
聴取期限 2019年11月27日(水)PM 10:00 まで
大森「生徒のみなさんこんばんは!“いま”を学ぶ超現代史の講師・・・!」
全員「Mrs. GREEN APPLEです!」
大森「ボーカル、大森元貴です!」
藤澤「キーボードの藤澤涼架です!
大森「先週のミセスLOCKS!では台湾ライブを終えた直後の僕達の声と、髙野先生が現地で録ってきてくれた台湾ジングルを聴きましたけど」
藤澤「そうなんですね、今僕たちの手元には先日、台湾で行ったワンマンライブの道中を撮影した写真があります!」

大森「写ルンですですね!写ルンですですですですね?」
藤澤「写ルンですですですですよ?いっぱいあるね~」
大森「これ写ルンですか!?」
藤澤「写ルンですよ!!」

2人「ありがとうございます!」
大森「ミセスLOCKS!用にみんなで撮ってきました!」
藤澤「撮ってきました!」
大森「僕らは偶然ながら僕と藤澤はそのカメラを手にすることなく、他のメンバーが撮ってたので」
藤澤「そうなんですよー!」
大森「ほぼ初見・・」

藤澤「ね~。これ、見ていきますか?」
大森「これ後でちゃんと放送後記載るからチェックして欲しいんですけど・・楽しかったですね~~~」
藤澤「楽しかった~~~すごいな~~~」
大森「これ誰が撮ったか分かる写真ですよね。とりあえず顔が0距離なのは若井が撮ってる」


藤澤「いやー写真係がなかなか独特な写真撮ったからねーー。そうですね、この写真はミセスLOCKS!の放送後記で見ることが出来るのでよかったらチェックしてみてください!」
放送後記の最後にいっぱい写真をアップしたから見てね!!!
大森「うん!ということで今夜ももちろん授業をしていきますけど・・涼ちゃんこの授業内容率高いよね?」
藤澤「なんか・・逆になんかトリッキーな授業を・・・」
大森「ちょっとしたいよね!」
藤澤「させてもらえないっていう・・」
2人「あははは~!!」
大森「フリートーク担当みたいになってますけど!黒板読みましょう!」
藤澤「多分これ」
大森「えーなんで読ませてくれないの!せーの!」

『みんなのいま!』
大森「今日は「みんなのいま」について。いまみんなの周りで起きていることを一緒に学んでいこうと思います・・って本来これがメイン授業なんだけど涼ちゃん皆勤賞みたいになってまして」
藤澤「そうですよ(笑)」
大森「はい」
私は今美容師を目指して通信で専門学校に通いながら美容室で働いています。働きながら学校に行き、さらにレポートが送られてきて期限内に提出しなければならないとすごく忙しいです。遊ぶ暇もなく、家に帰っても疲れてすぐに寝てしまいます。
そこで友達のSNSなどを見ていると楽しそうだな~とかいいな~とか思ってしまい、何も楽しみがない自分と比べて落ち込んでしまいます。他人と比べても自分は自分だからと思ってはいるのですがすぐネガティブになってしまいます。どうすれば前向きに考えられるようになりますか?
hina りんご
福島県/19歳/女の子
福島県/19歳/女の子
大森「これねーーー、同じだと思います、確信」
藤澤「おおっ」
大森「SNS載っけてる楽しそうにしてる友達はですね、そんなに楽しくないと思います!」
藤澤「おおおー!」
大森「そういうことだよね?」
藤澤「いやーでも分かるよ、「hina りんご」の・・すごくお忙しいんだろうな、だって専門学校通信でやりながら」
大森「いいじゃん全然―!ねー?」
藤澤「美容室でも働いてるってすごくご多忙だと思うんですけど」
大森「いいことだよ!」

藤澤「充実してるなって思いましたよ、話を聞いて」
大森「あのね、SNS載っけてる「充実してるぜ!」みたいな人たちこそ充実してませんからね!」
藤澤「おおおーー。そういうもう、なんだろう」
大森「どっちだろ、ほんとに極端に分かれますけど。ほんとに充実してる野郎もいますけど」
藤澤「でもまあ分かる!むしろSNSに載っけることが目的でさ、なんだろう、ちょっとパッケージしちゃってるというか、楽しんでるぜ自分みたいに載せちゃう風習もあるしね」
大森「なんかね~~そうだね~~」
藤澤「だし、Sネスに・・」
大森「Sネス??Sネスってなんすか?ごめんなさい」
藤澤「ちょっ・・あのー、ネイティヴ出ちゃった(笑)」
大森「Sネス??」
藤澤「Sネス!!」
大森「PKファイヤー的なことですよね??Sネス」
藤澤「・・SNS!で、楽しいことを投稿してる人たちも、普段忙しくないかって言われたらそうじゃない、とも思うんだよね。分かんないけど!」
大森「ん?うん」
藤澤「でも」
大森「あのねーー。そんなだと思うよ。っていうね」
藤澤「うん」
大森「あの、うらやましいな~って思わせたくてみんな載せてるだけだから!」
藤澤「なるほどね」
大森「そんなじゃない。あのね、1番のおすすめ、解決方法教えましょうか」
藤澤「お!」
大森「SNS辞めてみたらいかがでしょうか」
2人「(笑)」
藤澤「おおおおお~~~!なるほどね~~~!」
大森「それはもうなーんも目にしなくて済むからねーーー」
藤澤「でもね、分かります。なんかあったら無意識にSNSのアプリ押しちゃう癖とかもやっぱりある!」
大森「うん、あるよね。その時間ってすっごい無駄だなってね。あの、ちょっと僕のほんとに、※個人的な感想ですよ」
藤澤「はい」
大森「あのー、ほんとにそう思って、これは普段絶対使ってしまってるなみたいなアプリを、ケータイからほぼ全部削除したんです、僕は」
藤澤「おおおーー」
大森「ってなると、すごい原始的じゃないんだけど、充実してた頃とすごい原始的な生活になるわけじゃん?すごいね、いいですよ」
藤澤「おおおー、うんまあね」
大森「デトックス!!」
藤澤「そうだね、そこが全てになっちゃいけないよね。「ごく一部のコンテンツとして楽しむ」っていう」
大森「そうそう!いいなーとか思うのはみんな人間だから仕方ありませんけど、それに対して一喜一憂する必要は全くないと思います。なぜならあなたはすごく頑張っているから。大丈夫です!」
藤澤「おお!はい!ありがとうございます!!」
大森「ありがとうございます!!」
藤澤「続きまして」
最近学校に行くのがとても辛いです。
先日あった文化発表会の実行委員長になり、準備のため、忙しい1ヶ月を送って来ました。その甲斐もあってか、文化発表会は成功に終わりました。ですが、「お疲れ」や、「頑張ってたね」と言われるのは私ではなく、指揮者や伴奏者達ばかりで、私はなんでこんなにも頑張ったのに…と報われないことに腹立たしさを感じています。それも重なり、中学生になった時から感じていた世の中の「不平等さ」に気づき始め、自分は、価値のある人間なのか、誰かに必要とされる人間なのか…と、悶絶する日々です。
私は、自分が大嫌いです。
どうやったらこのような気持ちと向き合うことが出来ますか?
塵になった星
福岡県/14歳/女の子
福岡県/14歳/女の子
藤澤「という内容でございますーー」
大森「あ、なんかありますか?僕結構ヘビーなこと言うと思うので涼ちゃん先に」
藤澤「僕ね、まあ、これは14歳だからね、中学生だと思うんだけど。僕高校生の時に文化祭の副委員長を」
大森「あ、嘘じゃないんだね?それずっと言ってますけど」
藤澤「ずっと言ってるけど・・!」
大森「ずっと嘘だと思ってたんですけど」
藤澤「別に嘘をこすってるわけじゃなくて・・」
大森「はいはい」
藤澤「ほんとにやってて。それこそ1ヶ月前から準備バタバタしてましたよ。みんなが学校帰った後とかもね」
大森「うん」
藤澤「ちょっと準備したり、裏でやってることは多かったですけど、でもなんか別に友達から、まあ、お互いにね、文化祭実行委員で頑張ってた友達とはお疲れ様みたいな話はしてたけど、別に個人的に褒められることはなかったね」
大森「うんうん」
藤澤「けど、これご本人も言ってる通り、「文化発表会は成功に終わりました」って言ってるけど、僕の目標はやっぱりそこが1番の達成するポイントだったから、気持ち的に。だからそこが全てだと思うし・・」
大森「そうだね」
藤澤「「文化発表会は成功に終わりました」ってことがめちゃくちゃ嬉しいことだと思うから~、うーん、まあ、やっぱ、実行委員長ですから・・!成功したことに心から喜んでほしいし、僕はそこにおめでとうって思いますよ」
大森「いやほんとにそうだね」
藤澤「うん。どうですか?」
大森「うん、なんて言うの?お便りを送ってくれた時点で僕らがすごく頑張ったっていうのはもう伝わってるから、それで消化されてほしいなって思いますし、みんなから褒められるためにやったのか・・って言ったら違うだろという話で」
藤澤「うんうんうんうん」
大森「そういうことだよね?涼ちゃんも」
藤澤「そうだね」
大森「そうだからそれで褒められなかったって言って、ちょっと落胆するのは、なんかちょっとズレてるかなっとは思うよね」

藤澤「うーん」
大森「涼ちゃんが言った通り、成功できたんだからいいじゃんって思うし、いやみんなは褒められててって、確かに多感な時期だから仕方ない・・14歳でしょ?仕方ないけど、あのねー、そんなにね、褒めてくれませんから!(笑)」
藤澤「そうだね~~」
大森「これから先!もっと言うと・・!あの、これはね、難しいかもしれないけど、全部そうだけど、自分に何か数字が、例えば自分が1だとするじゃない?2でもなんでもいいんだけど。で、なにかに掛けてもらおう掛けてもらおうとするから、足りない足りないってなるわけですよ」
藤澤「おおお~~。みんなイメージできるかな?」
大森「難しいね、これね」
藤澤「うーん」
大森「だけど、自分はそもそも0だと思っておけば、なに掛けても0だから、いい意味で一喜一憂っていうものに振り回されないと思うんだよね」
藤澤「うんうん」
大森「だから褒められたかったなーーっていうのはすごい分かるけど、ある種、邪念?かなあと思う。だし、少なくとも僕らにはすごく伝わってるので」
藤澤「うーーん。だしこの実行委員長って言ってもさ、誰しもが経験できることじゃないから」
大森「そうだよ!いいじゃん」
藤澤「ね。その成功した文化発表会で実行委員長をやってたってことは人生経験においていつまでも残ると思うから。ぜひ大切な記憶にしてほしいなと思います」
大森「褒められたかったなと思ったら誰かを褒めてやれ!!」
藤澤「おお!!」
2人「ありがとうございます!!」
藤澤「そしてそして~」
ミセス先生こんばんは。
私はいつも思うのですが、「運動の秋」見たいな感じでこの間の学校の全校朝会で先生が「休み時間は外に出てお友達と仲良く元気に外で遊びましょう」
みたいなことを言われて思ったんですけどなんかこの世界は全部友達が居ることが当たり前みたいになっているんじゃないかと思いました。
何かで自由席になった時とか、自由に遊んでいいよって言われた時とか、
じゃあ友達が居ない子はどうなるんだろうとか、どうすればいいんだろうとかいつも思います。私はこの事が当たり前になっているのは違うと思うのですが、ミセス先生はこの事に対してどういう風に思いますか?
Akane
東京都/12歳/女の子
東京都/12歳/女の子
大森「12歳ですごく哲学者すぎるだろ!!素晴らしい」
藤澤「「Akane」さん」
大森「いや、でも思いますよ。僕も」
藤澤「うーーーん」

大森「だって友達はいるのが当たり前じゃないもんね?涼ちゃん」
藤澤「・・・・そうです・・(笑)そうなんです!当たり前じゃないです!校長先生!」
大森「ええ?」
藤澤「校長先生に言いたい!全校集会とかでね、「友達と元気よく遊びましょう」って言ったりすると思うんだけど、友達・・いないです!!」
大森「涼ちゃんがね」
藤澤「はい・・ありがとうございます(笑)」
大森「涼ちゃんのお悩み相談みたいになってる」
藤澤「そうだね、形容してるんだろうけどね~」
大森「例えよ例え。例え話しよう!自分もさあ、じゃあペアになってくださいって言われた時、え・・どうしよう・・・ってなる陰キャでしたからもちろん」
藤澤「うんうんうん・・・!」
大森「ミセス陰キャの集まりだからね」
藤澤「分かるよーーー」
大森「ほんとにそういう、なんていうの・・・・あるよね。ほんとにそう思う。よろしくないよね。掘っていけば、その発言ってね」
藤澤「そうだね~。ほんとその通りだと思う。先生とかも、あまりこう・・これを12歳の子に言っていいのかわからないけど、先生とかもあまり考えずに言ってると思う!」
大森「すごいこう言いましたね・・・!!」

藤澤「うーんでもそうだと思うよ、そこに疑問を持ったからには。定型文じゃないけどさ」
大森「なんかの比喩だったりね」
藤澤「うん。「友達」っていうのはなにかを指して言ってるわけでもないと思うし」
大森「「友達」っていう単語があるだけですから」
藤澤「そうだね」
大森「別になんだって良いわけよ。誰かのお友達と見比べて自分のお友達を作る必要は全然なくて。自分の中でお友達と呼べる人を作れば良いだけで。作ればっていうか作れると素敵なことなだけで」
藤澤「でもなんか僕はね、この「Akane」さんの話を聞いて思ったのは、まあ、「Akane」さん本人がお友達がいるいないとかは触れてないから自分の状況かは分かんないけど、でも途中で言ってた、「自由に遊んでいいよ」って言われた時に、「じゃあ友達が居ない子はどうなるんだろう」っていう風に思えること」
大森「考えられること」
藤澤「それが、素晴らしい」
大森「ほんとに優しい」
藤澤「1番大事なことなんじゃないかな」
大森「ほんっとに優しい子ですよ。この子は」
藤澤「ね。そうですよ」
大森「いやー、これはマジで、もう1回今聞いてる人はこのお便りを放送後記で読み返してほしい」
藤澤「うん」
大森「すごい素敵な文章だと思います」
藤澤「そうだね。「こういう状況になった時にこういう人ってどういう風になるんだろう」って思えることって大事だし、いつまでも忘れちゃいけないことなんじゃないかなって」
大森「すごいですね・・心打たれました」
藤澤「ね」
大森「友達は、そうだね、当たり前じゃないと思うけども、色んな人にというか、それぞれにそういう大事な人がいると素敵なことだなって風に思いますね。でもそれは全然当たり前のことではないと思います。でもそこに対して疑問を抱けたこの子がすごく素敵なことだと思います」
藤澤「はい」
大森「ありがとう!」
M. 我逢人 / Mrs. GREEN APPLE

大森「お届けしたのはMrs. GREEN APPLEで「我逢人」でした。素敵でしたねー」
藤澤「ねーーー。いやー、藤澤はみんなの今をめちゃくちゃ担当してますけど、とっても光栄だなと思います」
大森「ほんっとにそうですね」
藤澤「みんなのことが聞けて」
大森「ほんとにいいですよね。僕もすごく報われるというか色んな刺激になるので、みなさんもっともっと生徒、あなたが考えている考えをね、送って頂けると嬉しいです。ということで僕たちとはまた来週!この教室でお会いしましょう!超現代史の講師!ボーカル、大森元貴と!」
藤澤「キーボードの藤澤涼架でした!」
全員「以上!Mrs. GREEN APPLEでした!」

『ミセス先生が撮影した写ルンですギャラリー!!』



































聴取期限 2019年11月27日(水)PM 10:00 まで