スペシャルゲスト!『ダルちゃん』はるな檸檬先生が登場!
今回は『ダルちゃん』から、漫画家のはるな檸檬先生が登場!
先日ゲストにお越しくださった、フルーツポンチ・村上さんがおすすめの漫画として紹介した、大絶賛の漫画!
スライムのような形状をしたダルダル星人の主人公・ダルちゃんの設定やストーリーのキッカケを伺いました。
もともと、資生堂「ウェブ花椿」で連載していた作品。20代前半くらいの人に向けた作品を載せたいというオーダーがあり制作。学生から急にリクルートスーツを着て就活をしていることや、先生自身も銀座で派遣OLをしていた経験があり、外では無理したり、家ではダルダル星人になってしまうといった、本音と建前のような部分を描きたいと思ったそう。
「1冊は言えよう、もう一冊はプレゼントしたいから2冊買った」と言っていたフルーツポンチ・村上さん。先生は、インスタで紹介しているのを人づてに聞いて知っていた中、街で見かけた時がアップルストアなど話しかけづらい場所で、まだ感謝は伝えられていないというエピソードが!
そして、ダルちゃんが、詩を書き始める事で変化していくという部分では、そもそも連載前から「花椿」で詩を公募する連載があり、先生自身も詩が好きというのもあり入れることに。その中で、狩野さんがグッと来たシーンが、ダルちゃんが好きな人から詩を辞めてくれないかと言われて辞める決断をした部分。コンプレックスや、プライベートが外に出ることを家族などが嫌がる人、外に出てもしょうがないと思う人、2つに分かれることや、最近漫画界にも同じことがあるそうで、個人の気持ちが重要視される葛藤があるというお話も。
デビュー作「ZUCCA×ZUCA」からカラーで書いていたこともあり、今作もフルカラー作品に!
そして、倉持さんが気になっていた、はるな檸檬先生の東村アキコ先生のアシスタントをされていたことについて!「ひまわりっ 〜健一レジェンド〜」時代を担当。美術系の大学に行くために高校生の頃、絵画教室に習いに行っていた時に、非常勤講師としてOGの東村先生が来られていたことがキッカケに。イラストレーターになるために無計画に東京の大学に来てしまった時に、当てがない相談をした時に「とりあえずアシスタントをやれ」といった流れで、お世話になっていたことが!締め切りが週2回あるなど修羅場of修羅場だった現場は、産後1ヶ月で週刊連載復帰されたなど、極限すぎて「こうはなれない」と実感・・・!常にオムツを変える、洗濯をするなど、いろんなスキルが上がったそう!
最後に、現在進行中のまんが原案企画のアドバイスをいただきました!ストーリー作りについて、「ダルちゃん」が初めてのストーリーだったのでわからない時にいろんな先生に聞き回っていたところ、萩尾望都先生は「違和感を感じた時に描きます」とおっしゃられていたお話を教えていただきました!
現在、連載中のはるな檸檬先生の新作「ファッション!!」も配信中です!
はるな檸檬先生、ありがとうございました!
「1巻感想文」
今回、「ニラメッコ」を取り上げました。
感想文、メッセージが採用された方には、3,000円相当の「まんが王国クーポン」をプレゼント!
次回は、課題漫画「楠木さんは高校デビューに失敗している」を紹介します!
コーナーへのメッセージは、番組HPからお送りください!
ダルちゃん/ はるな檸檬
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。 ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。 ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。 誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。 資生堂のウェブ花椿にて2017年10月〜2018年10月に連載されていた本作。連載時より「しんどいけれど、読む手がとまらない」「ダルちゃんは、私だ」と大反響の声が集まった傑作コミックを、フルカラーで単行本化。 孤独への強烈な自覚のある人物が創作に目覚める過程を通じて、自身の「ほんとうの言葉」を獲得していく姿は、圧巻です。くるおしいほどの切実さが胸に迫る傑作コミック。
スペシャルゲスト!『かげきしょうじょ!!』斉木久美子先生が登場!
漫画『かげきしょうじょ!!』斉木久美子先生が登場!
ジャンプ界で連載していたところ、休載になったことから現在「メロディ」で連載中!成年誌からし女性誌に移行するという珍しい作品!
子供の頃から少年漫画が好きだったという先生ならではの、スポコン感もある話に!
少女歌劇団「紅華歌劇団」を舞台に、10代の歌劇少女たちが、未来のスターを目指して奮闘する姿を描いています。
最初は、編集者さんからのリクエストでテーマ歌劇団に決定。元々、先生の最初に読んだ漫画が「ベルサイユのばら」という経験もある中、偶然が重なり手がけるそこから、現在進行中の漫画原作プロジェクトのアドバイスを頂きました。
描きたい構想と、編集からの意見について、基本的にはNOは言うのは難しいそう、、、。先生は自分の意思で話が崩れないように積み上げていくタイプと、分析!
舞台化もした「かげきしょうじょ!」に出演されていた青山さんが、なんと!狩野さんが出演する舞台「ナビレラ」にも出演することが決定!
物語と作画のこだわりについてでは、男性にも読んでもらおうという部分では、まず知ってもらおうという目的から、主人公はあまり知らない状態で読者と学んでいく設定に。裏方の仕事からも見せる手法で、スピンオフを描き始めてから演者の他にも色んな方の苦労を見せていけたらとなっていったそう。また、作画の中で気をつけている部分として、舞台のシーンでとにかく盛る、輝かせる事に努力されているそう!証明が当たる部分を考え影を強く入れたり、人から発せられるキラキラ感を出すために力を入れているとお話していただきました。そして個性あるキャラ作りでは、影のあるキャラや部分を見せることでキャラそれぞれを立たせる工夫も!
斉木久美子先生、ありがとうございました!
【 狩野&倉持×まんが王国 まんがプロジェクト!第4弾! 】
会議が進む中、乗って楽しくなり、壮大な物語に!?
面白いものができるかなと、期待膨らむ近況報告をしていただきました!
そして、狩野さんのYouTubeチャンネルでもまんがプロジェクトを発表!
今後の展開もお楽しみに!
コーナーへのメッセージは、番組HPからお送りください!
かげきしょうじょ!! / 斉木久美子
「渡辺さらさ、オスカル様になります!」大正時代に創設され、未婚の女性だけで構成された『紅華歌劇団』。その音楽学校に入学した少女たちの青春が、幕を開ける──! 予科生の授業が講義ばかりで辟易としているさらさ達は、実習をしたいと講師に申し出て…? さらさの音楽学校の合格発表&入学当初からの物語を知りたい方は、前日譚となる「かげきしょうじょ!! シーズンゼロ」上・下巻をお読みください。
スペシャルゲスト!漫画家・浅野いにお先生が登場!
今回は、漫画界のトップランナー!浅野いにお先生が登場!
『ソラニン』『おやすみプンプン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』など話題の作品を多数出版!
メディア出演は少ないそうですが、先日「酒のツマミになる話」にご出演したことも話題に!
現在公開中の映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』!漫画家によって関わる割合を選択できるそうなのですが、一度乗りかかった船ということもあり、アフレコやポスターのデザインなど確認されていたそうです…!
続いては、狩野さんも好きで何度も見たという映画『ソラニン』の実写化について。これだけはやめてほしいという要望は聞くということで、バンドマンの内容なので本人が弾いてほしいとお願いされたそうです。元々バンドをされていたり、実際のバンドマンがキャスティングされており、これは”運”の要素あるそうで、先生はキャスティング運が強いそう…!
そして、タイトルと音楽にまつわる衝撃の裏話が!先生自身も元々「ASIAN KUNG-FU GENERATION」が好きで、大学生の時に付き合っていた彼女から「次のアルバムが『ソラニン』というタイトルらしいよ」と教えてもらい、いいタイトルだなと思っていたら実際のタイトルは『ソルファ』で、彼女の勘違いだった!?
漫画のタイトルにしたところ、主題歌がアジカンに!このエピソードを特に話していなかったにも関わらず決定という奇跡のような巡り合わせ!
後半は、最新作「MUJINA IN TO THE DEEP」について伺いました!ネームを書き出す直前までは中年の哀愁の地味な話をする予定のところ、パッと閃いてバイオレンスアクション作品に!
今回、背景は全て3Dを取り入れて制作!実際の写真をPC上で加工することに限界を感じ、ゲームでいうオープンワールドを自前で作ることで、カメラアングルも自由度が高い状態、作業の効率化に!前作の連載後、半年間 漫画を書かずにすっと背景を作られていたそう。将来的に、メタバースの世界などで先生の作った街の中に入ることができたり、漫画家同士が共有して同じ世界で別の作品ができるという新たな手法も可能になるというお話も!
今後のストーリーは、SNSでの考察で当たることもありそうですが、あらすじはこだわらず、当たり前みたいなストーリーをどう演出するのかが大切にされているそうです!
最後に、現在進行中の「まんが原案企画」のアドバイスをいただきました。
先生は原案を考える上では、煮詰まらないタイプ…!プロット書く時のセオリーとして「ドラえもんフォーマット」を伝授!3年奇面組など、役割が被らず、読者の認識ができる人数の5人がバランスがいいんだそう!
浅野いにお先生、ありがとうございました!
「1巻感想文」
今回、「三郷さんは甘すぎ上司にちょっとキビしい」を取り上げました。
感想文、メッセージが採用された方には、3,000円相当の「まんが王国クーポン」をプレゼント!
次回は、課題漫画「ニラメッコ」を紹介します!
コーナーへのメッセージは、番組HPからお送りください!
MUJINA INTO THE DEEP / 浅野いにお
浅野いにおが放つ衝動…衝撃最新作! マンガは次の”領域”に突入する──トップランナー・浅野いにおの最新作!何気ない日常の中、刀を背に空を翔び、人を殺める「ムジナ」の実体とは…?人間とは、社会とは、人権とは、そして幸せとは…気づけば己に問われる全く新たな衝撃作!
