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THE ONE 音楽界の偉人を毎週1人ピックアップ。アーティストの持つ世界をみつめます

2010年10月10日(日)
ERIC MARTIN
「Nothing But Love」
MR.BIG
Nothing But Love / MR.BIG
今から50年前の今日、1960年、NYに生まれたエリック・マーティン。
23歳でバンドとしてデビューし、その後はソロとしても活動をスタート。そして1989年。ベーシスト、ビリー・シーンと、ギタリストのポール・ギルバートと出逢い、「MR.BIG」がスタートします。1991年には、アコースティック・ナンバー「TO BE WITH YOU」が全米でNO1に輝き、彼らの代名詞となります。日本でも大ヒットしましたよね。揺るぎないテクニックと、ソウルフルなボーカル。彼らは、世界的なハードロックバンドとしての地位を固めていきます。
MR.BIG解散後、エリックはソロアルバムを次々とリリースし、2004年には、B’zの松本孝弘さんのソロ・プロジェクト「タカ・マツモト・グループ」のヴォーカリストとして活動。MR.BIGとしても立った、武道館でのライブを成功させています。そんな彼は2008年、応援し続けてくれる日本のファンのために、日本の女性アーティストをカバーしたアルバム「MR.VOCALIST」をリリース。日本における洋楽アルバムのデイリーチャートで1位を獲得。日本における彼の人気を、再び見せつけてくれました。翌年には、第2弾として「MR.VOCALIST2」をリリース。このカバーシリーズは、アメリカでもリリースされ、同じ年のクリスマスシーズンには、シリーズ3作目となるクリスマス・カバーアルバムもリリースしています。そして今年、ソロ活動25周年を記念し、ベスト・アルバム「LOVE IS ALIVE」リリースされたばかり。ヴォーカリストとして、様々な曲を歌う事に喜びを感じているというエリック。彼がMRヴォーカリストとして、歌への想いを浄化したきっかけとは、一体どんなものだったのでしょうか?
「PRIDE」
ERIC MARTIN
PRIDE / ERIC MARTIN
MRヴォーカリストと呼ばれるエリック・マーティン。MR.BIGとしてその名を知らしめた彼ですが、ヒット曲「TO BE WITH YOU」から、メンバーの間で方向性にずれが生じ、解散する頃には、お互い顔を見れない程になっていたといいます。ともにヒット曲を生んできたメンバーとの別れ。心を取り戻すための休息期間にどんどんファンが離れてしまい、自分のキャリアも終わってしまうのかと思っていた時。彼がヴォーカリストとしての自信を取り戻したのは、2004年の「タカ・マツモト・グループ」の活動にありました。MR.BIGを解散して、再び武道館のステージには立てないだろうと言われた彼が、松本さんのプロジェクトで武道館に立ち、「TO BE WITH YOU」を歌ったのです。
ヴォーカリストとして、歌い続ける事を決意したタイミングで、彼にはもうひとつの喜びが生まれました。それは、お子さんの誕生。
MR.BIGの頃、家庭より音楽を優先させていた彼は、最初の妻と破局していました。そしてMR.BIGを解散し、傷ついた彼に寄り添ってくれたのは現在の妻、デニース。彼女との生活で家庭の大切さに気づき、念願の子どもを授かることに。2004年に生まれてきたのは、双子の男の子でした。父親になれた喜びをかみしめながら、彼は、父親業に専念することを決意します。当時、ある大物バンドからオファーも来ていたそうですが、2度目の結婚で築いた家族との時間を大切にしたいと、音楽活動を休止。息子たちとの初めてのバースデーに、クリスマス・・・。初めて一人で立って歩く瞬間を見逃したくなかったんだそうです。
「Let's Get It Over With」
ERIC MARTIN
Let's Get It Over With / ERIC MARTIN
エリックが、父親になって変わった事、それは性格。今も音楽に対しては完璧主義ですが、昔ほど皮肉屋でもなく、穏やかになったとか。そのおかげで一時は、憎しみに近い感情もあったMR.BIGのメンバーに対して、今では、父親談義が出来るほどに、関係が修復したそうです。そんな愛しい息子たちが3歳になり、お父さんが仕事に行っているという事が理解できるようになって、再びレコーディングを始めたのでした。
愛する双子の息子さんも今では、6歳。父親が歌うプロモーション・ビデオを見て、大興奮するんだそうです。ヴォーカリストとしての父親を、誇りにも思ってくれているようです。家族のバックアップがあっての今のエリック・マーティン。彼の歌声は、何処までも響いていきそうな、そんな美しさがありますよね。喜びや悲しみを歌声で昇華するMR.ヴォーカリスト、エリック・マーティン。言葉の壁を乗り越えて、彼の想いは私たち日本人の心に響くのです。
今夜は、エリック・マーティンをピックアップしました。

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