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THE ONE 音楽界の偉人を毎週1人ピックアップ。アーティストの持つ世界をみつめます

2010年2月7日(日)
B'z
「今夜月の見える丘に」
B'z
今夜月の見える丘に / B'z
1988年。当時、「イカ天」など、バンドブームが盛り上がる中、ボーカルとギターというユニットでデビューしたB'z。TMネットワークなどのサポートを中心に活動していたギターの松本孝弘さんが自分のバンドをスタートさせるべく、オーディションを重ねて見つけ出したのが稲葉浩志さんでした。
それまで、松本さんは、何人かのボーカリストとデモテープを制作。しかし、ことごとく失敗に終わっていただけに、焦る気持ち、そして、次に出会うヴォーカルがいい人であることを願いつつ、初めて稲葉さんと対面します。好きな音楽の話などすることもなく、数日後にはスタジオ。『何が歌える?』からスタートしたセッションでは、ビートルズの「レット・イット・ビー」と「オー・ダーリン」を歌い、そのまま、デモテープ作りへとなだれ込んでいったそうです。
一度も「一緒にバンドをやろう」という言葉など無しで進められていく作業。プロとしてデビューするために、松本さんが曲を書き、稲葉さんが歌詞をつける。今と変わらない作業がこの時からスタートし、不安を感じる時間もないまま、出会ってからなんと、4か月でデビュー。言葉には出さないものの、松本さんには稲葉さんが持つ才能への信頼があったのです。
「裸足の女神」
B'z
裸足の女神 / B'z
スピード・デビューであったにも関わらず、セッション・ミュージシャンとして、様々な現場を経験してきた松本さんには他のアーティストとの差別化を図るためのこだわりが明確にありました。
お世話になったTMネットワークから学んだ、変則的なメンバーで作られるバンド。そして、ある程度オリジナルの曲ができるまでライヴはやらない。当時のバンドがデビューする時にたどってきた道とは違う道をあえて選び、それまでのキャリアもビジョンも全く異なった二人だからこそ出来た曲たちは、次々とモンスター級のヒットへと成長していったのです。
デビューしてから22年。これまでにリリースしてきたアルバムは、全部で17枚。シングルにいたっては、去年リリースされた「MY LOVE TOWN」で通算47枚目、43作連続の首位獲得という、まさに驚異的な記録を作り続けています。松本さんの作るハードロックなサウンドに、金属的なヴォイスの稲葉さん。稲葉さんの書く、どことなく愁いと切なさを乗せた歌詞が、男女問わず聞く者の心をとらえ、今では日本を代表するミュージシャンです。
「Ocean」
B'z
Ocean / B'z
B'zとしてデビューするまでは、日本語で歌詞を書いたことがなかったという稲葉さん。当初は、自分で選んだ言葉を唄うことが恥ずかしかったそうです。稲葉さんの書く歌詞は、とてもハードロックに乗っているとは思えないやさしくも情けない男の心情が描かれています。雑誌の対談で、「ハードな音に小市民的な歌詞を載せたから売れたんじゃないか」と語っていますが、学生時代は優等生だったという稲葉さんが、不良性が魅力になるロックという世界に身をおくことで、逆にある種の劣等感を感じ、そこから生まれる弱さや優さを隠さずに歌うことが、ここまで私たちを引きつける魅力を生んでいるのかも知れません。そんな彼らだからこそ、ライブでは紳士的な発言が多く、最高のエンターテイメントを楽しんでもらおうと毎回、全力でオーディエンスにぶつかっていきます。海外であろうと、日本のドームであろうと、街の小さなクラブであろうと、熱いライブを約束してくれるのです。
現在、全国ツアー真っ最中のB'z。デビューして22年というキャリアと共に科せられるプレッシャーに、果敢に挑戦しています。この姿勢は、デビュー当時から一貫して変わらない彼らのスタイルであり、その姿を見ることで、オーディエンスは、勇気をもらい、さらにB'zとの絆を深めていくのかもしれません。どんな時も果敢に挑戦し、強さと優しさを私たちに教えてくれるB'z。
彼らが連れて行ってくれる未来は、とても力強く、そして優しいものになることでしょう。
今夜は、B'zをピックアップしました。

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