みらい図鑑

VOL.235「金魚真珠」

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海が育む宝石「真珠」。

一般的には、アコヤ貝という二枚貝を母貝に育成されることで知られている養殖真珠ですが、
世界で初めて真珠の養殖に成功したのは、三重県・伊勢志摩。

日本が世界に誇る、真珠の産地です。

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真珠の宝石としての価値は、
形がラウンド(真円)に近いものほど高いとされていますが、
ラウンド以外にもいろんな形があり、個性的な形を楽しめるのも真珠ならでは。

伊勢志摩にあるパールジュエリーブランド「SEVEN THREE.」では、
真珠の球体に、ニョロっとした尾びれのような、とっきが付いているものを、
「金魚真珠」と命名。
ジュエリーに加工して販売しています。

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「SEVEN THREE.」のディレクター、尾崎ななみさんのお話です。

「貝の中で育って、そこから誕生したそのままの形なので、
真珠って、白くて丸いものが一番という考えはおかしいんじゃないかって、
ずっと思っていたんです。

おじいちゃんが真珠の養殖をしていたので、いろんな真珠を見ていました。
この、いびつな形をしたものも、同じように、長年、海で育って誕生してきたのに、
この子たちにスポットを当てられていないのが残念だったっていう、
ほんとに素直な思いだったんです。」

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できあがるまでに、3年から4年と、長い時間がかかる真珠。
ですが、育てた貝をいざ開いてみると、
綺麗なラウンド形になっているのは、全体の2割程度だといいます。

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「ひとつひとつに個性があって、そのどれもが美しいことを伝えていきたい」
と語る、尾崎さん。
規格外真珠の新たな価値を見出そうと取り組んでいます。

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真珠自体、作れる場所が限られていて、
日本でも数カ所しかないそのうちのひとつが、伊勢志摩。

「金魚真珠」が、伝統技術を知るきっかけとなり、
そこから、真珠の文化を応援する人が増えるといいですね。