みらい図鑑

VOL.213「通園通学帽子」

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小学生の黄色い帽子。
懐かしく思い出される方も多いかもしれませんね。

岐阜県岐阜市にある「河田製帽」は、帽子を作り続けて100年以上。
市内の学童帽子の、およそ9割のシェアを誇る老舗です。

黄色だけではなく、赤や青、
あるいは、制服と同じ生地を使った帽子製作を手掛けるなど、
それぞれのリクエストにあわせて、ひとつひとつ手作業で縫い上げていきます。

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帽子特有の曲線をきれいに出すのは、洋服の仕立てよりも難しく、
その縫製技術は、とても高度な技だと言われています。

子どもたちの帽子を作り続けて55年の大ベテラン、
帽子職人の牧野正江(まきの・まさえ)さんに伺いました。

「仕事、ひとつひとつがすごく細かいし、丸みを帯びてるし、
縫うところも短いから、入ってすぐは難しいと思います。直線縫いが無いですから。」

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生地の裁断から仕上げに至るまで、全ての工程を自社で行う「河田製帽」。

様々な作業を経て、1つの帽子が出来上がるのですが、
どの作業も重要で、そこに関わる職人は気を抜くことができません。

牧野さん自身も、生地の継ぎ目に数ミリのずれも許さないといいます。

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「50年経っても、気持ちは初めての頃と変わらないですね。
ひとつひとつ丁寧に作ることですね、やっぱり。
今日は綺麗にできるように、今日は綺麗に出来るように、という願いを込めて、
毎日、朝、来ています。
スクールバスを見かけると、中に子供さんがいるでしょ。
それを見ると、“ああ、被ってくださっている、ありがとう”っていう気持ち。
それなんです。」

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55年経っても、「モノヅクリに挑む気持ちは、初めての日と同じ」、と話す牧野さん。
妥協のない丁寧な仕事と愛情が、子どもたちの笑顔をつくっているんですね。

VOL.212「瀬戸田のエコレモン」

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今回の主役は、「国産レモン」です。

レモンの生産量日本一は、広島県。
中でも、「レモンの島」と呼ばれているのが、
瀬戸内海に浮かぶ、瀬戸田町・生口島(いくちじま)。

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安価な輸入物のレモンに対抗するためには、どうすれば良いか?

地域をあげて取り組んだのは、
環境ホルモンに疑いのある農薬を、一切使わずに育てることでした。

そうやって生まれたのが、
広島県・瀬戸田町の“皮ごと食べられる”「エコレモン」です。

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生口島で、三代にわたり、レモンをはじめ13種以上の柑橘栽培を手掛ける、
指導農業士の原田悟(はらだ・さとる)さんにうかがいました。

「レモンというのは、もともと、暖かいところで、風が当たらないようなところ、
そして、寒さが来ないところ、この3つが条件だと思います。
ここは、しまなみ街道の中の真ん中の島になるんですが、
地中海と同じような気候になるんですよね。瀬戸田だから出来ることがあると思います。」

年間平均気温が15.5℃という暖かい気候と、水はけの良い土壌、
そして、年間の降水量が少ない瀬戸田。

そんな島の環境と生産者の皆さんの努力が、おいしいレモンを育んでいます。

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ハート型のレモンや、星型のレモンなど、見た目にインパクトのあるレモンもつくり、
全国のレストランやカフェから好評を得ているという原田さん。

レモンの品質向上はもちろん、付加価値をつけるための新たな挑戦で、
その可能性を広げています。

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「“瀬戸田のレモンはコクがある”と言われるんですね。
甘味があるから美味しい、と。
これからも、地域が見えるレモン作りがしたいし、
地域にみなさまにも来ていただければ良さがわかると思います。
ぜひ、お越しください!」

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酸味もありながら、みかん並の糖度を誇る瀬戸田の「エコレモン」。

オススメの食べ方は、
皮ごと輪切りにして香り付けをする「レモン鍋」だそうですよ。
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