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2009年11月8日(日)
Bon Jovi
「Livin' on a Prayer」
Bon Jovi
デビューから25年。今なお日本で大きな人気を誇るBon Jovi。彼らのスタートは1984年でした。
当時、その美しいルックスで、映画の主役の候補にもなっていたというジョン・ボンジョビ。彼を売り出すべく、ジュリアード音楽院を卒業しているキーボードのデヴィッド・ブライアン、ベースのジョン・サッチにドラムのティコ、そして、ギターのリッチー・サンボラが集められバンドがスタートします。
当初、バンドのメンバーは、ジョンのバックバンドというはずでしたがバンドという形式にこだわるジョンによって、バンド「BON JOVI」としてアルバム「夜明けのランナウェイ」がリリースされ、彗星のごとくアメリカ音楽市場に登場します。
ハード・ロックというジャンルでありながらも、メンバー全員が、リード・ヴォーカルを取れるというBon Joviは、そのコーラス・ワークと、ポップで哀愁も漂うメロディーが人々の心をつかみ、一気にスターダムを上り始めます。
「Tokyo Road」
Bon Jovi
毎年一枚のペースでアルバムをリリースし、彼ららしいサウンドを確立していくBon Jovi。
1986年にリリースした3rdアルバム「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」では夢にまで見たアルバム・チャート1位を獲得。このアルバムは、売れに売れ、当時のハード・ロック・バンドとして、レッド・ツェッペリンの記録を抜く、全米アルバム・チャート8週連続1位という記録を樹立。アメリカだけでも、800万枚、全世界で1800万枚のセールスとなっています。
このビッグヒットを手にして、彼らは、かつての自分たちと同じ境遇の新人バンド発掘、さらにチャリティー活動として、スペシャル・オリンピックをはじめとする各種の支援を、精力的にはじめていきます。
80年代を代表するビッグ・バンドとなったBon Jovi。走り続けてきた彼らは、つかの間も休息をとりますが、その間も、ジョンとギターのリッチーは、ソロアルバムを制作。そんな彼らを見て、世間では「解散」という噂が飛びかうようになってしまいます。
本人たちもまさかと疑う噂に翻弄され、危ない空気が漂う中、彼らの気持ちを改めてBon Joviとして目覚めさせてくれたのが、ここ日本での熱いライブだったのです。
「We Weren't Born to Follow」
Bon Jovi
解散の危機を乗り越え、バンドの絆を改めて確信し、それまで走り続けてきた活動内容を見直し、自分たちの生活も大切にしながら、再び歩きはじめます。
1993年のベスト盤、それぞれのソロ活動、そして、コンスタントにリリースされるオリジナル・アルバムでは、厳しい世界状況の中、人々に勇気を与える曲を世に送り出し、Bon Joviらしいサウンドで私たちにエールを送ってくれています。
そんな彼らは一昨年、25周年に向けてワールド・ツアーをスタート。去年の1月には来日公演を果たし、その元気な姿を私たちに印象づけけてくれました。さらに、その後スタートした全米ツアーでは、ニューヨーク、セントラル・パークで6万人を集めるフリー・コンサートを成功させ、延べ215万人を動員したツアーに幕を閉じました。
そして、デビュー25周年を迎えた今年。ニューヨークの「トライベッカ映画祭」にBon Joviのドキュメンタリー映画「ホエン・ウィ・ワー・ビューティフル」を出品、そして、ついに先週、11作目となるオリジナル・アルバム「ザ・サークル」をリリースしました。
さて、本来、グレイテスト・ヒッツとなるはずだった今回のアルバム作り。その過程で、世界情勢の大きな動きなどを目前にして、曲のアイディアが山ほど湧いてきたそうです。家族や仲間たちと力をあわせて、自分たちの生活を見つめなおす中、いろいろな人々に対して壮大なアンセムを送りたいと思い本来のBon Joviらしいサウンドをさらに前進・進化させ、作り上げた作品なのだそうです。
今回のアルバム・ジャケットは、夢に見たものを再現したというBon Jovi。25年という年月を経て、再び初心に戻った彼らの今後から目が離せませんね。
今夜は、ボン・ジョビをピックアップしました。
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