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THE ONE 音楽界の偉人を毎週1人ピックアップ。アーティストの持つ世界をみつめます

2009年10月11日(日)
スガ シカオ
「アシンメトリー」
スガ シカオ
アシンメトリー / スガ シカオ
今から、14年前の1995年。大学卒業後、就職して会社員として働いていたスガさん。現在の事務所に会うまでに作っていたオリジナルは5曲もなく、とあるオーディション企画に応募したデモ・テープをきっかけに、デビューのチャンスをつかみます。
ライブ活動の経験も乏しく、楽器についてもそれほど自信がない。しかし、彼の歌声に心をわしづかみされた事務所の社長の熱いアプローチで、契約を交わします。
デビューも決まらないまま、音楽以外での収入は、一切ない状態にしたいと、自ら4年半務めた会社を辞め、千葉の一軒家で曲作りの生活を始めます。退職した時の財産、100万円。そのうちの半分、50万円で録音機材を購入し、残りの貯金で生活をする日々。お金がかからないように地味に暮らしながらも、ひたすらオリジナル楽曲の制作に集中していた最中、父親が倒れてしまいます。
昼間は、父親の代理で営業に回り、深夜に帰宅した後、楽曲作りを続けるハードな生活。
ちょうどスガさんがデビューした1997年は、男性のソロアーティストがたくさん誕生した年でもありました。そんな状況もあり、レコード会社を11社めぐっても一向に契約は決まらず。1996年の中ごろ、やっとのことで1社から声がかかり、その半年後、「ヒットチャートをかけぬけろ」をリリースすることとなりました。
「夜空ノムコウ」
スガ シカオ
夜空ノムコウ / スガ シカオ
1998年1月、スマップに提供してミリオンセラーとなった曲。
「心をわしづかみにする声」。
スガさんのハスキーな歌声は、月のようだとおっしゃる所属事務所の代表。そんな、月のような声で歌われる世界観は、どこか日本文学のようです。
歌詞の行間に浮き沈みする、主人公たちの気持ち。まるで映画を見ているように、静かに動く風景の中でたたずんでいるのは、曲を聴く私たち一人一人。聞くだけで風景が目の前に現れる、そんな歌を多く歌っていらっしゃいます。
歌詞を書くときに、「わりと気負いを頼りに書いていく」とおっしゃるスガさん。スガさんの記憶にある匂いには、その時の不安や期待、焦りなどの記憶をとどめたものが多いそうです。
その記憶をたぐり寄せながら書く歌詞は、1行目ができれば、後はスーとでてくるそう。自分の中で自問自答していけば、勝手に詩がどんどんでてくる。考えると理屈っぽくなってしまうので、何も考えないで書くんだそうです。だからこそ、心の底に流れる、つかみどころのない気持ちを表現できるのかもしれません。
「Progress」
kokua
Progress / kokua
スガさんが中心となり結成したユニットkokuaのシングル「Progress」。
デビュー以来、突っ走ってきたスガさんは、2000年、喉を壊し、それをきっかけに、2001年を、ほぼ丸々休養にあてる予定でした。「レギュラーのラジオ以外は、スケジュールを一つも入れたくなかった」と当時のスガさんはおっしゃっています。
しかし、その年の夏、マキシシングル「八月のセレナーデ」をリリース。さらには、夏のイベントツアー、10月にはセルフカバーを含む5枚目のオリジナル・アルバムを発表します。
「休もうと思ったけど、休めない。やることがなくなって曲を作っていくうちに、成り行きでこうなった」結局休むことなく動き続けていく、完全燃焼型のスタイルです。
現在ツアー中のスガさん。今年の年末には、初めての海外LIVEを含む、「スガ シカオ ジャパン-UKツアー」が予定されています。
私たちの心の奥底にある思いを解き放つ、スガ シカオ・マジック
次はどんなマジックなのか、楽しみですね。
今夜は、スガ シカオをピックアップしました。

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