みらい図鑑

VOL.159「大阪府 こどもミュージアムプロジェクト」

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トラックをキャンバスに見立てて、
子どもたちの絵とメッセージでラッピングする「こどもミュージアムトラック」を走らせることで、
この世界から、危険運転や交通事故をなくしたい。

あるトラックドライバーの願いから生まれた車が今、全国を走っています。
この取り組みを始めたのは、大阪府高槻市にある運送会社「宮田運輸」。
取り組みの名前は、「こどもミュージアムプロジェクト」です。

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時間がなくてイライラしたり、疲れていたり、、、
ほんの少しの気の迷いが大きな事故に。

運送会社は様々な手段で、日々、安全への取り組みをしていますが、
劇的な事故防止にはなかなかつながらないといいます。

そんなとき、一人の運転士がダッシュボードに、
自分の子供が描いた安全運転を願うメッセージと絵を飾っていました。

このメッセージをポスターにしてトラックにラッピングすれば、交通事故を減らせるかも知れない。。
そんな思いから「こどもミュージアムトラック」が誕生したのです。

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プロジェクトの発起人、
「宮田運輸」の代表 宮田博文(みやた・ひろふみ)さんに伺いました。

「トラックのドライバー、ラッピングしているドライバーに聞くと、あおられなくなった、と。
高速を走っていると、トラックを見たご夫婦が追い抜くときに、
満面の笑みで手を降ってくれていたり、
サービスエリアに止まると、“写真を撮っていいですか?”と声をかけられたり。」

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スタートした5年前はたった数台でしたが、
賛同する輪はどんどん広がり、いまでは、運送メーカーを中心に107の会社が協力して、
日本全国、400台のミュージアムトラックが走っています。

「こどもミュージアムトラック」には、
運転士も、走っている車を見かけた人も、笑顔にするチカラがあるといいます。
心にゆとりがうまれることで、優しくなれる。
それが事故防止につながる、と宮田さんは言います。

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「仕事の中身は変わらないんですが、たった1枚の子供の絵やメッセージをラッピングすると、
走り方が変わります。
働き方が大きく変わります。
これをぼくたちは世界に発信していきたいと思っています。」

事故のない世界を作りたい。
宮田さんの想いから生まれたミュージアムトラックは、
すでに、日本を飛び出して海外へ広がっています。

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