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THE ONE 音楽界の偉人を毎週1人ピックアップ。アーティストの持つ世界をみつめます

2009年12月13日(日)
Mr.Children
「and i love you」
Mr.Children
and i love you / Mr.Children
1991年7月。東京、渋谷のライブハウス「La.mama」。
ここで当時、過去最高のファン数を動員したバンド。それが、「ミスター・チルドレン」でした。
それまで、「ザ・ウォールズ」という名前で活動していた彼らですが、プロを目指し、一瞬で消えていくバンドにはならないためにも、メロディを大切にし、さらに、これまでになかったような新しい音楽を目指そうとバンド名を変え、プロデビューを目指して、着実に足元を固めていったのです。
1992年。ミニ・アルバム「EVERYTHING」で、デビュー。翌年、1993年にリリースされた4枚目のシングル「CROSS ROAD」が100万枚を超える爆発的なヒットとなり、ここからミスチルの快進撃が始まります。24歳にして、新しいロック・グループとしてのトップに立った彼らは、続いてレコード大賞を獲得するシングル『イノセント・ワールド』をリリース。等身大の自分をさらけ出したこの曲は再びNO.1を獲得しました。
2曲続けてのトップを獲得するという結果をヴォーカルの桜井和寿さんは、「自分たちの音楽がファンにとって本当に評価された証しだと思うと、涙が出るほどうれしかった」と、当時を振り返って語っています。
「タガタメ」
Mr.Children
タガタメ / Mr.Children
デビューしてから17年。
ミリオンセラーを確実に飛ばすモンスター・バンドへと成長した「ミスター・チルドレン」。
メンバーが全員男性であり、中心人物である桜井さんの素敵な笑顔に、ファンの中心は女性かと思われていますが、実は、6割近くが男性のファンなんだそうです。
その人気の秘密は、どこにあるのでしょうか?ある音楽ディレクターは、こう分析しています。
「自分の好き勝手に音楽を作るのではなく、みんなが楽しめるロックを目指しているバンド」。そう、同じ時代を生きている者同士、その時代の空気感を取り入れ、素直に自分の心にある喜びや葛藤を言葉にしていく。多くの人たちと共感していきたい。そんな優しい気持ちが歌となり、空気を震わす事で、聞く者の心へ響く曲となっているのです。
己の憂い、己の鼓舞、そして、未来ある子どもたちへの想い。誰もが持つ揺れ動く感情を裸の言葉で紡ぐことで、私たちの毎日にそっと寄り添う歌となっているのではないでしょうか?
「fanfare」
Mr.Children
fanfare / Mr.Children
世界的な不況に音楽メディアの進化と、揺れ動く時代を生き続けてきたミスター・チルドレン。
ミリオンセラーを放ち続ける彼ら自身も、決して安泰な時代を生きてきたわけではありません。
1997年、そして2002年の二度、活動停止を体験しています。そこには、様々な噂や憶測が飛び交いましたが、その後、不死鳥のように復活し、見事ともいえるミリオンセラーを次々と記録していきます。そんな彼らが今、目指す音楽とは一体どんなものなのでしょうか?
2007年のアルバム「HOME」での全国ツアーで、ヴォーカル、桜井和寿さんが感じたもの。それは、観客とのつながりでした。
「決して人の人生についての歌なんて歌っていない。僕は僕なりの人生についての歌を作っていて、でも、それと聞く人の人生とがすごく重なったりするじゃないですか。それは、直接会って話すよりも、強い結びつきができたりする。だから、自分にできることってそういうことだと思うんです」そう語って、できたアルバムが去年の年末にリリースされた「スーパーマーケット・ファンタジー」でした。
また桜井さんは、次のようにも語っています。
「ステージから見たお客さんの顔がすごく自分のイメージの中にあって、だから最近は、そこにめがけて歌を作っているような気がするんです。本当にもう、にっちもさっちもいかない現実の中で必死になっている人たちが、この音楽を聞いたことで少し元気が出るような、そういうものを死ぬ気で作ろうと思っています。」
昨日から公開になった映画「ワン・ピース・フィルム・ストロング・ワールド」の主題歌にもなっている「FANFARE」。現在、ドームツアー真っ最中の彼らですが、今夜は、名古屋でライブが行われています。このツアー、27日まで続きますが、追加公演でクリスマス・イブの夜に東京ドームでのライブが決定しています。
聴く人それぞれの毎日によりそう、ミスター・チルドレンの歌。あなたは、今の季節、彼らのどんな曲が聞きたくなるのでしょうか。
今夜は、ミスター・チルドレンをピックアップしました。

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