みらい図鑑

VOL.249「いちょうの木のこどもまな板」

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古くから木工業が盛んな岐阜県。

ここに、子ども用のまな板を作っている会社があります。
くらしの様々な道具を木で作るブランド、「ウッドペッカー」。

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使っている素材は、イチョウの木。

やわらかい、というイチョウの木ならではの特性を最大限に活かした「こどもまな板」、
弾力があり、刃当たりがやさしいので、
子どもの手にかかる負担が少ないのが特徴です。

そして、まな板の表面には、可愛いイラストと目盛りがついていて、
利き手がどちらでも使える、ユニバーサルデザインになっています。

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「ウッドペッカー」の代表、福井賢治さんにお話を伺いました。

「昔から板前さんとか料理人は、包丁に対して、包丁が刃こぼれしないように、
また、刃あたりが良いように、硬い木よりやわらかい木を選んでいたので、
お母さんや板前さんと一緒ですよね。

やわらかい木で切った時の感触もいいし、
料理をするのって楽しいよね、っていう思いを持ってもらいたいなと。
あえて、子ども用という名前をつけて、目盛りもつけました。」

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まな板という道具になったとき、
切りやすいだけではなく、あたたかい手触りや、白く美しい木の肌、
すがすがしい香りが感じられるのも、イチョウの木の魅力です。

「木という存在って、ぬくもりとか、年輪とか、
一枚として同じ柄がない木目の面白さに惹かれる方もいるのかなと思います。

このまな板は、メンテナンスをすれば長く使えます。
包丁の切り跡などは、
表面をカンナで削ってメンテナンスすることができるんですね。」

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「継続して長く使えることを感じてもらうことと同時に、
木という存在自体、植え続けて、伐採して、乾燥させれば常に木材なので、
循環している素材なんです。」

日本は、森が豊かな国。
長く使える知恵をみんなで共有し、
温かい循環が生活の中に取り入れられていくと、
クラフト製品が木であることに意味が生まれる、と福井さんは語ります。

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素材からデザイン、使いやすさ、そして安全性にまでとことんこだわった、
「いちょうの木のこどもまな板」。

やわらかい木の板に包丁が当たる、トントントン、、という音こそが食育になり、
木についての理解を深める、“木育”にもなっているんですね。

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