みらい図鑑

VOL.339「フロートライフリュック」

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水の事故から命を守るリュックサック、「フロートライフリュック」。

急な水害に襲われた際、このリュックを抱えるだけで、
ライフジャケットのように水に浮く、という仕組みです。

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生地の素材には、
回収されたペットボトルの“再生ポリエステル”を採用。

国土交通省が、ライフジャケットに求める基準の4倍以上の耐久性があり、
強力な紫外線や水に長時間さらされても、2倍以上の強度を保ちます。

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「フロートライフリュック」を開発した会社、
「サイボウデジタル」の代表・奥村祥国(おくむら・よしくに)さんにお話を伺いました。

「東洋物産という、ライフジャケットをつくっている日本のパイオニアの会社があるんですが、
ここにお願いして作っていただいている、
本物のライフジャケットがそのままリュックになった、
そんなイメージのアイテムです。」

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とことん追求した強度。
ですが、こだわったのは、機能性だけでなく、その見た目にもあるといいます。

いつも使いたいリュックでなければ、もしものとき、側にいられない。

そんな想いから、 色はシンプルなモノトーンで、
シーンを選ばず普段使いしやすいデザインを採用。

さらに、サイドポケットや外ポケット、クッション性に優れた内側背面のラップトップポケットなど、
様々な工夫が施されていて、
通勤やアウトドアなどにも活躍しそうなアイテムに仕上がっています。

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「東洋物産は日本の企業で、工場も日本にあります。
つまり、MADE IN JAPANで作りました。

私の実感として、背負っているだけで安心感があるんですね。
一人でも多くの方にそういう想いを感じていただいて、
安心できる一つのアイテムとして使っていただきたいです。」

いつも使っているお気に入りのリュックが、もしもの時には水に浮いてくれる。
そんなイメージで選んでもらえたら嬉しい、と奥村さんは語ります。

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型抜きから縫製まで、
熟練の職人さんたちの確かな手仕事から生まれた「フロートライフリュック」。

普段使いするからこそ備えられる、“万が一”のプロダクトです。