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THE ONE 音楽界の偉人を毎週1人ピックアップ。アーティストの持つ世界をみつめます

2009年5月17日(日)
忌野清志郎
「ぼくの好きな先生」
RCサクセション
ぼくの好きな先生 / RCサクセション
忌野清志郎さんは、1951年、東京生まれ。15歳で、同級生とバンドを結成し、高校3年生の時に「宝くじは買わない」でデビュー。その高校の美術の先生を歌ったこの曲はRCサクセションのサードシングルとしてリリースされ、初めてのヒット曲となりました。バンド活動にのめり込み、遅刻や欠席が増えた清志郎さんに美術の先生はやさしく接し、じっくりと話を聞いてくれたそうです。
そんな先生と清志郎さんは、生涯に渡って親交を深め5月3日に都内で行われたお通夜には、先生の姿がありました。
そして、棺の中に眠る教え子に「十分がんばってきたんだ。ゆっくり休め」と、声をかけられたそうです。
「パパの歌」
忌野清志郎
パパの歌 / 忌野清志郎
清志郎さんの子煩悩は、自らの音楽活動だけにはとどまらず、長男竜平くんが一歳になった年に、CD付きの絵本「ぞうのババール」で、語りを担当。2002年には、せがわきりさんとの共作で、絵本「ブーアの森」を制作し、曲も発表。
さらに翌年にも、絵本「おとうさんの絵」を作られています。
そして、10年ほど前、吹雪の中、子供を助けに行ったお爺さんのニュースを知り、「オレもそんなおやじになりたい」と、足腰を鍛える為に、自転車に乗るようになったエピソードは、有名ですね。
子どもを愛した忌野清志郎さん。
ただ、一人の父としてだけでなく、子を持つすべてのパパを応援してくれる人でもありました。
働く人、パパの応援者だった忌野清志郎さんは、この「パパの歌」のほかにも、1980年の「ボスしけてるぜ」、1985年の「はたらく人々」、そして1994年の「サラリーマン」では、自ら工場などに出かけ取材して作られた歌でした。
「JUMP」
忌野清志郎
JUMP / 忌野清志郎
私達に勇気と愛を歌い続けてくれた清志郎さん。
私達に社会問題をユーモアたっぷりに提示し、誰もが幸せになってほしいと反戦を歌う清志郎さん。
母の遺品の中に、戦死した夫への想いや軍部への疑問を綴った日記を見つけたことで、反戦・社会批判のメッセージソングを歌うきっかけとなったと述べています。
そこには、家族を思う気持ちが歌となり、すべての人々をまるで家族のように愛したからこそ、熱いメッセージが込められていたのではないでしょうか?
今夜は、忌野清志郎さんをピックアップしました。

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