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THE ONE 音楽界の偉人を毎週1人ピックアップ。アーティストの持つ世界をみつめます

2010年1月17日(日)
Burt Bacharach
「Raindrops Keep Fallin' On My Head」
B.J. Thomas
Raindrops Keep Fallin' On My Head / B.J. Thomas
1928年生まれのバート・バカラックは、今年で、82歳。
未だに、現役の音楽家として世界を飛び回って活動をしている彼は、ミズリー州カンンサス・シティ生まれ。小学生のころからピアノを学び、クラシック音楽を勉強した後、ジャズのビーバップに触れて、大学では音楽理論や作曲法を学びます。その後、朝鮮戦争で兵役につくものの、上官に気に入られ将校クラブでピアノを弾いていたというエピソードも残っています。兵役を終えた彼は、慰問先で出会った歌手のピアノ伴奏者として、プロとしての活動を開始。1956年には、ベスト・パートナーとなる作詞家のハル・デヴィッドと出会い、次々と曲を作っていきます。1950年代後半から、歌手であり、女優でもあったマレーネ・ディートリッヒの常任指揮者に抜擢され、彼女に紹介される形で、バカラックの知名度は上がっていきます。
そして1960年代に入ると、ホイットニーヒューストンの従姉妹でもある、ディオンヌ・ワーウィックをパートナーのハルと共に見い出し、彼女とは33曲ものヒット曲を飛ばし、彼の良き表現者となります。
また、映画やステージ音楽も手掛け、「アルフィー」「007/カジノ・ロワイヤル」など、歴史に残る名作を生み出し、そして、ついに、1969年、映画『明日に向かって撃て』で「雨にぬれても」が初のオスカーを受賞。
さらに、カーペンターズに提供した、この「遥かなる影」も全米NO.1となり、彼はヒット・メイカーとしての名前を不動のものへとしていきます。
「I Say a Little Prayer」
Aretha Franklin
I Say a Little Prayer / Aretha Franklin
多くのミュージシャンに影響を与えているバート・バカラック。
彼の作品は、多くのミュージシャンにカバーされ、さらに、若手クリエイターたちとのコラボレーションで、彼の曲作りは、日々進化しています。
そんな彼が2005年にリリースしたのが、28年ぶり!のソロ・アルバム「アット・ディス・タイム」。長年、ソロ・アルバムを制作しなかった彼の心を動かしたのは、イギリスのレコード会社の社長、ヘッド・ロブ・ストリンガーでした。
「今のバート・バカラックを表すものを作ってほしい。売れるアルバムではなく、いいアルバムを。」
過去のヒット曲を寄せ集めたものではなく、今の彼を表すもの、この言葉が彼の心を動かし、私たちの手元に28年ぶりというソロ・アルバムが届けられたのです。そこで、彼はこう言っています。
「今の自分の中にある考えや、人生を伝えたいという気持ちが芽生えたから、今回のアルバム名を「At This time』にしました。私の今、聴き手の今、子供たちの今。今、この地球上で起きていることを考えたら、いったい何を子どもたちの世代に残せるのか真剣に悩んでしまう。いったい彼らはどんな環境で生きていくことになるのだろう。そんな気持ちを箇条書きで表すのではなく、歌で伝えたかったんです」こんな気持ちが詰められたアルバム「At This Time」で、彼は新しいことにチャレンジしています。それは、作詞。
今の自分自身の気持ちを伝えるには、…自分で言葉を選び、音楽に乗せていく。さらに、初めてドラム・ループを使い、これまでの彼の作曲方法にはなかった新しいサウンドを生みだしました。
「Please Explain」
Burt Bacharach
Please Explain / Burt Bacharach
時代の先端を行くバート・バカラックの音楽。
音楽で人々に感動を与えてきた経験があるからこそ、今の時代に対しての疑問、怒り、喜びを音楽にして届けたい。音楽に全てを捧げてきた彼からの、あふれんばかりの想いが詰まったプレゼントなのです。
現在でも、精力的に活動しているバート・バカラック。80歳を迎えた2008年。グラミー賞で生涯功労賞を受賞し、その後は、世界各地をオーケストラとともに、めぐっています。
これまでに生み出した曲の数々、そして、時代が変わっても愛される永久的なメロディー。バート・バカラックが世界中に広めたラヴ・ソングの花は、今なお咲き続けているのです。
今夜は、バート・バカラックをピックアップしました。

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