただけのお父さんに、こんなことを言っています。

「あなた…、私にばっかり押し付けないでよ・・・!」

参考HP: 『 Yahoo!きっずペットコラム 』