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雲 雲 雲 木 人々 街並み
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REPORT

第138回 6月7日「歯ブラシ」前編
2026.06.07
いつから人間は、歯を磨いていたのでしょうか?
いま地上に存在する唯一の人類、私たちホモ・サピエンスは、
20万年前頃、アフリカで出現しましたが
それ以前から人類は、口の中の健康に悩んでいたようです。

例えば、ザンビアで発見された、30万年前の
ホモ・ハイデルベルゲンシスという人類の化石からは虫歯が見つかっています。

そして、古今東西を問わず、虫歯は痛いもの。
太古の人類も予防や対処をした痕跡が残っています。

使っていたのは「木」。
古代人類の化石には、歯に縦の溝が見られるものがあり
楊枝のようなもので食べかすを取り、痛いところを強く擦ったと跡だと考えられます。

15万年前から5万年前のネアンデルタール人は、
歯の痛みを和らげるため、楊枝にする植物の種類を考えていたという論文もあります。
本当なら、既に立派な予防です。

つい先日には、石器で虫歯を治療したと見られる
5万9千年前のネアンデルタール人の化石発見!という研究発表もありました。

さて、時は流れて紀元前5世紀。
仏教の開祖ブッダが、弟子たちの口臭が気になり、口内を清潔にするよう説いたとされます。
細い棒の先端を、噛んで房状にした歯木で歯を磨き、舌を掃除し、口をゆすぐことを勧めました。

この習慣は、西遊記に登場する三蔵法師のモデルになった僧侶
インドで修行した玄奘三蔵によって中国にも伝えられます。

歯ブラシの起源には諸説ありますが
1つが、その後の10世紀頃の中国・宋で生まれたという説。

それまでの歯磨きは、指や木の枝を使っていましたが、
牛の角や骨の柄に馬や豚などの毛をつけた道具が考案されたのです。

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